出力・看板用語集
出力
3Mグラフィックスフィルムの一種。主にエスカレーター手すりのラッピングに用いられる。とても薄く、3次曲面にも貼ることのできるフィルム。
単色つまり1色で印刷することを指定時には省略して1Cと表記することもある。Cはcolorの頭文字。 |
2色の場合は2C。プロセスカラーも含めて4色なら4Cと表記する。 |
ADFとは、コピー機やファクシミリ(FAX)、イメージスキャナ、プリンタ複合機などの部品や機構の一つで、複数の原稿をセットすると自動的に一枚ずつ読み取ってくれるもの。特にFAXでは昔から馴染み深い機能である。
ADFがない場合、一枚ずつ読み取りが終わるたびに手で原稿を入れ替える必要があるが、ADFに束ねた原稿をセットしておくと、読み取りの終了時に次の原稿に差し替える動作を自動的に行なってくれ、連続的に読み取りを行うことができる。コピー機などでは両面刷りの原稿を両面とも自動的に読み取る機能を持ったものなどもある。
AFPは、メインフレーム環境用にIBM社が開発した、テキストとグラフィックスを記述するためのハードウェア/ソフトウェア/アーキテクチャおよび言語。AFPDS(Advenced Function Presentation Data Stream)とも呼ばれる。
Windowsが標準でサポートしている画像形式。白黒(2値)の画像からフルカラー(1677万7216色)までの色数を指定できる。基本的には無圧縮で画像を保存するが、16色と256色の形式では、圧縮するオプションが選択できる。
CEPSとは、Color Electoronic Prepress Systemの略で、高品質のスキャナーなどを利用した商業印刷用のカラー画像処理システムのことを言う。
RIPのコア処理部のソフトウェアを指す。PostScript Level2とかPosutScript3などPostScript表記にバージョンが指定されることがあるが、これはCPSIのバージョンに相当している。
3M™ スコッチカル™ コンフォーマブルフィルム。従来の3M™ スコッチカル™ フィルムでは貼り付けが困難だった、表面が平滑でない基材にもよく馴染みます。屋外長期用フィルム。インクジェット出力作画媒体で、主に床面サインや床面グラフィックに使用されます。
印刷機に入力するためのデータ処理を行う装置の総称。
出版物のデザイン・レイアウトをパソコンで行ない、電子的なデータを印刷所に持ち込んで出版すること。机上出版。実際には版下の作成までをパソコンで行なうことが多い。
記憶装置などからデータを読み出す際、データの誤りを訂正するための機能のこと。error detection and correctionの略称。
いーゆーしー / extended UNIX code
1985年に日本語UNIXシステム諮問委員会の提案にもとづいて米AT&T社により複数バイトの文字を扱うために制定された文字コードの枠組み。日本語以外にも各国の文字コードが定められており,日本語のEUCコードを「日本語EUC」「EUC-JP」とよぶこともある。
Adobe社のRIP構成テクノロジの1つ。RIPエンジンを複数並列に構成し、PDFを入力としてページ単位で同時並列的に処理することができる。スケーラブルにRIP数を増やしていく分、処理効率を上げることができる。
正式名称はフレキシブルフェイスシートといいます。アクリル板を使用せずフレームに巻込むタイプの大型電照用メディアです。質感はテント生地やキャンパスのような柔らかい素材になります。一般的に内照式の屋内外の看板に使われます。アクリル板を使用しないこと、また柔軟で軽量ですので取り付けも簡単であることが大きな特徴です。
リンテック社製のインクジェットメディアの一種。主に中期屋外看板用。ポリ塩化ビニル製。表面は白色のグロス、裏面(糊面)は強粘着グレー。幅は1370mm、厚さは110μm。コシが有り、下地隠蔽性に優れた看板印刷(平面)におけるスタンダード品。
リンテック社製のインクジェット作画媒体。素材はPVC(ポリ塩化ビニル製)。表面は白色のグロス、裏面(粘着面)は強粘着かつ再剥離性を有するグレー色で、エア抜き溝を設けているので施工性が高い製品です。防火認定取得可能。
リンテック社製のインクジェット出力用メディア。素材はポリ塩化ビニル製。表面は白色のグロス、裏面(粘着面)は強粘着かつ再剝離性を有し、色はグレー。厚さは80μ。防火認定取得可能。対候性に優れ、屋外垂直看板に使用される。
リンテック社製のインクジェット用メディア。素材はポリ塩化ビニル製。幅は1370mmの30m巻き。表面(印刷面)は白色のグロス、裏面(粘着面)は再剥離性を有する弱粘着性の糊を採用しており、色はグレー。防火認定の取得可能。対候性に優れ、屋外垂直用看板等に使用できる。
リンテック社製の長期塩ビメディア(インクジェット作画媒体)。ポリ塩化ビニル素材。表面は白色のグロスで、裏面(粘着面)は強粘着グレー。幅は1370mmで、最大出力幅はおよそ1300mm。防火認定有。
リンテック社製のインクジェット作画媒体。素材はポリ塩化ビニル製。サイズは1370mm×30mと1370mm×50mの2種類を販売。厚さは110μ。表面は白色のマット、裏面(粘着面)は強粘着のグレー。コシがあり隠ぺい性に優れている。屋外サイン用として使用されることが多く、屋外対候3~4年目安。
リンテック社のインクジェット出力可能な長期塩ビメディア。素材はポリ塩化ビニル製。表面は白色のマットで、裏面(糊面)は強粘着グレー。防火認定有。
リンテック社のインクジェット作画媒体。長期塩ビメディアの易施工タイプ。曲面にも追従可能。素材はポリ塩化ビニル製。表面(印刷面)は白色のグロスで、裏面(粘着面)は強粘着のグレー。防火認定有。水貼り施工はNG。
リンテック社製のインクジェット作画フィルム。ポリ塩化ビニル製。1100mm幅×50m巻・1370mm幅×30m巻・1370mm幅×30m巻の3種類を展開している。厚さは130μ。表面は白色のグロス、粘着面は強粘着。屋外短期用に使用される。
リンテック社製のインクジェット作画フィルム。素材はポリ塩化ビニル製。サイズは1100mm×50m/1370mm×30m/1370mm×50mの3種類で販売されている。厚さは130 μ。表面(印刷面)は白色のマット、裏面は強粘着のグレー色。屋外短期用に使用されることが多い。
リンテック社のインクジェット作画フィルム。ポリ塩化ビニル製。サイズは1370mm×30m、1370mm×50mの2種類で販売。表面(印刷面)は白色のグロス、裏面は強粘着のグレー。厚みは80μ。易施工性。短期用途。
リンテック社製のインクジェットメディア。2021年新規発売。素材はポリ塩化ビニル製。サイズは1370mm×50m。表面は白色のグロス、粘着面は強粘着かつ再剥離性を有し、なおかつ施工しやすい糊を使用しています。特に既存品と比較した際、再剝離性を高めたものとなっています。主に短期用の壁面広告用途。
リンテック社製のインクジェット作画メディア。素材はPVC(ポリ塩化ビニル製)。表面(印刷面)は白グロス、裏面(粘着面)は強粘着のグレー。サイズは幅1370mmの30m巻き。防火認定取得可能。用途としては中短期用の屋外垂直サインが主。コストパフォーマンスに優れています。
リンテック社製のインクジェット作画メディア。素材はポリ塩化ビニル製。幅は1370mm×30m巻きで販売されている。表面(印刷面)は白色のグロス、裏面(粘着面)は強粘着かつ再剥離性のある糊を採用、グレー色。防火認定取得可能。中短期使用想定。
リンテック社製のインクジェット作画メディア。素材はポリ塩化ビニル製。1370mm幅の30m巻き。表面(印刷面)は白色のグロス、裏面(粘着面)は強粘着のグレー色。易施工タイプ。
リンテック社製のインクジェット作画メディア。素材はポリ塩化ビニル製。1370mm幅の30m巻き。メディア自体の厚みが80μm。防火認定取得可能。表面(印刷面)は白色の艶無し(マット)で、裏面(粘着面)は強粘着かつ再剥離可能なタイプ。
リンテック社製のインクジェット作画メディア。素材はPVC(ポリ塩化ビニル製)。 サイズは1370mm×50mと1370mm×30mがある。表面は白色のマット(艶無し)、裏面(粘着面)は強粘着のグレー色。施工しやすく、安価なフィルム。広告用途など短期使用が多い。
リンテック社製インクジェット。素材はポリ塩化ビニルとアルミ素材。サイズは1280mm×30mで販売。表面は白色のグロス、裏面はゴム系粘着剤を使用しており、凹凸面・粗面への貼り付け可能であるため、フロアサイン用途で使われることが多い(屋外中期)。強粘着。
リンテック社製のインクジェット作画媒体。素材はポリ塩化ビニルとアルミを含み、屋外中期看板・フロアサイン向け。サイズは1280mm×30mで販売されている。表面は白色のグロス、裏面はアクリル系粘着剤を使用した強粘着で、粗面への貼り付けが可能。
国際カラーコンソーシアムの略。カラープロファイルの基準を規定する国際的に認知された委員会。1993年にデジタルパブリッシング、ソフトウェア開発、デジタルプリプレス分野の主要企業によって組織された。
パソコンとデジタルカメラやスキャナーなどの入力機器、ディスプレイやカラープリンターなどの出力機器の間で色を合わせるために使うファイル。
イスラエルSciex社により開発された、高速インクジェットぷりんてぃんぐシステムへのデータ入力フォーマット。画像およびテキストデータと、それらをハンドリングするコントロールデータから構成される。
Adobe Systemsが販売する他の製品との高度な連携を特徴としている。Adobe Systems社製品のIllustratorやPhotoshopで作成されたデータを無変換で出力することが可能で、またPDF形式のデータも専用のリーダー(Acrobat Reader)を用いることなく出力することができる。高度なレイヤー設定やルビなどのテキスト処理も可能となっている。
IBM社が開発した言語で、メインフレーム環境で使用する特定の種類のプリンタに対して、その種類の識別、監視、制御を行う。
ipm 【 images per minute 】 イメージ毎分
ipmとは、プリンタやイメージスキャナなどの性能指標の一つで、1分あたりの入出力面数。
プリンタの場合は1分間に印刷できる印刷面数を、イメージスキャナの場合は1分間に読み取り可能な読み取り面数を表し、この値が大きいほど高速に処理することができる。両面印刷・読み取り可能な機器の場合は1枚の用紙を2面として数える。
ほぼ同様の単位として、かつては「ppm」(pages per minute、ページ毎秒)という単位がよく使われたが、近年では両面対応の機器が増え、「ページ」とは紙の枚数なのか面数なのか曖昧なため、ipmによって面単位であることを明示することが好まれている。
HP Indigo社のデジタル印刷機専用のバリアブルデータ処理フォーマット。データをレイアウト、画像データ、テキスト入力データの3つのパーツに分割して印刷機に入力することで、画像の再利用、データキャッシュなど効率的な処理を実現する。ジョブ間でのデータ再利用やon-the-fly印刷、パイプライン処理などにすぐれている。
LPRとは、TCP/IPネットワークを経由して印刷を行うプロトコル。LPRプロトコルを使用して印刷を行うためのコマンド名でもある(Solarisなどは違うコマンド名を使用している)。
LPRプロトコルはネットワーク上の他のコンピュータ(プリントサーバ)に接続したプリンタに印刷を行わせるためのプロトコルで、主にUNIX系OSで使用されているほか、Windows NT/2000などでも使用できる。LPRプロトコルの仕様はRFC 1179で規定されている。
FFシートの一種で、主に店舗・ショップに使用される。「明るさ」を追及したFF(フレキシブルフェイス)シートで、柔軟性があり軽くて丈夫な上、メンテナンスも簡易。内照式看板は、昼夜を問わず店舗・ショップを効果的にイメージアップできる。
1975年にビル・ゲイツによって設立された世界最大のソフトウェア会社。パソコン用言語であるBASICを開発した後、IEMのパソコン用OSとして開発したMS-DOSが大成功を収めこの業界に確固とした位置を築いた。さらにWindowsは7000万人以上のユーザーがいると言われており事実上の国際標準となっている。CPUメーカーIntelとともに当分同社の業界支配は続くと思われる。現在ゲイツは同社の会長である。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
手書きの文字や印字された文字を光学的に読み取り、前もって記憶されたパターンと照合して文字を特定し、文字データを入力する装置のこと。
また、スキャナで読み取った画像から文字を識別して文書に変換するOCRのソフトもある。
バリアブルデータプリンティングにおいて、データ処理(RIP処理など)を開始すると同時に印刷処理を開始する印刷プロセスのことを指す。通常は印刷すべきページの処理が終わってから印刷工程に進むが、特にバリアブルデータプリンティングにおいては、必要な画像やテキストデータを事前に処理し格納したり、固定情報部分の再利用によりデータ処理の効率を上げることで、データ処理工程から印刷までをパイプライン的に連続してつなげて印刷を行うことが可能となっている。
印刷物の表面に光沢をつけるために印刷するオーバープリントワニス。
ORAFOL製ラミネートフィルム。素材は高度耐UVソフト塩ビ製。粘着剤はポリアクリル系の強粘着糊を使用。表面はグロスとマットの2種類。厚みはいずれも70μ。対候性は1年程度。短期屋外用に使用。
ORAFOL製のラミネート。素材はシフト塩ビ。厚さは70μ。剥離紙はシリコンペーパー製。高度な耐UV性が特徴。グロスとマットの2種がある。サイズは1400mm×50mと1550mm×50mの2種。長期屋外/屋内用として使用される。
ORAFOL製ラミネートフィルムの一種。表面はグロスとマットの2種類。厚みは75μ。サイズは1370mm~1600mmまで展開されており、長さはいずれも50m巻。高耐久性、高UV性を有する。屋外長期用で3次曲面に追従できるため、バス・鉄道など車体のラッピングやステッカーに使用される。
ORAFOL製ラミネートの一種。キャスト製法の塩ビ素材。剥離紙はシリコンペーパー。粘着面は溶剤系の強粘着糊。サイズは幅(mm)×長さ(m)1550×50の一種類のみ。対候性4年という高度な耐UV性が特徴。長期屋外用、カーラッピング用途に使用される。
ORAFOL製ラミネートの一種。キャスト製法の塩ビ素材。表面はグロス(艶有)、粘着面は溶剤系の強粘着糊、剥離紙はシリコンペーパー。サイズは1550mm×50mの一種。
高度の耐UV性が特徴で、効果は4年(目安)とされている。主に長期屋外用途の他、三次曲面への追従も可能なため、カーラッピング用途にも使用できる。
ORAFOL製ラミネート、ORAGUARD293GF。キャスト塩ビ製の溶剤系アクリルで耐UV効果は4年。剥離紙はPEフィルム。表面はグロス(艶有)で、粘着面は強粘着糊が採用されている。長期屋外・3次曲面にも対応するため、主にカーラッピング用に使用される。
サイズ:1370mm/1550mm×50m(2種)
ORAFOL製、ポリメリックタイプの塩ビ粘着シートで、貼り付ける面のシートすなわちベースフィルムとなるもの。表面は白色のグロス、粘着面は強粘着。厚みは100μ。サイズは1370mm×50mの一種。耐候性7年を有し、主に長期屋外看板用として使われる。二次三次曲面などの曲面追従性が高いことが特徴。
ORAFOL製のベースフィルムの一子。素材はモノメリックソフト塩ビ製。表面は白色のグロス/マット、透明グロス/マットの計4種類がある。粘着剤はポリアクリル系の再剥離性のある糊を採用。いずれも厚みは80μ。対候性は約2年。主な使用用途としては、屋内の壁面が想定されており。店舗装飾、イベント、屋内装飾等に使用できる。
オラフォル製のベースフィルムの一種。キャスト製法によるもの。表面は白色、裏面(粘着面)はグレー色の溶剤系強粘着糊を使用しており、貼り付けの際の位置決めが容易。サイズは1370mm×50mと1520mm×50mの2種類。対候年数は10年。
ポリウレタン製のインクジェット作画フィルム。表面は白色のグロス、裏面はグレー色で溶剤系強粘着。施工時のエア抜け、位置決めがしやすいことが特徴。サイズは1520mm幅×50m、厚み289Fの一種。対候性10年の長期使用が可能。
コンピュータを動かすための基本ソフト。メモリー管理、入出力の管理、デバイス装置の管理、ファイル管理などを行う。MD-DOS、WINDOWS、UNIX、MAC-OS、OS/2などがある。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
Hewlett-Packard社がプリンタ用に開発したページ記述言語。TrueTypeフォントをプリンタ側で展開する機能や、HP-GL2のエミュレーション機能などを持つ。海外では、ページ記述言語のデファクトスタンダードとなっている。横河・ヒューレット・パッカード社が国内向けに販売しているLadterJet 4PJ/4vには、PCL5をマイクロソフトと共同で日本語化を行った日本語PCLを採用している。
3M製スコッチカルグラフィックフィルムの一種。屋外長期用に使用されるペイントフィルムで、パーマネントタイプ(半永久接着)。クリア塗装ありのコンクリートへ施工が可能。
デジタル・プリンティング・イニシュアチブ。PODi(以前はPrint On Demand Initiativeの略称)は、デジタル・プリント市場の発展を目的とする複数のベンダーによる非営利の団体で、PPMLフォーマットの提唱と規格化を行っている。現在のメンバーは、Executive Levelとしてefi,HP,IBM,NexPress,Pitney Bowes,Quark,Xeroxがあり、General Levelではほとんどのプリントメーカーやデジタル印刷関連のソフトウェアメーカーが参画している。
ppi(pixel per inch)とは、画像解像度の単位です。デジタルデータにて取り扱う画像はppiで表現されており、“1インチあたりのピクセルの数”を示しています。つまり、1インチ=25.4mmの中に、どれだけのピクセルが含まれているかを表しています。
印刷用の画像であれば、最低350ppi程度必要です。印刷前の画像の解像度を表すときに用いるのがppiで、印刷した後の紙面上の解像度を表すときはdpiが用いられます。
VDP用のXMLベースのページ記述言語。PODiが開発したPPMLにより、プリンタにテキスト要素とグラフィック要素を保存し、必要に応じて再利用できるため、VDPジョブでのプリントが高速化される。PPMLは、ベンダーを指定しない汎用言語であるため、オープンな業界標準言語をみなされている。
丈夫且つ鮮やかにするためコーティングを行うこと。ツヤありツヤなしの2種が有り、用途によって使い分ける。
印刷物の保護と印刷をより美しくみせる手段として、PP(ポリプロピレン)フィルム(0.01~0.02mm)を貼ったもの。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
RIPとはラスターイメージプロセッサ(Raster Image Processer)の略で、各種アプリケーションで作成されたデジタルデータを印刷に適した形に変換する装置やソフトウェアです。
DTPソフトやOffice系ソフトでデザインされたデータを、そのままの状態で印刷することはできません。なぜなら、それらのソフトで作成されたデータはベクターデータと呼ばれる線(数式)で表現されている画像であり、出力機器が読み取れないからです。ベクターデータをラスターデータというドットの集合で構成される画像に変換(ラスタライズ)し、網点化してプリンタで印刷可能なデータにするのがRIPの役割です。
この流れを「RIP処理」「RIPを通す」といい、変換したデータをもとに印刷用の版を製造し、印刷しています。
最近ではデータのラスタライズだけでなく、RGBからCMYKへの変換、入稿データのチェック、ネットワークと連動させ進捗状況の管理できるなど、多機能化が進んでいます。
RIP処理により、文字化けや透明機能の不具合等が発生する可能性もあります。印刷会社でRIP処理したデータから書き出したPDF、もしくは色校を出力して確認することをおすすめします。
主にPostScriptデータを受け取り、印刷機にて印刷するためのラスタデータを作成し出力する装置。DFEの一部として機能することが多い。一般にRIPで言うと、Adobe社のPostScript RIPを指すが、サードパーティーではGlobal Graphics社のHariequin RIPがある。
二チエ製フィルム。クリアガラスを美しく装飾する用途で開発されたエンボスフィルム。柔軟性があり上品な風合いのエンボス感が魅力。しなやかなフィット感で施工性の高さが特徴。また、ガラスを透過する光を和らげることができます。
ISOにより制定された電子文書のためのマークアップ言語。テキスト文書中にフォントや文字サイズなどの情報を書込み、見出し、本文、参照、索引など構造を持つ文書処理ができる。CALSの中で文書交換データ形式として使われている。Standerd Generalized Markup Language (「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
Web環境を通じて画像データを表示させるために開発されたデータフォーマットの一つで、XMLをベースにしたデータ記述を採用している。SVCでは内部でベクトル情報で画像を表現しているため、拡大・縮小を品質を落とすことなく行うことができ、表示デバイスに最適な解像度表示が可能である。また、XML形式の記述により、データの編集が容易であるとともに、データベースとの親和性も高く、データにリンクさせたキーワードやメタデータなどの各種情報と組み合わせて利用することも可能である。
Apple社とMicrosoft社が共同で開発したアウトラインフォント。 |
ドット(点)で表現するドットフォントは拡大・変形すると輪郭がギザギザになるが、 |
アウトラインフォントは輪郭をオンカーブ点と呼ばれる点の集合として表現するため、 |
輪郭が滑らかになる。 |
リンテック社製のインクジェット作画媒体の一種。素材はアクリル製。表面は白色のグロス、裏面は強粘着のグレー。長期対候性があり、施工しやすさ・貼りやすさが抜群。
バリアブル・データ・ドキュメントのプリントに特化した、Xerox社の開発によるページ記述言語。PostScriptデータをベースとしている。
リンテック社製の長期耐候アクリルメディアの一種。サイズは1370mmの30m巻。インクジェット出力面は白色のグロスで、粘着面は強粘着グレー。
イスラエルScitex社により開発された、バリアブルデータ記述フォーマット。PostScriptベースでのバリアブルプリントを実現し、QuarkPressのXTensionであるDARWINより出力することが可能であったもの。現在はCreo社のフォーマットとして、Creo社開発のRIPやefi社のRIPなどにも搭載されている。
現在HTMLに代わるものとして標準化が進んでいる文書の構造を記述する言語。1998年2月にWWWの標準化団体であるWWWコンソーシアム(W3C)によって正式に勧告された。SGMLのサブセットとしてインターネット向けに最適化しており,特徴としてHTMLとSGMLの長所をあわせもつ。文書自身の中にタグを埋め込む形で利用され,かつextensible(拡張性のある)の名のとおり,ユーザが独自のタグを定義することができる。拡張規格として,文書の見栄え(スタイル)を記述するXSLや,ハイパーリンク機能を実現するXLink/XPointerなどがある。
XPSとは、Microsoft社が開発した、電子文書を記述するためのXMLベースのフォーマット。開発コード名「Metro」と呼ばれていた技術で、Adobe社の推進しているPDFに似た環境非依存の文書フォーマットである。
XPSを利用するとワープロソフトなどで作成した文書を電子的に配布することができ、相手のコンピュータの機種や環境によらず、オリジナルのイメージをかなりの程度正確に再生することができる。XPS形式のファイルは、相手が元の文書ファイルを作成したソフトを持っていなくても、無償配布されているXPS Viewer(再生ソフト)をインストールすれば閲覧したり印刷したりすることができる。
XPSで利用されるタグなどの書式は、Windows Vistaで採用されている画面描画エンジンWPF(Windows Presentation Foundation)の一部であるXAML(Extensible Application Markup Language)の縮小版(サブセット)となっており、Windowsアプリケーションの描画命令などをそのまま利用することができる。
XPSファイルを生成するには、文書を作成したアプリケーションの印刷機能を使って、プリンタに「Microsoft XPS Document Writer」(あるいは、互換のXPS生成エンジン)を指定してプリントすればよい。
XPSは2007年1月にリリースされたWindows VistaおよびMicrosoft Office 2007から採用されている。Microsoft社ではXPSの仕様を公開しており、XPSを利用するアプリケーションが誰でも自由に開発することができる。
印刷ではシアン(Cyan)のことをいい、アイと通常表記される。 |
Cyanの頭文字を取ってCとも記す。 |
赤外線乾燥型インキの略。オフセット印刷において、赤外線の輻射熱などによって |
加工することにより、セット・乾燥時間が短縮されるように開発されたインキ。 |
数量の確認を容易にするために、印刷物の間に挟み込まれた紙。 |
印刷や製本の際に、裏移りなどを防ぐ目的で間に挟む紙。 |
Integreted Color Removalの略。 |
IPP 【 Internet Printing Protocol 】
IPPとは、インターネットなどのTCP/IPネットワークを通じて印刷データの送受信や印刷機器の制御を行うプロトコル。インターネットに関する技術標準を制定するIETFによって、RFC 2565~2569として標準化された。
IPPの大きな特徴として、Webブラウザなどが使うHTTPプロトコルを用いてネットワーク上のプリンタに印刷を指示できるようになっている。インターネットを通じて遠隔地のプリンタにデータを送って印刷することもでき、FAXの代わりのように使える。
ただし、見知らぬ第三者に勝手に使われないよう、IPP対応機器やソフトウェアにはユーザ認証などの制限機構が組み込まれている。相手のプリンタの種類にもよるが、IPPで直接文書を送付する方がFAXよりも安く、簡単に、はるかに優れた画質で印刷ができる。
(1)ウエブ輪転印刷機でカットオフコントロール用のセンサで読み取るための,余白部に印刷されたマーク。(2)シール印刷の場合2回目の見当を合わせる為使う。
針金をΩ(オメガ)状にして綴じる中綴りに一種で、そのままファイルすることが |
できる。 |
外部にデータを送信すること。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
デザイン的に文字を加工したい場合や使いたい文字や記号がPostScriptでの出力に適さないときに、IllustratorやFreeHandなどのPostScript対応のドローソフトで文字の形そのままの線画に置き換えること。アウトライン化された文字は、テキストではなく画像データとして扱われる。 |
「アウトラインをとる」ともいう。 |
フォント(書体データ:文字の形を定義する情報)を、座標で示すいくつかの点とそれを結ぶ輪郭線(アウトライン)で表現したもの。ベクトル・フォントの一種である。拡大・縮小・変形しても文字の形が崩れないという利点を持つので、DTPではアウトラインフォントで出力するのが常識となっている。PostScriptとTrueTypeが代表的。 |
これに対して、文字を点の集合とみなしたのがビットマップフォントで、拡大するとジャギー(ギザギザ)が目立つ。 |
亜鉛版を硝酸で腐食して版面を形成した活版用の刷版。版厚は通常1.0~1.3mmが印刷用。製本の箔押しに用いる凸版は1.5~3.0mmと深めに製版したものを用いる。 |
金と銀とを混ぜた合金、またはそれを表す色のこと。銀を20%程度含むもので青色を帯び、美術品等に使用されることが多い。印刷ではDIC 620の金色を指す。
墨インキに顔料を混合させたもの。墨一色で階調のある絵柄を印刷する場合に用いる。 |
寒色系と暖色系で絵柄に応じて使い分ける。 |
接着部に着色して、種類を判別できるように仕上げた伝票。色糊、色天、青天、背固めともいう。→色糊、色天、背固め |
製版で作成されたフィルムの文字やレイアウトのチェックなどのために、製版フィルム(ポジ)を青写真感光紙に焼き付けたもので、線画部が青くなることからこう呼ばれる。色調を見るためには不向き。 |
グラビア印刷の場合、校正刷りが作りにくいため校正紙の代用とする。 |
同義語:「ブループリント」/「BP」 |
手差しによる簡単な印刷機の多くに採用される排紙装置。 |
印刷ではプロセスインキのマゼンタ(Magenta)のことで、紅(べに)ともいう。 |
アカと通常表記され、「赤字」と間違われるので「赤」とはまず書かない。Magentaの頭文字を取ってMとも書く。 |
一般的な色の赤は「金赤」と呼び、黄Y100%と紅M100%をかけ合わせて再現される。 |
同義語:「M」 |
赤みを帯びた金色のこと。金に銅を25~50%含まれたものを指し、装飾品等に使用されています。 印刷においては、DIC 619の赤みがかった金色をさします。
文字校正の際に、誤字や脱字、欠字などを校正記号をを使って赤い筆記具で示すこと |
から訂正箇所の総称として使われる。転じて文字以外の修正箇所も指す。 |
また、アカジを加えた校正刷りそのものをいう。 |
プロセスインキの紅(あか)を印刷するための版。M版。Magenta。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
印刷物を綴じる方法の一つ。折り丁の背に切れ込みをいれ、接着剤をしみこませて背を固める。糸を使わないもうひとつの方法、無線とじと同じではない。日本で発明され欧米に輸出された技術。
製本の折の段階で折丁の背の部分にスリット状の加工を施したり、点線状の穴をあけ、 |
その部分に接着剤を注入してページを接着させて綴じる方法。 |
無線綴じに比べて接着強度が高い。 |
あすきー / ASCII;American Standard Code for Information Interchange
情報交換用米国標準コードの略。ASCIIは7ビット構成で128種類の制御文字,特殊文字,数字,英大・小文字を表現できる。日本のJISではASCIIにカナを加えている。また,テキスト形式ファイルフォーマットは業界標準となっている。
組立作業一般を指す。 |
封筒に葉書・案内状・挨拶状などをセットして封入する作業など、別々に仕上がった印刷物を組み合わせて一つの製品に仕上げる作業を指す。 |
製版では、分解されたカラーや文字版などを一枚のフィルムに仕上げる「集版作業」のこと。 |
印刷されていない白紙ページが、本の中身の前後に入っているとき、これを「あそび紙」という。本文共紙(同質の紙)がほとんど。中身の体裁を整えるための紙。「見返しの遊び」とは別。 |
本や印刷物の中身の上部「天」の部分を頭という。本文が右開きの場合は折りの切り口の方を天、折りの袋になる部分を「地」または「罫下(けした closed head)」といい、左開き(横組み)の場合は反対に折りの袋部分が天、切り口の方が地となる。小口三方とは、天地小口の仕上げ断ちした部分をいい、この仕上げ断ちされた三方のうち上部の切り口が「天」「頭」である。 |
ページ面付けの際、各ページの上側を向き合わせて組み付けること。
文字・イラスト・写真などの印刷する位置と大きさや形がわかるように、版下や指定紙に入れるもの |
で、実際には印刷しない。りんかくの罫線(アタリ罫)、あるいは絵柄のコピーなどを切り貼りしたもの。 |
写真の位置、平網の伏せ込み範囲、ベタ刷りの境界線など台紙に描かれたケイ線うち、あくまでも製版のための目安として扱い印刷されないもの。 |
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折り本や輪転折りなどの結束時に、汚れを防ぐため上下に当てる損紙。また書籍や事務用品などの完成品を包装して紐で結ぶ時に使う紙。厚いボール・ベニア板・プラスチック板等の板状のもので当て紙にすることもあり、この場合は紙面の汚れを防ぐとともに表紙や紙積みの角に結束紐がくいこんで破損したり紙離れを悪く(紙のくっつき)したりすることのないようにするためである。 |
郵便はがき、封筒などに宛名を印刷する機械で、日付や番号の印刷装置を備えたものもある。宛名以外にも安価、簡便なことから店名の印刷、繰り返し作成する伝票類や社内の連絡文書の印刷などに使われている。日本では謄写印刷方式が一般的。 |
Adobe Systems社の、PDFファイル閲覧ソフト(ビューア)。PDFファイルの編集はできないが、どのような環境でも作成者の意図したレイアウトでPDFファイルを表示できる(色は除く)。印刷・出力に際し、意匠の配置や見た目に関して、出力サプライヤーとクライアントとの認識の違いを防ぐために電子版カンプのように使用されることが多い。
Acrobat Readerは無償配布されており、同社のウェブサイトやコンピュータ雑誌のCD-ROMから入手できる。PDFファイルの作成・編集などを行うためには、「Acrobat」を購入する必要がある。
PICT,TIFFなどのビットマップイメージをオートトレースするアプリケーション。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
1985年、Aldus社から発売されたページレイアウトソフト。バージョン6.0J以前、Aldus PageMaker(アルダス・ページメーカー)と言う名称だった。MacintoshのDTPは、このソフトから始まった。バージョン6.0JからHTMLやPDFの書きだしができるようになった。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
フレキソ印刷のこと。初期にアニリン系染料をアルコールに溶かしたインキで印刷したのでアニリン印刷と称した。 |
ドラム型スキャナにおいて,入力側の光量の制御を行う開閉口のこと。原稿を読み取るためのメインアパーチャと,それより大きな口径で,アンシャープ信号を取り出すためのアンシャープアパーチャの二つのアパーチャがあり,倍率,走査シリンダ,絵柄などの条件に応じて口径を調整する。
印刷終了後、ある時間の経過の後でも強い圧力を加えると印刷面に粘着性が残っていることが認められる状態。 |
刷本・折丁が注文または納入すべき数量より多いもの。 |
製版段階で、写真など濃淡のある連続階調の画像を、網ネガまたは網ポジに変換する手法または |
従来までのグラビア(コンベンショナル・グラビア)は凹版の版の深浅で濃淡を表現するだけだが、 |
網グラビアはさらに網点の大小でも濃淡を表現する。 |
校正刷りがオフセットで出せること、調子再現が良いこと、オフセット印刷と原版の互換性があると |
いう利点がある。 |
網グラビア版を製版する方法。この製版方法には,あらかじめ銅面シリンダ上にコーティングで感光層を設け,その上から露光により原板を焼き付けるハードドット法と,カーボンテッシュや銀塩レジストフィルムを用いるソフトドット法があり,ハードドット法ではベタ部にグラビアスクリーンの入った網ポジを,ソフトドット法では連続調ポジや網ポジをそれぞれ原板として用いる。どちらの方法も,露光・現像・腐食等の工程を経てシリンダ版面上にセル(凹点)がつくられる。最近は,銅面シリンダー上に感光層をコーティングして,レーザー光により画像データを焼き付けるレザー焼付けが多く使用されている。
ドットともいい、色の濃淡を再現するための極めて小さな点のこと。オフセット印刷では一旦、カラー分解と呼ばれる作業で、墨B・藍C・紅M・黄Yの4色に分解され、これにスクリーンを用いて網点を作り、階調の再現を網点面積の大小で表現する。 |
1インチ幅に網点が何列あるか、網点の大きさ、細かさは線数という単位で決まっている。 |
一定の濃度を表す網部分を平アミという。ベタ印刷以外を「アミがけする」などという。 |
同義語:「ドット」 |
類義語:「スクリーン線数」 |
写真などの連続階調を、印刷で網階調により表現されること。
階調再現に用いる網点の形状。ラウンドドット、スクエアードット、チェーンドットなど多くの種類がある。
ハーフトーンにおいて、網点面積が単位面積に占める割合。
製版段階で、階調原稿(グラデーション)を再現するために、原稿を分解しスキャナなどを |
用いて原稿を網点に変換する作業。スクリーニングのこと。網掛けともいう。 |
写真やイラストなどを網点に分解して形成されたネガ。 |
網点による階調を持った印刷板・フィルム原版の総称。
原稿・版下・フィルム原板などの指定箇所に網点などの模様を入れること。
文字、罫線、図版などを一定の濃さの網点(平網)にしたり、グラデーションにしたりすること。 |
従来の印刷行程では、平網やグラデーションを確認する事は色校正の段階まで待たなければなら |
ないが、DTPではデスクトップ上で指定した網の濃淡はコンピュータで計算され、 |
PostScript対応の出力機(プリンタやイメージセッタ)に付属しているRIPで網点に変換されるので、 |
最初から網を入れた状態で作成することが出来るため、初校の段階でも網のかかったものが見られる。 |
連続階調の画像を網点の画像に変換するために用いる、一様なパターンをもったフィルムまたはガラス板。
インキ成分中の石油系溶剤成分を0%にし、大気中に放出されるVOC(発揮性有機化合物)の成分が少ないため、環境に優しい。 |
主に枚葉オフセットインキとして実用化され、まだ総インキ使用量の0.6%程度にすぎないが増えてきている。 |
スキャナで画像の濃淡の差を強調するために行う,シャープネス処理の手法の一つ。カメラ製版のぼけマスクと同様の効果がある。スキャナ(入力)は,原稿を読み取るメインアパーチャよりも大きなアンシャープ用アパーチャによりアンシャープ信号を取り出す。原理は,暗から明に濃淡が変化する画像があり,図のようにスキャナが走査する場合,はじめにアンシャープ用アパーチャによりアンシャープ信号が濃淡の変化を受けて,信号が変化する。その後メインアパーチャも濃淡変化によりメイン信号が変化する。濃淡差の部分を越え,メイン信号が一定になっても,アンシャープ信号は変化を続ける。この走査により取り出した,メイン信号からアンシャープ信号を差し引いたアンシャープマスキング信号と,メイン信号を加えると,輪郭が強調された信号が取り出せる。
紙幣や有価証券などの改ざん、偽造防止を目的とする紙。 |
凸版印刷におけるムラ取りの一方法。インキが版面に均一に盛られていても,紙面への転移はさまざまな原因によって不均一となってしまう。そこでインキの着きを均一にするために,版の台金や台下の裏に紙を貼って部分的に細かくムラを取ること。
スキャナの読込みなどの画像のサンプリング時に生ずるエッジ部分のギザギザをなめらかに見せる技術。一般的にはピクセル間を中間色で補正する。
図形や曲線のギザギザを、滑らかに見せる機能。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
平仮名、片仮名の書体名の一で、明朝体を太くし、筆の感じを残したような書体。 |
漢字のゴシック体との相性が良く、組み合わせての使用が多い。 |
太めの糸で固く織って着色した布クロス。丈夫だが箔押しに多少の難点はある。箔押し金版(凸版)の字面を深めに彫ることによって、マージナルゾーンに余分な箔付きを避ける。 |
印刷用紙の一種で、上・中質紙の片面又は両面にコート剤(白土主体)を塗布、表面が均一になるように高圧を加えて滑らかに処理した紙。 |
白色で表面が滑らかになるため、写真や絵画などの網版印刷の用紙として最適で、口絵や高級印刷物によく使われる。 |
上質紙に塗工したものを特に「特アート」と呼び、両面に塗工したものを「両アート」、片面のみのものを「片アート」と呼ぶ。 |
類義語:「コート紙」 |
ベースとなる紙に上質紙を使用し、コート剤の塗工量が20g/m2前後の厚みを持つ加工紙で、印刷仕上がりの良さを求められる美術全集やカタログ、ポスター、写真集等の高級カラー印刷に用いられる。光沢度を最小限におさえた「つや消しアート」もある。(日本印刷出版株式会社「印刷用語辞典」より)
3M™スコッチカル™グラフィックフィルム。インクジェットプリンタで作画可能な屋内外サイン用途等のインクジェット作画媒体です。主に長期用の電飾・内照式サインに使われ、IJ4114,IJ4115,IJ4116N,IJ4117Nといったラミネートフィルムと組み合わせることにより、約5年(※)の耐久性・対候性を有します。
素材:塩化ビニル
※メーカーの保証年数ではありません。
Red(赤)、Green(緑)、Blue(青)の光の3原色のこと。 |
光の色はこの3色の光の混合で作られ、3つの色を100%ずつ重ね合わせると白色になる。これを加法混色という。 |
コンピュータのモニタやテレビ画面は、この3色の掛け合わせで色調を表現している。 |
プロセス印刷の基本色であるイエローインキを刷るための原板または印刷版。
校正作業を進行している中で使う言葉で、一旦修正指示を出したものに対して修正を取りやめ、修正指示前の状態にする事を指す。校正原稿・シートに赤字等で「イキ」と書きます。
校正記号の一つで、「訂正の指示を取り消して元のままにする」の意。誤って訂正した場合に用いる。 |
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標準的な字体以外の漢字字体や仮名字体を言う。常用漢字で制定された新字(略字)と旧字体のような関係を言う。古文においては非常に複雑であり、解読には字体・書体・書風などを調べつくした「十三体千字文」などの字書が必要である。略字・俗字といわれるものも文字学的には、異体字になる。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
本の表紙の芯などに使う厚い紙のこと。あるいは背紙、中身の背貼り紙、本のケース(箔)、包装用の大箔などに用いられる材料紙の総称。 |
また他に、100枚を一連とする用紙を「板紙」と呼ぶ。 |
欧文書体の中で、右斜めに傾けてデザインされた書体。 |
印刷関係で一般に言われている言葉でシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)等の原色のこと。 |
製本開始前に表紙、本文、見返し、扉など、一冊の本を構成する部品を取り揃えること。これにより作業指示書との照合を行い、 |
丁合い順序などの間違いを事前に防ぐことができる。 |
製本用具の一種で、表紙のみぞの焼付けなどに使用されるこて。 |
丁合された折丁を一折ごとに糸で綴じ合わせて製本する方式。「手綴じ」と「糸かがり機」による機械とじの2種類ある。 |
同義語:「糸綴じ」 |
製本において、折り丁を互いに連合させる「とじ」といわれる作業の一種。 |
糸を使って縫うように綴じるもので、強度が強く、のどの部分が完全に開くため単行本や写真集などに使われる。手とじと機械とじがあるが、現在は機械とじがほとんどである。 |
ノートなどの、糸を使って綴じる方法の一種。1冊の見開きの中央をミシン掛けして綴じる。 |
フロッピーディスクやハードディスクを使い始める前に、必要な情報を書き込む作業。物理フォーマットを行ったディスクに対して、ディスク領域の使用状態を管理するテーブルや、階層構造を表すディレクトリ部分を用意する。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
イエロー、マゼンタ、シアンの3色で印刷物の色を表現すること。 |
紙面上の文字・絵・写真などをデジタル情報として取り込む装置。一般的に「スキャナ」というときはこのイメージスキャナを指す。 |
取り込んだものは画像データとして画像ソフトで加工し、レイアウトソフトのドキュメントに取り込むことができる。 |
読み取り素子として、CCDが良く使われる。 |
ページ記述言語で記述されたデータや、コンピューターで印刷用に処理した文字やイラスト、写真などの画像データを、直接フィルムや印画紙などに出力するための装置。 |
ダイレクト刷版が可能なイメージセッタもある。 |
電子写真方式において、感光体上に電気的に潜像を形成することを指す。主に半導体レーザーによるものとLEDアレイによるものがある。当初は速度、解像度とも半導体レーザーが有効とされていたが、近年ではLEDアレイが用いられることが多い。
印刷可能領域のこと。通常は最大用紙サイズより3mm~5mm内側になっている。
アドビ システムズ社のドロー系グラフィックソフト。正式にはAdobe Illustrator。 |
ドローソフトでは画面に表示される図形や文字は全て数値化されているため、解像度に左右されることなく拡大、縮小、変形が行える。 |
DTP標準ツール。 |
原稿に対して余分な色がかかっている状態を言う。「色カブリ」より程度は軽い。 |
簡単に言うと【色の数】。その制作物が黒のみなら一色、黒と赤が使われているなら二色となる。
また印刷業界では1/0,1/1,4/0,4/1,4/4,で表現される。
・【1/0】いちぜろ・・・片面1色印刷の事:モノクロ(墨、K)1色などと呼ばれる
・【1/1】いちいち・・・両面1色印刷の事:モノクロ(墨、K)1色などと呼ばれる
・【4/0】よんぜろ・・・片面4色印刷の事:カラー4色などと呼ばれる
・【4/1】よんいち・・・表面4色印刷/裏面1色印刷の事:カラー4色などと呼ばれる
・【4/4】よんよん・・・両面4色印刷の事:カラー4色などと呼ばれる
カラー印刷で、指定通りの色にならず、C、M、Yのいずれかの色が強く出てしまっていること。 |
カラー写真原稿などで、不必要な色カブリがあり、校正時に補正するように指定された場合は、強すぎる色のアミ点を小さくするか、ほかの色を強めるなどをしてバランスをとることになる。 |
表現される、もしくは再現される色の範囲を数値化するための単位系。出力デバイス(プリンタやモニタなど色を表現するデバイス全て)に依存することなく表現されるので、RGBやLabなどが一般的に用いられ、3つの値を用いて3次元空間で表される。
文字通り印刷における「色確認」カラー原稿を印刷する際、指定した色合いに仕上がっているかどうかをチェックするために、少部数だけ試し刷りするもの。 カラープリンタで使うインクと印刷用のインクは異なるため、プリンタ出力の色合いと、実際の印刷物の色合いが若干変わってしまうことは避けられません。 パソコンの画面だけ見て「色はOK!」なんて思っていると「出来上がったものが全く違う色調になっていた」なんてことになりかねません。
2つの色がどのくらい異なるかを数値で表したもの。一般には2つの色をLab色空間にプロットし、3次元空間の中でどのくらい距離が離れているかを計算して求める。
目視にて色の違いを見分けるのとは若干異なるが、色差が3未満であれば隣接比較(2つのカラーパッチを並べて比較すること)で目視でも同じ色と識別され、色差6未満であれば、離間比較(2つのカラーパッチを話して比較すること)で目視でも同じ色を識別されると言われている。
出力デバイスが表現できる色を色空間内にマッピングし、その再現範囲の大きさを表現した図を指す。色空間は3次元空間として表現されるため、それを2次元に投影して面積を比較することが多い。面積が大きいほど多くの色を再現することが可能であると言えるが、各デバイスには印刷方式や使用する色材などにより特徴があり、ある色の方向は良く再現されるが、他の色の方向の再現範囲は狭いなどの傾向を読み取ることができる。
カラー印刷において文字、図版などの色を指定すること。 |
C、M、Y、Kなどのプロセスインキ(印刷所の指定する基準色)の濃度(%)で指定する場合と、色見本を添付するか特色見本のナンバーをつけて指定する方法がある。 |
色の再現において、印刷インキの分光特性などによる欠陥を修正すること。 |
製紙段階で着色した上質紙のこと。 |
単色刷りでこの紙を使えば2色印刷をしたような効果を得られる。 |
しかし、仕上がりが予想しずらいのが難点。 |
略して「色上」と表記することもある。 |
染料で着色した上質紙。略して「色上」とも言う。淡クリーム書籍用紙は含まない。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
さまざまな色のもとになる3色。黄=イエロー(Y)、赤=マゼンタ(M)、青=シアン(C)。3色あわせると黒になる。 |
色の三原色は光の三原色とは補色関係にある。CMYを混ぜて色を表現することを減色混合という。 |
反対語:「光の三原色」/「加色混合」 |
色を形成する3つの要素。色相=色合い=(Hue)、彩度=色の鮮やかさ=(Chroma)、明度=色の明るさ=(Value)の3つで、略して「HCV」ともいう。明度しか持たない白、灰、黒を無彩色、それ以外を有彩色と呼ぶ。色の三属性は、自然界にあるすべての色をとらえるための考え方である。
印刷物の端に印刷される、墨B/藍C/紅M/黄Yの印。単にパッチと呼ぶことも多い。
印刷時に、各色の濃度が適正かどうかを確認したり、色抜け(図の場合は4色そろっていなければならない)がないかを確認するために使用する。
また、積み上げた印刷物を側面から見た時、ズレていたり、折れていたりすると、位置が揃わないので確認が容易になる。
白く縁取りをつけた文字。 |
フチ幅を指定し、色は10%単位の網パーセントで指示するか色見本を添付するなどして指定する。 |
原稿から色の成分を取り出すことで、カラー印刷のために、もとの色原稿を減法混色の三原色または墨を加えた4色に分解して各色の濃淡を表す画像を作ることをいう。 |
4色刷りなら4色分解、3色刷りなら3色分解となる。色分解は製版カメラ、スキャナで行う。 |
同義語:「カラー分解」 |
類義語:「4色分解」/「3色分解」/「2色分解」 |
特色カラーインキの特色見本と、プロセスインキのかけ合わせで表現できる色を示した見本とがある。 |
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印刷機によってインキを紙などに転移させるときに加える圧力のこと。 |
インクジェットで出力後のインクが乾燥する前に、用紙を搬送するローラーや他の用紙を重ねた時に意匠が転写してしまう現象。
インクジェットプリンター。またはインクジェットプリンターで印刷した印刷物そのもの。
インクを微滴化し、被印字媒体に対し直接に吹き付ける方式を用いた印刷機のこと。
レーザープリンターと比較すると色の再現性が高いことから、色彩表現の細やかさが求められる駅看板や店頭サイン等、広告用途の印刷においてはインクジェットプリンター出力が主流である。
インクリボンとは、ドットインパクトプリンタや熱転写プリンタで使用されるテープ状のインクカートリッジ。ドットインパクトプリンタでは印字ヘッドでリボンを叩いて用紙にインクを転写する。熱転写プリンタでは、リボンをヘッドで加熱して用紙にインクを転写する。ドットインパクトプリンタの場合はリボンを10回以上繰り返して使えるが、熱転写プリンタの場合は基本的に一回しか使えない。
単に「印行」といも言われ、その印刷物を制作した印刷会社のこと。印刷物の隅や欄外、書物の場合は奥付に入れる事が多い。 |
印刷の際、版面又はブランケット面のインキを紙面などの被印刷面に転移させるために加える圧力。 |
着色材としての顔料または染料をビヒクルに分散し、必要に応じてワックスコンパウンド、ドライヤーなどの補助材を加える。 |
目的にかなった印刷を行うために、印刷版、印刷インキ、被印刷物および印刷補助材料が必ず備え持つべき性質。紙等、被印刷物とインキに重点が置かれる。 |
画像部と非画像部からなり、印刷工程で紙にインキを移すためのもの。 |
印刷に適した紙のこと。インキの受理性、伸縮度、平滑度、不透明度、表面強度などいくつかの条件を満たす必要がある。 |
ハードウェア、ソフトウェアと利用者との間の接続形式や対話形式。装置、技術、プログラムの仕様、使い勝手も含まれる。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
Adobe InDesign(アドビ インデザイン)。インデザイン(InDesign)とは、Adobe Systems社のDTP(デスクトップパブリッシングアプリケーション)ソフトウェアです。特に書籍や雑誌・パンフレットなどのページもののデータを作る際に多く用いられ、出版業界で使われているソフトとなっています。
文章の行間・字間・文字送りなどを的確に調整したり、複数ページにまたがる長文の配置、ルビやノンブルの追加など、書籍に特化した機能が備わっています。
外部からデータを受信すること。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
主に紫外光に対して反射率をもつインキを指す。このインキで印刷された部分は、紫外光を照射しないと見えにくいことから、印刷物の偽造防止などの用途に用いられ、セキュリティトナーなどとも呼ばれる。
印刷ユニットごとに圧胴を備え、グラビア印刷機のように直線上に配置したフレキソ印刷機。巻き取りのほかシート印刷も可能である。印刷ユニット間の距離を確保できるので、乾燥ユニットを組み込むことができる。 |
Encapsulated PostScriptの略で、「カプセル化されたPostScript」という意味。画像ファイルの保存形式の |
の一つ。米国のアドビ システムズ社 がPostScript対応の出力機器で出力することを前提として開発した |
もので、「EPSF」ともよばれる。 |
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画面上で見たとおりに出力結果が得られるというシステムや方式を指す。わざわざ版下に切り貼りしなくともすべてを画面上で処理できるようにという考え方。 |
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weed cut、カストリのこと。切り文字加工をする際、キスカット(ハーフカット、甘切り)をした後、サインとして実際には貼りつけない不要な部分(カス)を取り除く工程のこと。
欧文書体の縦線の太さの変化。細い方からlight、medium、demibold、bold、extra bold、ultraなどがある。
欧文書体の太さのこと。 |
ライト(Light)、ブック(Book)、レギュラー(Regular)、メディウム(Medium)、ボールド(Bold)などの様々な種類があるがある。 |
輪転機の別称。長巻き状(ウエブ)で供給される被印刷物を印刷する印刷機械。 |
印刷の行程では、雄型と雌型の金版を用いて、金版を熱するなどして押圧し、文字または模様を浮き出させる方法。 |
雌型を加熱して行うエンボス加工をホットエンボッシングという。 |
同義語:「エンボス」・「エンボス加工」 |
オフセット印刷等の通常の4色での印刷では再現しにくい色調を表し、品質を高める場合などに補色として使われる。 |
プロセス4色インキをメジゥムで薄めた物で、淡色とも言う。 |
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印刷機に版をかける方法の一つ。小冊子やパンフレット等の、ページ数が少ないものや厚い紙を使用する印刷をする際に用いる。 |
同じ版を使って表と裏に刷り、半裁にしてから折る。 |
反対語:「本がけ」 |
印刷所の人が、発注者に校正紙を渡す以前や、あるいはそれ以外の時点に印刷所内で校正すること。 |
内校(ないこう)とも言う。 |
雑誌や新聞等において,スペースが余った際にそれを埋めるための短文。本文より小さな文字で罫で囲まれていることが多い。文字の代わりにカットが使用される場合もある。
Adobe Acrobat Reader DCなどの「フォント埋め込み」という機能により、文書内に字形情報が埋め込まれたフォントのこと。例えばファイルを共有する際、同じフォントがインストールされていないパソコン同士で文書を開いた場合でも、フォントが埋め込まれていることにより問題なく表示・印刷を行うことができます。送信者の意図したフォントがファイルを受信した方のパソコンにインストールされていない場合、受信したパソコンの中にある代替フォントに置き換えられてしまいます。
デザイン制作の際には、一つのデザインを共有するもの同士がPC上で必ず同じ見た目のデザインを見られるように、「埋め込みフォント」を使用して認識の違いを防ぎます。
印刷した文字などが紙裏から透けて見えることや、印刷が終わった物を積み重ねたとき、インキが上の印刷物に付着することをいう。 |
枚葉印刷機の場合、紙は印刷機の排紙部(デリバリ)で紙受け台の上に刷本が積み重ねられるが、このとき積み重ねられる刷本の重さで、インキがその上にある刷本の裏面に付着して汚すこと。裏付きともいう。
活版印刷で使う罫の一つで、太さ0.3mm前後の線。 |
活字組版では、アルミニュウムや亜鉛などの薄い板を切り、片方を山形に削って、罫線として利用する。削らない側を使って印刷した罫線を「裏罫」と呼び、山形に削った方を使って印刷した罫線を「表罫」と呼ぶ。 |
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紙の裏に印刷されていないページ。本によっては扉・目次・中扉などの表面に対して裏は白になることが多い。 |
表側だけ印刷して裏が印刷されないような、版面の掛け方。 |
インキが紙の裏面にまで染み出して、印刷物の表に印刷された文字や絵などが裏から透けて見える現象のこと。 |
クレーム対象となる。 |
(1)写真製版などで密着反転する場合,フィルムの感光層同士を密着させるのではなく,ベース層をはさんで感光層が並ぶように密着させて露光すること。
数式などで用いられる,通常の文字に対して上肩につく小さな文字のこと。たとえばyn,23など。
シート施工時、空気抜けしやすいようにシート材料に施された加工。車体などへシートを貼付する際は特に曲面への追従性が求められるので、この加工を施されていることが多い。
絵の具を霧状にして吹き付け、霧滴によって濃淡の調子を描き出す描画手法。又は、その器具・効果。 |
グラデーションの網版作成・イラストレーション等に使用される。また写真原稿の修正(背景を消したり、調子を整えたりする)に使用される。本の小口染にも使わている。 |
絵柄に関する校正ポイントは |
(1)位置、寸法、見当などの精度等、レイアウトの指定通りになっているかどうか。 |
(2)絵柄の調子再現および色再現が得意先の指示通りとなっているかどうか。 |
である。その他、焼付けフィルムの網点の質、キズ、汚れなどの有無もチェックする。 |
液晶表示装置のカラー化のために用いられるフィルタ。染色法,顔料分散法,印刷法などの方法で製造されるが,パソコンやテレビモニタでは耐久性,高精細度の点で顔料分散法が主流となっている。
エコマークを取得した環境配慮型の商材(インクジェットメディア)。製品全体の50%以上がリサイクル繊維で出来ており、グリーン購入法に適合している。「街灯フラッグ」などで多く使われ、イベントごとの差し替えも多く、使用後はそのまま廃棄されるのが一般的です。
バイオベースポリマーから生まれた省エネで環境にやさしい、インクジェット出力可能なクロス。自然界の動植物から豊富に持続的に得られるバイオマス資源を主原料とする高分子材料にて製作されている。なお、従来の旗やのぼりなどのファブリッククロスに使用されている基布はポリエステル100%が主流です。
ISO(国際標準化機構)が定めた標準的なページ記述言語。 |
「ページ記述言語」参照 |
ローマ字の小文字「x」の上下方向の長さ。欧文書体の見かけの大きさはこれにより決まる。文字組みの主体を占める小文字は,エックスハイトの中に収まっている。活字書体はポイント数が同じでも,書体によりエックスハイトの大きいものと,小さいものがある。エックスハイトは,文字組みの可読性や印刷面の構成美等に影響する。また,ポイント数が大きくなるとエックスハイトの割合は小さくなり,小さくなると大きくなる。
入力や編集を行うためのソフトウェアの総称。テキストエディタ、グラフィックエディタ、構造エディタなどがある。プログラムや原稿など、入力する時点で高度なプリント機能を要求しない場合に使われる。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
可視光の全域にわたってすべての波長の色光を均一に吸収する中性灰色濃度をもつフィルタの総称。一般的に光量を調節するために用いられる,スキャナや製版カメラなどの光源やレンズ部分にも目的に応じてさまざまな濃度のものが利用されている。
網点はマイクロドットとよばれるごく小さな均一な大きさの点で構成し,画像の濃度に比例した数だけランダムに配置されている。網点に規則性がないためモアレが発生せず,色調が鮮やかで高解像度の印刷を再現することができる。その一方で,ハイライト部のザラツキが目立ち,中間調部のドットゲインが多いなどの問題がある。網点出力にデジタルスクリーニングが用いられるようになり,この方式を用いるプログラムや出力装置が多く登場している。特に,直接プレートに正確に微小なドットを再現できるCTPではこの方式は有用である。
Magenta(マゼンダ)の略。 |
カラー印刷に使う色材の三原色のひとつ。 |
指定の際にはM30%などと書き入れる。 |
MFPとは、複数の異なる機能を併せ持ったコンピュータ周辺機器のこと。特に、プリンタと他の機能(FAXやイメージスキャナ)を合わせ持った「プリンタ複合機」(デジタル複合機)のこと。
最も一般的な製品はインクジェットプリンタの筐体上面にイメージスキャナを搭載し、単体でカラーコピー機としても利用できる「インクジェット複合機」と呼ばれる製品で、家庭向けや小規模オフィス向けのプリンタ製品の主流となっている。
家庭向けの製品としてはFAX電話機にコピーやプリンタなど他の機能を追加した「FAX複合機」(ファクシミリ複合機)もある。業務用としてはレーザープリンタにイメージスキャナやコピー機、FAXの機能を持たせた「レーザー複合機」もよく用いられる。
LEDプリンタとは、LED(発光ダイオード)を利用して感光体にトナー(黒炭の粉)を付着させ、それを熱と圧力で紙に転写して印刷を行うプリンタ。レーザープリンタの露光部にLEDを利用したものと言える。
コンピュータから送られてくるデータをページ単位で画像イメージに組み立て、そのイメージに従ってドラムと呼ばれる感光体にLEDで生成した光を照射、トナーを付着させる。
これを熱してトナーを溶かし、紙に押し付けて印刷を行う。インクジェットプリンタなど他の方式に比べ、高品質で高速に印刷することができ、動作音も静かだが、発熱量や消費電力が大きい。
LEDプリンタはレーザープリンタよりも装置を小型化しやすいという利点があるが、トナーやドラムなどの消耗品が高いなどの欠点もある。
レーザープリンタの廉価版としてA4版で10万円を切る個人向けの製品も販売されている。
コンピュータからプリンタへは、ページ記述言語と呼ばれる言語で表現されたデータが送られ、これをプリンタ内部のマイクロプロセッサが解析して実際の印刷イメージを生成している。
ほとんどのプリンタはページ記述言語としてAdobe Systems社のPostScriptを採用している。
LBP / Laser Beam Printer
レーザープリンタとは、レーザー光を利用して感光体にトナー(黒炭の粉)を付着させ、それを熱と圧力で紙に転写して印刷を行うプリンタ。原理は複写機(コピー機)とほとんど同じ。
コンピュータから送られてくるデータをページ単位で画像イメージに組み立て、そのイメージに従ってドラムと呼ばれる感光体にレーザーを照射、トナーを付着させる。これを熱してトナーを溶かし、紙に押し付けて印刷を行う。
4色のトナーでカラー印刷ができるものや、FAXやコピーなどの機能を持つ複合機もある。
インクジェットプリンタなど他の方式に比べ、高品質で高速に印刷することができ、動作音も静かだが、装置が大きくて重く、発熱量や消費電力が大きい、トナーやドラムなどの消耗品が高いなどの欠点もある。
以前は業務用の製品しかなかったが、小型化・低価格化が進み、現在ではA4版で10万円を切る個人向けの製品も販売されている。
コンピュータからプリンタへは、ページ記述言語と呼ばれる言語で表現されたデータが送られ、これをプリンタ内部のマイクロプロセッサが解析して実際の印刷イメージを生成している。
ほとんどのプリンタはページ記述言語としてAdobe Systems社のPostScriptを採用しているが、低価格の機種では独自の言語を使うものもある。
平らな版に対して、円筒形の圧胴を回転させて加圧し、版盤はその回転につれて移動するので順次版面全部に圧力が加わり印刷される円圧式では大サイズの印刷が可能。 |
グラビア印刷で用いられる継ぎ目のない刷版。木目,抽象柄などを継ぎ目なしの連続した柄として印刷することができる。
キャンソン紙、マーメイド紙等の凸凹加工を施した紙。 |
カラー原稿に用いると、スキャナニングするときに紙の凹凸までスキャナが読んでしまうため不適。 |
浮き上がらせる、浮き彫りの意味。 |
紙を雄型と雌型の間にはさみ、加圧して文字や絵柄を浮き出させる加工。雄型には腐食あるいは機械で彫られた金属製の型が用いられ、雄型には、紙型・プラスチック型・石膏等が使われる。 |
エンボス加工は紙にマークや模様の形を浮き上がらせる加工のこと。 |
同義語:「浮き出し」「浮き出し加工」 |
日本工業規格(JIS)で決められた用紙の仕上がりサイズ。 |
A1判594×841mmからA6判まである。A1判の2倍のものはA0判(A倍判)という。原紙のサイズは625×880mmでこれをA列本判 (えーれつほんばん)または全紙などという。 |
週刊誌などに多い書籍の大きさ。210mm×257mm。 |
文字やロゴ、絵柄等が切れないように、仕上がりサイズより内側にレイアウトすること。
版の凹部にインキを入れ、これを紙などに転写する印刷方法。 |
凹部の深浅によって階調や濃淡などを表現する。インキに光沢があり色に深みがあるため、写真集・美術書などの印刷に適している。 |
写真技術を利用した凹版印刷をグラビア印刷という。版画のエッチング、エングレイヴィングも凹版。 |
書籍や雑誌に書名、著者名、編集者名、発行者名、 発行所名、定価などを記した箇所またはそのページ。一般的には書籍の巻末に印刷される。 |
(1)本の表紙から裏表紙にかけて、あるいは外箱に帯のようにつけておく紙のことも指す。 |
その本の内容紹介やP R などが印刷される。俗に「コシマキ」ともいう。 |
(2)数頁にわたる企画など、全体に統一感を持たせるために、頁を通して帯状に横に引いた太罫。 |
色をつけたり、網を使ったりすることが多い。 |
現在の印刷方式の主流を占める印刷方式。 |
まず、製版で作成されたフィルムをPS版と呼ばれる版に焼き付ける。 |
その後、水とインキの油分が反発する特性を利用して画線部と非画線部を分けるため、版に付けたインキを直接紙に転写せずに、版からゴムシートに 移し(オフ)、それを紙などに転移(セット)する。 |
4色印刷の場合は、通常、墨B・藍C・紅M・黄Yの順に印刷される。 |
オフセット印刷機を使用して印刷する高品位な商業印刷の事。一般に言う「印刷」とはこの「オフセット印刷」のことを指します。 トナーではなく、インク(CMYK)を使って表現します。そのためインクジェットプリンタやレーザープリンタよりも写真や文字が精細かつ綺麗に印刷できます。
印刷方式の一種で、直に用紙に転写するのではなく、版に付けたインクを一度ブランケットに転写し指定の紙に転写する間接的印刷方式のことです。
オフセット多色印刷機で調子の悪い時などに、前胴の印刷画線のインキの一部が後胴のブランケット上に転移し、次の印刷された画線上に位置が少しズレて、ダブって印刷されるトラブル。
オフセットの輪転印刷機の略。 |
用紙がロール状になっており、高速印刷が可能。 |
これで印刷することをオフ輪にかけると言う。 |
【Adobe Illustratorにおける意味】※看板のデザインを製作する際、Adobe Illustratorを使用します。
Adobe Illustratorのアートボード上において扱うことのできる対象物のこと。画像・テキスト・パス等、アートボード上に表現されるものの全てを指す。
製版行程からきた版を印刷機に取付、濃度や汚れ、ごみ、版ずれなどに注意をしながら色見本にあわせて印刷する人。印刷工。
活版印刷の罫で一番細いもの(約0.1mm程度)。 |
活字組版では、アルミニュウムや亜鉛などの薄い板を切り、片方を山形に削って、罫線として利用する。山形に削った方を使って印刷した罫線を「表罫」と呼び、削らない側を使って印刷した罫線を「裏罫」と呼ぶ。 |
活版印刷以外でも罫の太さを示す言葉として使われている。 |
反対語:「ウラケイ」 |
製本などの際に、印刷された紙を折る作業またはページ順に折りたたむ作業、あるいは折ったものをいい、16ページの八つ折り、8ページの四つ折り、4ページの二つ折りなどがある。 |
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本文ページの判型より大きい別紙を、本の寸法より小さくなるように、二つ折り、または三つ折りなどに折って、袋部分を小口側にして特定ページの間に綴じ込まれる物。 |
別名「折表」ともいう。 |
折りの終わった印刷物。 |
通常は4の倍数のページを一枚の紙に印刷し、これをページが並ぶように折り、この折丁を幾つか順番に並べて一冊の本に仕上げる。普通は16ページで1単位(1台または1折り)となる。 |
感光波長域が青紫から黄緑の範囲でしか感光しないタイプのフィルム。 |
安全光として、暗赤色が使えるので作業性が良い。 |
オルソクロマチックフィルムの略称。 |
デジタルデータから印刷機によって出力する印刷方式のこと。オンデマンド(=on demand)という名の通り〝需要に合わせて〟必要なときに必要な枚数を出力することが可能です。
必要なときに、必要な分だけを印刷すること。従来の印刷は大量に刷れることで1部あたりのコストを安くすることができたが、工程数が多く時間がかかることや少量部数には向かない。最近はダイレクト印刷機が登場し、デジタルデータを用いて工程数を大幅に省くことが可能となったため、少量部数を短時間で印刷できるようになった。また、コピー機から派生したコンピュータ制御の簡易印刷製本機も登場している。 |
薄い色の上に濃い色を重ね刷りする処理のこと。カラー印刷の場合は、複数の色が混ざり合う。指定のときは「ノセ」と書く。DTPではデータ作成時にオーバープリントの設定を行う。 |
(1)改行せずに、前の行に続けることを指示する言葉。 |
(2)版下貼込みの際、絵柄切れや字切れを防ぐためにのど側へ移動するときに使う。 |
(3)締切り直前で忙しい状態を指す場合もある。 |
デジタル画像のきめ細かさのこと。 |
プリンタ、スキャナなどの周辺機器の精度や画像そのもの精度を表す場合に用いられる。 |
解像度は1インチあたりにいくつの点(dot)が入るかということを意味する、dpi(dots per inch、ディー・ピー・アイ)という単位を用いて表現する。この数字が大きいほど解像度が高く、高精度の画像となる。 |
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印刷や写真などで、画像の細部をどこまで正確に再現することが可能かを表す値をいう。フィルムの解像力、レンズの解像力、目の解像力などといういい方がされる。 |
単位は「lins/inch」「lines/mm」。 |
グラデーションともいう。 |
写真等の画像において光の明暗でできる濃度の違いで、写真や印刷物はハイライト(明るい部分)とシャドー(暗い部分)が段階的に表される。 |
原稿が持っている濃度域を印刷で再現できる濃度域まで圧縮すること。 |
しかし、均一に濃度圧縮を行うとボリューム感が損なわれたりするため、部分的に圧縮率を変えて行う。 |
印刷原稿として使用する手書きの文字。 |
レタリング文字とも言い、見出しなどに使われることが多い。 |
化学パルプ70%以下の紙。 |
類義語:「上質紙」「中質紙」 |
ページ数は印刷されていないが、ページを表す数字には数えられているページ。 |
あるいはノンブルが目立たないようにのど側につける場合もある。 |
写真原稿を四角形にすること、最も一般的な形である。 |
カラー印刷で、2色以上のインキを刷り合わて色を再現すること。ベタや平網の場合に、かけ合わせができる。 |
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影を落としたような効果で立体感を出した文字。 |
DTPでは影を落とす処理をドロップシャドウという。 |
表面加工や製本加工などの総称。印刷後に製品として仕上げるための作業。 |
風穴加工とは、屋外で使用される懸垂幕(垂れ幕)や横断幕などの幕に30〜40mmほどの切り込みを入れる加工のことです。切り込みから風が通るので、強風などで幕が裂けてしまうことを防止することができます。メッシュ素材を使用する際は、風穴加工の必要はありません。
単純な表罫や裏罫、子持ち罫などではなく、複雑な模様の罫。 |
可視光域のある青紫(B)、緑(G)、赤(R)この光の三原色の混合比によって、さまざまな色光が作り出され、それぞれ等しく混合されると白色光になることを言う。色光を重ねた場合、その混合色はもとの色よりも高くなると言うことから加色混合と呼ばれる。加法混色とも言う。これにより表現されるメディアはテレビ・パソコンなどの画面上だけである。色の三原色による混合は減色混合となり、性質を異にしている。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
見開きの2ページのうち、最初の頁が片側から始まる(起こす)こと。 |
右開きの本では左頁から始まり、左開きでは右頁から始まるのが片起こし。 |
これに対し、見開きページのノンブルの小さいほうから記事を始める場合を見開き起こしという。 |
おす(凸)型とめす(凹)型の間に紙をはさんで圧を加えることにより、紙に文字や絵柄などの浮出し模様をつけること。
商品の案内などの印刷物で、比較的ページ数の多いもの。 目録、便覧、要覧等をあらわす。販売会社やメーカーの間で取扱製品(商品)を紹介するために広く利用される。 |
シールやラベルをカットする位置を指示する線のこと。仕上がり線、カットパスとも呼ばれます。Adobe Illustratorの「図形ツール(長方形ツール等)」や「ペンツール」などを使って作成することができます。
カット工程の際にカット位置にズレが生じてデザインが切れてしまう可能性があります。これを防ぐために、カットラインの内側付近には切れては困る文字やデザインなどを入れないようにします。また、カットラインの外側まで背景や絵柄などのデザインをはみださせる塗り足しを付けるのが一般的です。
凸版印刷に用いられるインキやオフセットインキと同様の組織より成る樹脂型インキと、亜麻仁油をビヒクルとするアマニ油型インキがある。機上の温度上昇が激しいことから粘度変化が少なく、機上乾燥の遅いことが重要。 |
活字を組んで印刷する活字組版印刷の略。活字、写真凸版などを用いた凸版印刷の一種。 |
活版印刷に使われる金属の四角柱の先に文字や記号を彫り込んだ文字のこと。 |
大きさはポイント、号で表わす。 |
オフセットに移行して活版印刷はほとんど行われていないが、今日でも「活字」が印刷された文字そのものを意味して使われる。 |
印刷された文字、文章、記号の読みやすさ、見やすさの程度。 |
台紙の四隅に断裁と仕上がりの見当アタリを示すトンボ。仕上がりトンボともいう。 |
書籍の小口の角(かど)やカード等の角を丸く仕上げること。 |
角がまくれやすかったり、くっついたり、紙が損傷するのを防ぐとともに、ユーザーが直角で指先を傷つけるかもしれないという鋭利なイメージを和らげるためにおこなう処理。角丸機で角丸切りする。 |
上製本表装材の表紙として丈夫な用紙が使用される。エンボス加工などをして布クロスに模した場合と、文字や絵柄を印刷する場合がある。 |
パルプや再生紙、和紙などを原料とした壁紙のこと。インクジェット出力が可能であったり、調湿や消臭効果のある商品もある。素材が紙なので他の塩ビ製などに比べ破れやすく、施工や普段の取り扱いにおいても注意が必要。
紙の毛羽だちなどのことで、インクが乗った部分の用紙表面が細かくむけてしまうものをいう。 |
インク粘度と印刷用紙の強度が合わず起こる。 |
日本工業規格で定められた用紙の長辺に平行に目が流れているものを「縦目」、短辺に平行に目が流れているものを「横目」という。 |
パルプ繊維(セルロース)は用紙を製造する機械(抄紙機)から流れ出る方向にそって並ぶことから、紙目がうまれる。よって手漉きの紙やパルプ繊維を用いない合成紙などには紙目はうまれない。 |
文字や写真、マークやロゴ等を印画紙にプリントすること。またはプリントしたもの。版下として用いる。 |
金箔や色箔などで装飾しないで、本の表紙などの比較的厚い紙で文字・模様などに凹凸をつける加工。 |
表側に当たる型に金や銀などの色箔を貼り付けて紙に凹凸をつける加工を箔押しという。 |
画像等の色はインキの特性などのために指定どうりに印刷で再現されない場合がある。そのため、カラー原稿を色分解する際に部分的に色を修整する必要が生じる。この処理をカラーコレクションという。 |
複数のカラー写真を組み合せて、1枚の写真にすること。 |
毛抜き合せによる合成やカラー原稿の境目が不自然にならないように濃度を調整して重ねる方法など、合成の方法はさまざまである。 |
カラーの原稿をCMYの3色に分解し、光走査して光の強弱にデジタル変換する装置。 |
入力部で原稿からの反射または透過光をフォトマルで受け、網点を入れて4色分のフィルムを作成する。 |
印刷物の色基準として使用する色の見本帳、色のチップ。カラーガイドなどとも呼ばれる。DICやPANTONEなどが有名。
CMYKのプロセスインキを使って標準の用紙に印刷した、色のかけ合わせの効果を確認するための色見本。印刷所では、作業基準を作るために用いられる。 |
デュープとは、デュープリケーションの略で、複写、複製という意味。印刷での場合はカラーポジフィルムの複製、あるいはしたものを指す。階調修正、画像の合成、大きさの調節などが目的。 |
カラー原稿において、3原色の発色のつりあい(バランス)や分色版のつりあいのことをいう。 |
物体色の厳密色判定、色校正、カラーマッチング・モニタ調整をはじめとするカラーマネージメントのための標準照明装置。 |
透過原稿と反射原稿の同時比較、反射色及び透過色の厳密色判定・検討のためなどに用いる。 |
印刷方式や色材の異なる出力期間で、印刷される色を近似させるためにソフトウェア的に色を合わせることを指す。最近は印刷機内に色合わせのエンジンを搭載し、印刷データにその色合わせ情報をプロファイルとして指定しておく方法が一般的となっている。この色合わせ情報を格納しているプロファイルはICC(International Color Consortium)にて規定されたものが一般に用いられており、Macintosh、Windowsなどプラットフォームに依存しない書式として規定されている。
カラーマネジメントモジュールにおいて、色変換を行う際のパラメータのこと。色変換される画像には、自然画像やプレゼンテーションなどの画像、CG画像など様々なタイプのものがあるため、それらに合わせてどういった傾向で色変換を行うことが再現される画像に適しているかを指定する。
ソフトウェア的に色を合わせるために、色変換を行うエンジンを指す。現在全世界的に利用されているカラーマネジメントモジュールは、Lyno Type Hell社が開発したLyno Colorがベースとなっており、MacintoshではColorSync、Windows環境ではWindowsCMとしてオペレーティングシステムにも標準で内蔵されている。また、デジタル印刷機においても、ほとんどの機種がRIP内にCMMを内蔵しており、印刷処理のプロセスとしてカラーマッチングが行われる。
カラーレーザープリンタとは、カラー印刷が可能なレーザープリンタ。基本的な原理はモノクロのレーザープリンタと変わらない。レーザー光を利用して感光体にトナー(黒炭の粉)を付着させ、それを熱と圧力で紙に転写して印刷を行う。こうした原理はフルカラーコピー機とも共通である。
コンピュータから送られてくるデータをページ単位で画像イメージに組み立て、そのイメージに従ってドラムと呼ばれる感光体にレーザーを照射、トナーを付着させる。これを熱してトナーを溶かし、紙に押し付けて印刷を行う。印刷に使用するトナーは、商業印刷と同じCMYKの4色が主流である。各色成分別に上記のプロセスを4回繰り返して出力するため、印刷時間もランニングコストもモノクロプリンタの4倍かかる。
カラーレーザープリンタは小型化・低価格化が進んだ結果、最近では業務用プリンタの中心となっており、個人で使用している場合も稀に見られる。以前は印刷速度の遅さが問題とされていたが、現在ではその問題もほぼ解消されている。
雑誌や文庫、新書などに見られる製本様式。 ソフトカバーともいう。 |
くるみ表紙で中身と一緒に化粧裁ちするので、表紙と中味が同じ大きさになる。文庫本などのように見返しはない場合もある。 |
フィルム製作時の製法の一種で、可塑剤(ある材料を柔らかくする働きをもつ添加物)をかけて軟化した状態でロール状の棒を使い、圧力によって薄く製膜し、塩ビのフィルムを製作する方法のこと。短期用フィルムなど、安価で量産向けのフィルムなどに使用される製法です。※安価=粗悪品ということではありません。
主に厳密な色合いを見る必要がない場合に用いられる色校正の方法の一種。 |
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凸版印刷用の版材。感光性樹脂は光で反応するために微細な光成形画像の作成が可能。 |
印刷・製本の際に用紙や本の間にいれる紙。又は、紙を挟み込むこと。 |
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青系の色相に属する色。冷たさや寒さを見る者に感じさせる色。 |
反対語:「暖色」 |
写真感光材料の、可視光の感光波長域を示す言葉。レギュラー、オルソ、パンクロの三種に分けられる。 |
必要な写真・図版・等が揃い、指定、レイアウトが完全になされていて、すぐに製版にかかれる状態の原稿。 |
印刷、出力、WEBなどの分野で入稿データを製作する際、修正の必要がない(そのまま出力できる)、完成された制作データのこと。
感熱紙とは、熱に反応して黒くなるよう加工された印刷用紙。感熱紙を利用して印刷を行うFAXやプリンタは感熱式と呼ばれる。
感熱紙は熱せられると化学反応を起こす発色剤を紙に塗ったもので、文字や図形の形に合わせて熱を加え、その部分だけ黒く変色させることで印刷を行う。
インクやトナーを用意しなくても印刷できるという特徴があるが、時間が経つと次第に印刷が薄くなってしまうという弱点もある。また、特殊な加工が必要な分、感熱紙は高価なため、家庭向けにはあまり普及していない。現在では主に、感熱式プリンタの「メンテナンスが非常に簡単」という特長を発揮できる、小売店のレジのレシート印刷などで使用されている。
ちなみに、感熱紙は片面にだけ発色剤が塗られているため、裏表を間違えると印刷ができない。光沢がある方が印刷面で、この面に印刷されるように正しく感熱紙をセットする必要がある。
感熱式プリンタとは、プリンタの一種で、熱を加えると変色する特殊な用紙(感熱紙)に熱した印字ヘッドを押し当てて印刷するもの。
熱すると黒く変色する特殊な紙を用い、印字ヘッドで印刷したい部分を熱することにより印刷を行う。ロール状に丸めた感熱紙を繰り出しながら印刷する機器が多い。
専用の用紙が必要で普通紙など他の素材には印刷できず、また、黒一色しか印刷できない。印刷から時間が経つと色あせたり消えたりする場合もあり、長期的に保管する用途には向かない。
一方、他の方式に比べ動作音が小さく、機構が簡素で装置を小型化しやすく、また、専用紙さえあればインクなど他の消耗品を必要としない。限られた用途であれば低コストで導入・運用できるため、店舗のレジ(キャッシュレジスター)や自動券売機、伝票発行機などの印字装置として用いられることが多い。
紙の両端を中側に折ったものを二つ折りにして観音扉のようにする折り方。 |
左右対称のものを「両観音」、片ページだけを「片観音」と言う。 |
企画の内容や、印刷がどの様に仕上がるかを具象的に表現したスケッチのようなもの。プレゼンテーション用の資料になる。 |
慣用的に使われる色名のこと。(空色、茶色、小豆色など) |
JISによって規定されているが、人によって連想する色が違うことが多いため、色指定の際には使用できない。 |
刷版や印刷用紙の天地・左右の中心や折り線および経ち線をしめす目印のこと。
デジタル画像では、色の異なる点の配列で表されており、その構成単位を画素(ピクセル:Pixel )という。デジタル画像処理を行う上で1画素が最小単位となる。1ピクセルは、使う機器やソフトによって、1ドットに相当することもあれば、8ドットになることもある。 |
製版・印刷工程において印刷インキが付着する部分、またはそれに対応する部分のこと。 |
幾つかの書籍や雑誌などを数冊とりまとめて1冊に製本する作業。 |
画像の階調の応答特性を表すときに「ガンマ(γ)」と言う数値が使われる。スキャナやカラープリンタなど、画像データの入出力機器はそれぞれ固有のガンマ値をもっている。画像を忠実に再現するためには、画像入力から最終出力までの全体のガンマが1になるようにする必要がある。入出力機のガンマ値に応じた最適のカーブに補正することをガンマ補正と言う。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
印刷インキ、塗料等において、色を作るために用いられる、不溶性の粉末。 |
印刷ではイエロー(Yellow)のことをいい、キと通常表記される。 |
Yellowの頭文字を取ってYとも書く。 |
人間の記憶内に保存されている色の情報。 |
「空の青」「桜のピンク」など。 曖昧なものなので、色指定や色校正時には使用出来ない。 |
A判、B判等、JIS規格で定められている印刷物や印刷用紙の寸法。 |
新聞印刷用として初めてこの洋紙が輸入されたとき、当時この紙の商標が菊だったことや、新聞の「聞」の字がキクと読めることから、「菊印」の名称で売り出されたといわれる。後に新聞以外の印刷にも使用されるようになり、「菊判」という名称で定着したといわれている。A列本判よりやや大きい。(636 ×939 mm) |
書籍の形態の名称として、A5判よりやや大きい(22cm×16cm)ものをいうこともある。 |
シートに対し切り文字加工を行う際、ライナー紙(剥離紙)より上層部のシートだけを切り抜くこと。ハーフカット、甘切り(あまぎり)加工ともいう。
コーデットペーパーの一種で、紙の表面にクレイなどを塗工し、乾燥する前に鏡面状のシリンダ面に押し付けてから乾かすなどの方法で、高光沢を与えた高級塗工紙。 |
液体のPVCを一定の厚さと幅に薄く伸ばし、乾燥させて作ったフィルム製法。寸法安定性がよく耐候性に優れています。主に5年以上の耐候性でつかわれている製法です。
画像等の最も明るいところ。光っているような部分で、印刷しても網点の入らないところ。 |
画像原稿や図版などの説明文。または文章の註釈。 |
頭注:上部に入れたもの。 |
脚注:下部に入れたもの。 |
傍注:行間に入れたもの。 |
割注:本文の一行分を二行に使って本文の中に入れたもの。 |
後注:巻末に全部まとめたもの。 |
等がある。 |
画像原稿や図版などの説明文。または文章の註釈。 |
頭注:上部に入れたもの。 |
脚注:下部に入れたもの。 |
傍注:行間に入れたもの。 |
割注:本文の一行分を二行に使って本文の中に入れたもの。 |
後注:巻末に全部まとめたもの。 |
等がある。 |
同義語:「注」 |
較正、校正、調整などの意味を持つ英単語。測定器で標準通りの値を得るために、標準器などを用いてその機器の偏りを計測したり、正しい値になるよう調整したりすること。
ITの分野では、画像の取り込みや表示・印刷を行う装置で、正確な発色になるよう使用前に調整する「カラーキャリブレーション」のことを意味することが多い。これはディスプレイ(モニタ)やプリンタ、イメージスキャナ、デジタルカメラなどで行われる作業(あるいはそれらが備える機能)で、機器ごとの発色特性の違いや個体差、経時変化などを補正し、どの装置でも同じ色が再現されるように調整することを意味する。
タペストリーに使用される生地の一種。屋内・屋外対応。強度に優れ、シワになりにくい。高発色タイプの素材。
文字の大きさを表わす単位。 |
1級は1/4mm=0.25mm。(=写植機の歯送り幅) |
教科書によく使われる和文書体の一つ。毛筆の楷書体に近い書体。 |
凸版印刷物を写真製版の版下として用いるため、アート紙のような白地のすべらかな紙に高い精度で印刷すること、およびその印刷物。あるいは小部数を特に上質の紙に刷って、保存用や校正用としたもの。 |
写真や図版原稿で、人物や商品など、必要部分のみを切り抜き、他をカットすること。 |
切り抜きが行われた状態で印刷されるように、不必要なものを除いた版。 |
エアブラシやフォトマスクフィルムなどにより不要部分を取り除く。 |
印刷用紙の重量の単位。 |
全判1000枚を1連とし、その重量をキロで表わす。 |
プロセスカラーのMではなく、一般的に赤といわれているような濃い赤。 |
M100%、Y100%のかけ合わせで表現される。 |
文字組みにおいて、文章を読みやすく、組体裁を美しくするためのルール。 |
印刷用紙の重さの単位。 |
従来、用紙の重量の単位に「斤」を用いていたことからその名を使っていたが、1958年のメートル法施行以後はkgに統一され、連量と呼ぶのが通常である。 |
写真や図版を、左右、天地逆に使うこと。 |
故意に行う場合もあるが、誤りで逆版が起こる場合もある。 |
書籍は左右に開くので、紙目は上下に流れていなければならないが。それが逆に目が通っている状態のこと。本が波打ちやすくなるなどの弊害がある。 |
写真植字での行間を指定する言葉。歯送り数で示す。 |
また、行の追い込みと同じ意味でも使われる。 |
文字組みにおいて、各行の最初の文字スペースのこと。 |
枚葉オフセット印刷において、表面を印刷後すぐに裏面印刷や加工ができるようにセットを速くしたインキ。 |
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米国のクォーク社が開発したDTP用の代表的なレイアウトソフト。 |
書籍や雑誌などの巻頭に載せる絵や写真のこと。多くはアート紙や上質紙に印刷される。 |
活版印刷で、活字を揃えて版をつくる作業。またはその版。 |
倉庫に任意の期間にわたって保管しておく保管料のこと。 |
クラフトパルプを原料とした強度のある紙の総称。包装に多く用いられる。 |
製本作業の行程で、中身に表紙を取り付ける作業。あるいは表紙で中身をくるむこと。 |
用紙の表面に塗工され。白さと平滑性を与える、含水けい酸アルミニウムを主成分とする粘土の総称。 |
クロスは一般の住宅で最も多く使用されている壁材で、壁紙とも呼ばれています。クロス(壁紙)には様々な種類があり素材によってビニールクロスや布クロス、紙クロスなどに大きく分かれます。
用紙が印刷機の中で送られる際、紙端をツメでくわえるように引いたりタコで紙端を吸って紙を搬送する。用紙をくわえるためには、10mm程度の余白が必要で、この余白を「くわえ」と呼ぶ。印刷紙には完成した印刷物に残らない「くわえ」が必要。 |
写真や絵などが持つ連続した階調のこと。また、濃い色から薄い色へと階調を連続的に変化させて、ぼかした効果を出す製版処理ならびに、その製版指定を指す。 |
凹版印刷のひとつ。銅版に焼き付けた版の凹部にインキをためて刷る方法。 |
調子再現がよいため、写真の再現によく使われている。 |
しかし、版が高価なため最近ではオフセット印刷に取って代わる傾向がある。 |
写真ページを一般にグラビアページと呼ぶ。 |
各種の印刷技術によって複製される芸術的表現の視覚的デザイン全般のこと。
床用フィルム。シート表面のガラスビーズにより、湿潤時でも滑りにくく、優れた防滑性をもっています。再剥離シートなので裏フィルムを剥がして、そのまま貼って転圧するだけで施工することができます。シートを剥がすときは、端の方から剥がしていただくと簡単に剥がせます。設置期間の目安は1~3か月以内です。
■貼り方
シートの裏の剥離フィルム(裏フィルム)を剥がして設置面に貼り、ゴムハンマーなどで上から圧着します。
字形のことで、文字の膨らみや表現の形(肉付け)のこと。字体にグリフを合わせることで文字が表現される。
印刷物のレイアウトにおいて、スキャナー分解効率を上げるために多数の原稿をいくつかに分けてスキャニングする事があり、この原稿を印刷寸法に合わせて貼り込むことをグルーピングという。 |
白から黒までの無彩色グレーの階調のこと。0%(白)から100%(黒)までの数値で表す。 |
スキャナ分解や製版での条件出しに使われる。 |
印画紙、印刷用紙、インキの光沢のこと。 |
反対語:「マット」 |
線の総称。作表や版下で大きさの指定などに引かれた線のこともいう。 |
罫には、細罫(おもて罫)、中罫(なか罫)、太罫(うら罫)などの種類がある。 |
ケイ線を仕上りで生かす場合に用いる用語。 |
ケイに色をつける場合は色指定をする。 |
比較的安価で簡単に印刷物を作る印刷方式の総称。軽オフセット印刷などを指す。 |
軽印刷で刷られているものの例は、白黒の年賀はがきや名刺など。 |
蛍光剤を含んだ顔料を使用した特殊インキ。可視光線および紫外線によって蛍光を発する昼光型顔料を用いたもの。 |
中・上質紙をベースに1平方メートル当たり15mg前後でコーティングを施した印刷用紙の総称。 |
本の天地の、地の呼び名である。 |
本の天地の余白部分のうち、下部の余白部分のことを言うこともある。 |
印刷、製本後に断裁機で仕上がり寸法指定どうりに紙を断裁すること。 |
精密な見当合せのこと。 |
髪の毛程の狂いも許されないくらい精密な見当合せという意味から「毛抜き合せ」という。 |
2色刷り以上の印刷物や両面印刷の際に、各色がずれないように、各色版の位置を合わせること。 |
見当が合っていないと版ズレを起こすこととなる。 |
位置が合っていないことを「見当不良」「見当が甘い」などという。 |
刷版を実際に印刷する前に、製版フィルムの汚れや傷、欠落、色校正の赤字どおりに修正されたかなどを再確認する検査をいう。 |
または、原版フィルムの検査のこと。 |
blacK(ブラック)の略。 |
Bと書かないのは、青(blue)に間違われるのを防ぐため。 |
指定の際にはK50%などと書き入れる。 |
伏せ字、ゲタ文字とも言う。本来は活字組版からきた用語で指定の文字がない場合にとりあえず、同サイズの活字をひっくり返して組んだもの。下駄の歯(=)のようなものが印刷されたので「ゲタ」と呼ばれた。写真植字では三級・四級文字盤(旧字・正字)などがない場合仮に印字され、電算写植では出力機に登録されていない文字などが指定された場合、ゲタ文字となって出力される。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
校正が終わった版下や、完成した版を次の印刷工程(製版)にまわすこと。 |
下版してからの訂正や変更は、前の工程からやり直すため、時間・コストともに大変なムダが生じる。 |
しかし、DTPでは比較的ロスが少ない。 |
組版校正用に作った試し刷りやコピーのこと。活字組版(活版)では組み上げた版を「ゲラ」と呼ばれる箱に入れておくが、この箱のまま校正機にかけたことに由来する名称。オフセット印刷でも校正のことをさす。 |
単に「ゲラ」ともいう。 |
「貼りやすく・はがしやすい」自己粘着性フィルムの商品名。 店舗のガラス窓に貼るPOPや、携帯電話の画面保護等に広く用いられている素材。エア抜け性が抜群で、大型サイズの意匠でも美しく貼り付けることができます。
印刷物を形成する場合のもとになる文字、画像などの総称。 |
書き上がった文字原稿のチェック作業および組版のために編集者が行う指定作業。赤ペンで原稿に修正や指示を入れていくので「赤入れ」ともいう。ワープロソフトなどで作成したテキストデータでは、余計な改行や空白を削除しておくなどの作業も含まれる。 |
A判、B判等の仕上がり寸法に裁断する前の印刷用紙。 |
A判各寸法の元、A列本判 625×880mm |
B判各寸法の元、B列本判765×1085mm |
がある。いずれも寸法はJIS規格で定められている。 |
凸版印刷で多色印刷を行うもの。 |
カラー原稿を4色分解し、写真凸版を作って印刷する。 |
最近はあまり行われていない。 |
出力物のサイズが、実際のサイズと同じ大きさのこと。
画像を焼き付けるもとになるフィルムや、刷版や乾板の焼付けに用いるネガ、あるいはポジのフィルムのこと。 |
または複製版を作る元になる版を言う。 |
写真画像の濃度を、減力液で低下させて色調を変えること。 |
オフセットやグラビアで印刷された後に、各種の抗菌剤をオーバープリント用インキまたは染料に分散させて表面に加工処理すること。 |
印刷物にビニールシートを貼る処理のこと。 |
塩化ビニールのシートに接着剤を塗布し、印刷物に熱圧着して加工することにより鏡面のような艶が出せる。 |
校正紙を見て、原稿や指定と照らし合わせながら間違いをチェックし、直しを指示する作業。 |
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校正刷り専用の印刷機のこと。 |
本来の印刷機とは構造や印刷スピードが違っているため、全てが本刷りの結果と一致するとは限らない。 |
文字の校正を行なう際、誰が校正し誰が読んでもわかるようにJIS規格で統一した記号。 |
ゲラ刷り、青焼き、色校正など、校正のために作る試し刷りやコピーのこと。 |
関係者だけに見せるため、少数部しか刷らない。 |
校正するために試しに印刷したもの。 |
校正機で刷った印刷物を校正刷り、実際の印刷機で刷った印刷物を本機刷り(本刷り)と呼ぶ。 |
製版を始めるまでに原稿が間に合わず、作業が始まってから送られてくる原稿のこと。 |
お祝いやイベントでよく使われる赤と白の幕のことで、様々なメーカーで商品化されています。紅白幕の高さは1間(1.8m)が一般的。数日での掲出を目安にしたもので、折りたたんで保管することも可能です。
スクリーン版に穴(孔)をあけ、その穴(孔)を通してインキを紙に転写する印刷方式。 |
シルクスクリーン印刷や謄写版印刷などがある。 |
校正の完了して本刷の許可が出ること。これ以上赤字を入れたり、ゲラ刷りを必要としない状態。その時の校正刷りは「校了紙」とばれる。 |
仕上げ断ちされた本の三方の切り口のこと。綴じ側と反対側の切り口(前小口)のみを小口という場合が多い。 |
仕上げ断ちされた本の背を除く三方を小口という。 実際は背の反対側(前小口)だけを指すことが多い。 |
本の帯。その本のPRや内容紹介などが印刷されていることが多い。 |
ラフ目で光沢のない書籍用紙。計量でかた高だが、弾力性に富んでいる。
(1)広告等に使われる文章のこと。 |
それぞれに、ヘッドコピー、ボディコピー、キャプションなどという呼び方がある。 |
同義語:「コピーライト」 |
(2)ワープロ文書等の任意の箇所を選択し、別のところに貼り付けること。 |
「コピー・アンド・ペースト」という。 |
(3)複写、または複写機のこと。 |
著作権の意味で、国際的著作権を指す。 |
制作された時に自動的に発生する。 |
丸にCのマークはコピーライトの略。 |
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電飾看板・内照式看板の意匠面として使用する、プラスチック製の乳白色色の非粘着シート。
巻き折りや回し折りなどの折り方を組み合わせて折る方法。 |
「2つ折りの直角巻き3つ折り」のようなDM折りなどが該当する。 |
原稿の濃度は印刷物では網点の大小で表現されるが、その際、網ポジや網ネガを作成するときに使用する製版用スクリーンのこと。 |
写真画像等の絵柄の調子再現における明暗の対比をいう。 |
明暗の差が大きいことを「コントラストが強い」または「硬調」、差が小さいことを「弱い」または「柔調」という。 |
上質紙、中質紙をベースに1平方メートル当たり15グラム程度の コーティングを施した印刷用紙。 |
ベースとなる用紙と塗工量でA2コートとB2コートに分けられる。アート紙に比べて安価だが、発色効果は劣る。イミテーションアートともいう。 |
コート紙とは表面がコートに加工されている紙のことを言います。紙に艶がある状態です。A3サイズ程度までの小さなポスターにも使われる用紙です。発色の良さが魅力ですが、傷がつくと光の反射で目立ちやすく感じる面もあります。
表面を白く加工仕上げした白ボールと呼ばれるボール紙の中で、最も広く使用されている素材。 白板紙の生産量の約50パーセントを占めるこの紙は、その需要の高さから既成サイズが非常に豊富であり、生産者側としても利用しやすい。
2枚以上の紙を貼り合わせること。 |
絵本の表紙などで、印刷した紙(アート紙・板紙など)を板紙(チップボールなど)と貼り合わせて厚みや強度をもたせること。 |
紙状のプラスチック-フィルムに印刷が出来るように加工を施したもの。 |
耐水・耐油性に優れ、屋外の使用にも耐えらるため、ポスターやパネルなどに利用される。 |
複製の写真を1枚の写真に仕上げた版を合成版と呼ぶ。 |
毛抜き合わせによる合成と、一方の写真原稿を切り抜き、他の写真原稿にはめ込むなどの方法がとられる。 |
ポイントとともに活字の大きさを表す単位の一つで、初号・1号から8号がある。 |
この単位は日本特有のものである。 |
書体の一つで縦横が同じ太さの太字。 |
欧文書体のサンセリフ系(セリフのない書体)の文字に似せてデザインされている書体で、明朝のようなウロコはなく、縦横の線のめりはりもない。 |
ゴチック系ともよばれる。「G 」「ゴ」「ゴチ」などと略して表記されることもある。 |
印刷物の文字の誤りのこと。作業者の不注意や原稿の不完全、データの文字化けなどの原因によっておこる。 |
ベタ刷りなどの場合に、尾を引いたような「むら」が出るという現象。 |
インキ付けローラーから図版へのインキの供給と需要のバランスが崩れることが原因でできる。 |
印刷部数3000部以下のこと。版下費と製版費は部数にかかわりなく同じである。発行部数が増えれば用紙代や印刷費は増える。しかし3000部以下の場合、100部でも500部でも3000部として計算される。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
色の鮮やかさを度数で表したもの。白灰色、黒が混じらない色ほど彩度が高い。色の判定は彩度、明度、色相で構成されており、色の三属性などとよばれる。 |
以前に印刷したものを、原版の誤植等の修正をするなどして再び印刷すること。 |
版を改めないで刷数を重ねることは「重版」といい。 |
初めて印刷したものは「初版」という。 |
校正の指示にしたがって、組版中の書体・約物・罫線などを加除・訂正する作業を言う。訂正が多い場合は「組替え」となる。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
差し込み印刷とは、ワープロソフトなどで作成した文書に、他のファイルに保存されているデータを埋め込んで印刷すること。差し込み印刷を利用すると、ひな型と埋め込むデータを独立して管理でき、簡単に文書やデータの手直しが行える。
例えば、年賀状の宛名を印刷するような場合、あらかじめ差出人の住所を書き込み、あて先の住所や氏名を埋め込む位置を指定したひな型を作成する。そして、ひな型とは別に住所録を保存したファイルを用意し、印刷するときには住所録の内容を1人分ずつひな型に埋め込んでいく。
実際に印刷する版。原版や校正版に対していう。PS版、紙版、樹脂版、シリンダーなどがある。 |
印刷機にかけるために金属版、樹脂版、PS版に焼付けた版のこと。 |
主として平版印刷で、印刷機にかけるために金属版、樹脂版、PS版に焼付けた版のこと。原版と区別してこのようにいう。 |
印刷が終了した状態のこと。書籍等の印刷の場合、印刷機1台分が印刷終了しただけでなく、本一冊を構成する印刷物が全部刷り上がり、製本所へ届けられた状態も「刷了」という。 |
下付き文字。字面がボディの下方に小さく寄っている文字。理工学者の組版でローマ字の右下または左下に付けられる小さな文字。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
画像データやページのイメージなどを、小さいサイズで一覧表示する機能のこと。 |
カラー写真やイラスト原稿を、ブラックは使わず、イエロー、マゼンタ、シアンの3色で印刷物の色を表現する。 |
したがって、ブラックは3色のかけ合わせで表現されるので、濃度が出にくい。 |
シアン、マゼンタ、イエローの3色のインクを使って、さまざまな割合で混ぜ合わせてできる色。 |
凸版、平版、凹版の3つの代表的な版式のこと。 |
凸版は活版印刷、平版はオフセット印刷、凹版はグラビア印刷が代表的。 |
製本の際、天、地、小口の三方を仕上がりサイズにあわせて裁断すること。 |
クライアントサーバー型のネットワークで、クライアントコンピューターからのリクエストを受けて各種のサービスを提供するコンピューターのこと。LAN上で使用されるサーバーとしては、 |
プリント処理を受け持つプリントサーバーや、ファイルを管理するためのファイルサーバーなどがある。 |
サーマルプリンタとは、印字ヘッドから熱を発することで印刷を行うプリンタの総称。熱を加えると発色する特殊な用紙(感熱紙)を用いる「感熱式プリンタ」、インクを塗布したテープを紙に押し当てヘッドから熱を加えてインクを転写する「熱転写プリンタ」などの種類がある。
感熱式は、熱したところが黒く変色する特殊な用紙(感熱紙)を用い、印字ヘッドで印刷したい部分を熱する方式で、店舗のレジなど限定された用途の印字装置などで用いられる。熱転写式は、インクを塗布したテープ(インクリボン)を繰り出しながら紙に押し当て、熱した印字ヘッドでインクを熱して紙に転写する方式で、かつてワープロ専用機やファクシミリの印字装置としてよく用いられてきたほか、写真専用の印刷装置などでも用いられる。
印字ヘッドに並んだ微細なノズルからインクを噴射するインクジェット方式にも、ノズル内でインクを熱して沸騰させ、生じた泡の圧力でインクを噴射する「サーマル方式」があるが、一般にはこれはサーマルプリンタには含めない。
新聞や謄写版印刷の用紙。 |
化学パルプの比が40%未満の洋紙で、印刷用紙としては最下級にランクされる。 |
ざらしともいう。 |
印刷物の仕上げ断裁で切り落とされる部分のこと。 |
一般的には3mmほど。 |
印刷、製本後、の仕上げ断裁のこと。本の場合は三方裁ちのことで、表紙と中身を別に裁つものと、表紙と共に裁つものがある。 |
ダンポールや板紙・厚紙などを用いて印刷・成形加工した包装容器。 |
折り畳み箱・組み立て箱・紙カップ・紙トレーなどさまざま。最近ではプラスチック材料をラミネートした紙器もある。 |
プロセスカラーの3色、藍(C=シアン)、紅(M=マゼンタ)、黄(Y=イエロー)のこと。色の三原色ということもあり、光の三原色とは補色関係にある。 |
カラー印刷では、C、M、Yの3色を混ぜて色を表現することを減色混合と言う。 |
色の3属性の一つで、色の波長の違い。赤・黄・緑・青といった色味として現れる。 |
したがって、黒や白、灰色といった無彩色に色相はない。 |
プロセスカラー印刷では、グレイや黒は4色を重ねることでも表現できるが、K(黒)だけで印刷することが可能なので、黒の部分からCMYの3色を取り除き、その分をK(黒)で置き換えるという方法を取る。これをUCR、あるいは下色除去という。 |
シャドー部の色かぶりの補正やグレーバランスをとることにも利用される。 |
原稿を意図通りに印刷するために指示を書き加えること。 |
発注者側が、文章、図版、写真などの処理やレイアウトなどを全て指定し、印刷所に伝える。 |
写真や図版を重ねてレイアウトする場合、下になって見えなくなる部分を「シニ」と指定する。 |
オフセット印刷で、刷版の非画像線部に印刷インキが付着しないように、インクを付ける前に刷版を湿らせるための水のこと。 |
印画紙やフィルムなどの感光シートに、写真の現像の要領で文字や罫線を焼き付けたもの。 |
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略して「写植」ということが多い。 |
オフセット印刷において、製版用のカメラを使用して版下からフィルムを作り、そこから印刷用の版を作る製版方法。 |
しかし、DTPの普及によりこの写真製版工程をデスクトップ上で処理することができるようになったため、今日ではフィルムを作らずに印刷するケースも多い。 |
プリント、リバーサルフィルム、ネガフィルムなどの写真原稿。 |
あるいは、それを元に作られた版のこと。 |
プリント、リバーサルフィルム、ネガフィルムなどの写真原稿。 |
あるいは、それを元に作られた版のこと。 |
写真植字による変形文字の一つ。 |
写植機のレンズを操作することで、文字を斜に変型させること。 |
欧文書体のイタリックとは別である。 |
イラスト、写真などの暗い陰影の部分を指す。 |
また、単に絵柄の色の濃い部分を指す。 |
オフセット印刷において、色分解されたカラー写真や文字など、紙面を構成するために必要な要素を色版ごとにまとめて一枚のポジフィルムを作ることをいう。 |
従来は手作業で行う部分もあったが、現在ではコンピュータ上で行うことが多い。 |
刷り上がった校正紙を発注者(出稿者)に提出すること。 |
発注者側(デザイナーや編集者)が印刷所まで出向いて校正すること。 |
発注者側と印刷所側の担当者が直接話し合えるのでイメージが比較的合わせやすく、時間の短縮にもなるなどの利点がある。 |
印刷業界において”出力”という言葉を使う場合、コンピューター等に入力したデータを印刷物としてはき出す(出力)ことを指す場合がほとんどである。
広義での出力は、対象から外部に何かが出てくること、また、出てきたものを指す。コンピュータにおける出力といった場合には、外部の機器などへ信号やデータを送り出したり、何らかの装置や手段を用いてコンピュータ内部の情報を人間に認識できる形で提示することを指すことが多い。ディスプレイ装置で画面表示を行ったり、プリンタで紙面などへ印刷したり、スピーカーやイヤフォンで音声を鳴らしたりといった動作がこれに該当する。
電算植字、DTPなどで編集処理したデータを印字するシステム。紙への出力はレーザ方式が多く、システムに搭載しているフォントをデータから呼び出してラスタ式で出力する。普通紙・印画紙・フィルム出力などがあり、さらにオンデマンド印刷による出力、CTPと呼ばれるダイレクト刷版など、多様な出力機がある。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
壁紙素材の一種で、デジタルプリントが可能な壁紙に消臭機能がついた製品です。インクジェット印刷で自由なデザインをプリントできるだけでなく、半永久的に持続する消臭効果も加わったデジタルプリント壁紙です。
消臭機能がついたクロスといえば、無地柄や既製柄では存在していましたが、この壁紙の開発によりオリジナルデザインで消臭壁紙が製作できるようになりました。
印刷物のレイアウトや色調が指定通り製版されているか確認するために出す最初の校正刷り。2度目の校正刷りを再校と呼ぶ。 |
統一された形式のもとに作られた文字の形。 |
明朝体、ゴシック体、教科書体などさまざまなものがある。 |
シリアルプリンタとは、1文字ずつ、もしくは1ドットずつ印刷していくプリンタの総称。ドットインパクトプリンタやインクジェットプリンタ、熱転写プリンタなどがこれに分類される。業務用の昇華型プリンタなど特殊なものを除けば、ページプリンタやラインプリンタに比べ小型で低価格なものが多く、個人向けの製品のほとんどはシリアルプリンタである。
孔版印刷の一つで、シルク(絹)やアクリル網目(スクリーン)を使い、 |
インキを通さない部分の目をつぶしてインキの透過を加減して印刷する方式。 |
スクリーン版に穴(孔)をあけ、その穴(孔)を通してインキを紙に転写する印刷方式のひとつ。 |
版材にシルク、ナイロン、ステンレスなどの糸で織ったスクリーン(紗)を使ったものをシルクスクリーン印刷といい、ポスター制作によく使われる。その他、瓶やCDなどにも印刷が可能。 |
透明シートなどに意匠を印刷する際、通常使用されるCMYK他インクの1層下に印刷される(敷かれる)白いインクのこと。白インクを敷くことで、透明素材に印刷した場合も意匠の視認性を上げることができる。

↑【見え方の違い】上は白インク有り、下は白インク無し。
JIS規格外の原紙寸法で、788 ×1091mm。 |
主に本の仕上げ寸法として使われる。四六判原紙を32面に断裁して化粧断ちすると、ちょうど横4寸×縦6寸になったことから、四六判と呼ばれるようになった。 |
出版社等によって四六判の寸法には微妙な違いがあるが、およそB6判よりやや大きい130 ×190mm。 |
文字の周囲を白く抜いた文字。 |
バックの色と同系色の文字を入れる場合などに、読みやすくするために白フチをつける。 |
ベタ、平網、写真等の、一部を白く抜いた部分のこと。 |
Cyan(シアン)の略。 |
カラー印刷に使う色材の三原色のひとつ。 |
C=cyan(藍)、M=magenta(緋)、Y=yellow(黄)は色材の三原色のこと。カラー印刷の場合この3色に、K=Kuro(黒)を加えた4色を基本色としてさまざまな色を表現している。 |
黒はCMYをすべて混ぜても鮮やかな黒い色にならないために加えられている。黒=black(ブラック)のBと書かないのは、青(blue)などと間違うのを防ぐため。 |
内容がすぐに分からないように張り合わせられた葉書。簡単に剥がすことができるが、一旦剥がすと元に戻せない。 |
特定の物質に光が当たると電子が飛び出す現象を利用して、光をその強さに応じて電気信号に変えるセンサーの一種。 |
製版用スキャナは従来フォトマルを使用していたが、現在はCCDを利用したフラットベットスキャナが普及している。 |
従来までは、ページレイアウトソフトで作成したデータは印画紙や製版フィルムに出力したから製版行程へ入っていたが、この中間過程をカットして、一気にそのまま直接刷版(plate)に焼き付ける方法をCTPという。 |
または、フィルムや刷版を介さずに直接用紙に印刷してしまう方法。レーザープリンタやインクジェットプリンタ、またはプリント方式のオンデマンド印刷などの方式を指す。 |
Joint Photographic Experts Groupの略。 |
画像ファイルの圧縮・伸張フォーマットのひとつ。国際的に静止画像の圧縮規格の標準となっている。 |
印刷では、ジェイペグ形式の画像はプレビュー用に利用される場合が多い。 |
写真植字の指定の際、文字と文字の間をどれだけあけるかということ。 |
文字組版で,章・節の書き出し,改行の行頭,箇条書きの折り返し,数式などを,標準字詰めより下げて組むこと。書き出し,改行の行頭は1字下げが普通である。
印刷された、もしくは印字された文字の見た目の大きさなど。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
ビットマップ画像のためのフォーマット形式。8bit colorなので256色までしか使用できないが、ファイルサイズは小さくて済む。 |
印刷物として出力には不向きであるが、データが軽いなどの理由から、インターネットではよく利用されている。 |
デジタル化された画像や動画に発生する乱れ(ノイズ)の一種で、線や輪郭に現れる階段状のギザギザのこと。画像を100%以上に拡大していくとジャギーが見られ、解像度が低いほどジャギーは目立ちます。
ビットマップ形式の画像を拡大した時などによく見られるもので、画像を縦横に格子状に並んだ微細な正方形の集合として表現しているため、拡大によって曲線や斜線なっている部分がガタガタした階段状になってしまいます。
仕上げ裁ちの済んだ本で、ジャケットの用意されているものは、ジャケット掛けを行う。 |
手作業と全自動カバー掛け機での作業、2通りのやり方がある。 |
平台オフセット印刷の基準色として1997年に制定された規格。標準印刷インキ(SF-90)、標準用紙を用い、標準条件のもとで測定されたLab値および標準印刷物にて構成される。海外では米国のSWOP、ヨーロッパのEuro Scaleなどが標準規格として定められている。
プリンタやコピー機などの印刷機器、内部に送り込まれた紙が詰まって動作が中断することをジャムという。故障ではないが、そのままでは紙送り機構を動かせないため、筐体のカバーを開いて詰まった紙を取り除く必要がある。
古い型の活版印刷機を使用して、紙にミシン目を入れる方法。 |
以前に印刷したものを、再び印刷すること。 |
厳密に重版とは、版を改めないで刷数を重ねることを言う。 |
化学パルプのみを原料とした紙で、上に塗装をしない非塗工紙のなかで、最も質のいい用紙の部類。表面が平らで白色度が高く、強度もあるが、艶はない。表裏の紙質の差が少ないため書籍の本文によく使われる。 |
本文を製本してから、厚手の表紙を糊付けするなどして仕上げる。 |
プロセスカラー印刷では、グレイや黒は4色を重ねることで表現できるが、インキが乗りすぎるときれいに刷れない。しかし、本来グレイはブラックのインキの濃淡だけで表現できるので、グレイの部分からCMYの3色を取り除くことができる。これをGCR、あるいはグレイ置換という。 |
逆に黒の部分からもCMYの3色を取り除いくことを、「UCR=Under Color Replacement、下色除去」という。 |
主にグラビア印刷とフレキソ印刷で使われている、石油系溶剤を使わない印刷インキのこと。 |
OPニスよりも光沢が強く、表面加工の光沢性を目的に作られている。現在、コーティング用のニスとして最もポピュラーである。 |
透かし模様を印刷できるインキのこと。 |
入場券や通行権などに使用される場合がある。 |
光電子走査装置。 |
製版の現場では、画像原稿を走査して電気信号に変換し、製版フィルムへ露光して分解フィルムを作成する機械のこと。 |
DTPでは、スキャナを使って画像原稿をデジタルデータに変換して保存し、パソコン上で加工や編集ができるようにする。 |
製版における画像の入出力装置。原稿を機械的、電子的方法で走査(スキャニング)し、原稿濃度の濃淡を光電子倍増管(フォトマル)、CCDで電気信号に変換した後、倍率、階調修正、色修正、シャープネス修正を施して色分解する装置。カラースキャナとモノクロ(白黒)スキャナに大別できる。カラーは透過原稿、モノクロは反射原稿が主に使われる。原稿のセット方法、スキャニング方法でフラットベッド(平面)式とシリンダー式とがあるが、モノクロスキャナはほとんど前者。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
写真やイラストなどのように階調のある原稿を、印刷用の原稿に加工するための工程のひとつ。写真などはそのままでは印刷原稿にはならないので、製版所で細かい点の集まり(網、網点、ハーフトーンドット)に置き換える。「網撮り、網掛け」ともいう。 |
画線部のみ版に穴(ステンシル)を開け、上にインキを塗布して穴から押し出させる、孔版という版式を使用して印刷する方法のこと。オフセット印刷よりも色が濃いうえ、耐久性がある。 |
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モアレを出さない為につける、各色分解版における網の垂直軸または水平軸との角度のこと。 |
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網点を構成するスクリーンの単位。 |
製版用スクリーンの目の細かさを指し、1インチ辺りの線数を表す。 |
100線なら1インチ辺り10000個の点が存在することになる。単位は「線」、または「lpi」(lines per inch)となる。 |
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印刷用紙の品質や印刷方法によって適当なスクリーン線数が決まる。 |
スクリーンで再現可能な最小濃度から最大濃度の幅、濃度域のこと。 |
スプーラとは、複数の処理要求を保留状態で一時的に保管し、順番に処理するソフトウェアやシステムなどのこと。そのような処理方式のことをスプール(スプーリング)という。一件一件に時間がかかる印刷などの処理でよく利用される仕組みで、別のソフトウェアなどから処理要求を受け取って待機させ、受け取った順番に一件ずつ処理を実行する。
例えば、利用者が文書作成ソフトに印刷を指示した時にプリンタが使用中の場合、印刷スプーラ(プリントスプーラ)がなければプリンタが空くまで利用者を待たせるか、「今は使用中のため印刷できない」と拒否するしかないが、スプーラに印刷データを渡して処理を託すことで、印刷処理を実行したまま利用者が他の機能を利用することができるようになる。
黒色もしくは黒インキのことで、印刷では「スミ」と呼ぶのが一般的。 |
現在はカーボンブラックで作る。 |
表記は Blackの K または Bk と表される。 |
印刷するインクの色。 |
単色刷りの場合、特に指定が無ければ印刷会社・印刷所は「スミ」と判断する。 |
印刷する色を指定する時は、印刷会社・印刷所の見本等から、刷色を指定することになる。 |
校了後、本刷を始めた直後の印刷物・見本。 |
印刷物の品質を点検する為の最終確認のものだが、インキの量が適切で校了紙と同じ色が出ているか、ページの面付けや見当合わせは正確か、かすれ・汚れがないかなどを点検する。 |
印刷が終わり製本工程に入る印刷物で、刷り上がった印刷物や断裁も折りもしていない紙のこと。 |
刷本(さっぽん)ともいう。 |
印刷用紙に印刷しただけで、製本加工をせずに納入すること。 |
グラデーションの無いイラスト、図、グラフといった原稿のことで網がけが不要。 |
写真画像などのビジュアル要素を持つ原稿も指していることが多い。 |
本の部分名称のひとつで、本を綴じてある部分の外側、小口の反対側のこと。 |
並べた時にタイトルが見える部分(背表紙)。 |
背には丸背、角背がある。 |
写真植字で、斜体、長体などの文字を変形させない正方形の文字。 |
変形の指定がなければ「正体」と解釈するのが一般的。 |
印刷の為に、原稿から版・版面をつくること。 |
印刷方式によって工程・形状が違い、活字原版・写真凸版・オフセット版・石版・グラビア版がそれにあたる。箔押は、彫刻版や腐蝕版となる。 |
印刷された紙葉または折り丁(刷本)を順序に従って折って綴じ、一冊の本に仕上げること。 |
製本の様式には、中綴・平綴・かがり綴(糸綴り)・無線綴・並製本・上製本などがあり、発祥地域により東洋の和漢装本と西洋の洋式装本といったように分類される。 |
校正紙に校正箇所の赤字がある場合でも、印刷会社印刷所の責任で修正・訂正・校了とすること。 |
その後、校正刷りは出さず下版とする。責了となった校正紙を責了紙と呼ぶ。 |
実際にはゲラから印字ミスを無くすことは、何校も修正をしなければならず、作業上効率が悪い為、多少の修正洩れが残っていても印刷会社・印刷所の責任において修正し、校了にすることを条件に渡すことが通常。 |
現在の平版印刷(オフセット印刷)の源となった印刷方法。ドイツのバイエルン地方で採られる石灰石が用いられ、墨一色が多く、クレヨン画のような柔らかい感じの表現に向いている。 |
石版からアルミ版を経て、ゴム版(ゴムブランケット)へと移り変わっていった。 |
製本工程において、落丁や乱丁を防止する為に、各折り丁の背の部分に刷り込んだ文字や記号のこと。書名と折丁の順序を示す番号が印刷されており、一般的には、「書名」と「折丁番号」が使われる。 |
「背標」も含めて「背丁」ということもあり、他に折り印、捨て文字等の言い方もある。 |
黒や白、あるいは適度な明度のグレーなどを曖昧な色同士の間に差し込む事によって、配色全体を引き締める配色技法のこと。
背丁と同じ目的で、乱丁、落丁等の防止に、折丁の最外側、背の部分へベタ刷りするマークのこと。 |
各折丁が正確に重ねられていると、背標は階段状(V字型)になる。 |
背印、折り標、段印、折り印等の呼び方もされる。 |
文字や画像の原稿で、単純な塗り潰し(ベタ、罫線、網点など)で構成された中間調の無い原稿。 |
階調のグラデーションを持たないものの総称でもある。網撮りをしなくても処理可能な図版原稿。 |
網点を作る場合に考える、スクリーンの1インチ当たりの線の数。単位は「線」もしくは「 lpi(line per inch)」。 |
印刷の濃淡は全て網点で表示する為、細かければ細かいほど濃淡は滑らかになる。 |
色を構成する1画素に対して重ね合わされたインキの合計量を指す。
基本のプロセスカラーの場合はCMYKで400%が最大の総インキ量。
絵柄の広範囲で総インキ量が高い場合(=インキ使用量が多く、濃い場合)、印刷時にインキの定着や乾きの問題により裏移りやブロッキングの問題が発生しやすくなり、印刷物が汚れる原因になる。
同義語=総網点量、TAC値(Total Area Coverage)
書籍全体のデザインのこと。 |
本の造り、外箱、カバー、表紙、サイズ、内容レイアウト、書体選択など本を美しく装う全ての行為を指す。 |
(プロセスカラー印刷の)CMYKの各色のインキ量が全て100%(ベタ)の状態を指す。
書籍・教科書などの、文章にある全ての漢字に読み仮名(ルビ)をつけること。 |
造本は書物の印刷・製本・装丁、用紙・材料等の技術面からの本づくりを指す言葉。 |
通常のインキよりも太陽光(紫外線)による退色の進行が少ないインキです。屋外で長期にわたり太陽光にさらされるポスター等で用いられます。
退色しにくい特殊な顔料を用いているため、耐光性が高まるという長所がありますが、通常のインキに比べて鮮やかさが低下するといった短所もあります。
基準色4色(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)のうち、特にイエローとマゼンタは顔料の化合物の結合が弱く、光に対する強度(耐光堅ろう度)が低いことから、発色の良い状態を通常よりも長く保つことができます。
デュポン社製の高密度ポリエチレン不織布でできた透湿・防水性のあるシート。建物の壁に仕込んで屋内を快適にしたり、保護をするための建築資材として使われるものです。 今では建築資材以外にも防護服などにつかわれており、印刷できるメディアも増え需要が高まっています。
全紙から所要の印刷面を切り取った残りの紙のこと。製本の仕上げ断ちの時に出来る裁落。通常3ミリ。 |
写真やイラスト、パターン、網などの図版をページいっぱいに配置したいとき、断裁のズレによる余分な白地が出ないようにする為に、ページの仕上がり線より3ミリ程度はみ出させて配置すること。 |
どの部分を裁ち切りにするかで、全面裁ち切り、左右裁ち切り、片面裁ち切りなどという。 |
複数面を一つの版に焼付ける場合に、隣との間隔を空けずに割り付けること。 |
1段小さな用紙で印刷出来る場合がある上に、仕上げが断裁の場合に作業の効率は良くなるが、周囲が白地の場合にしか適用できない。 |
タック(Tack)は粘るという意味を持ち、用紙の裏に糊を引いた紙のこと。剥がして糊をつけずに貼り付けることができる。 |
用紙を製造する機械(抄紙機)から流れ出る方向をいう。 |
この方向は湿度に対する伸縮が小さく安定している。 |
単色による印刷を行うため、分解をせずに製版すること。 |
カラー原稿でも1色だけ印刷したい場合、単色製版と指定する。 |
タンデム方式とは、カラーレーザープリンタの印刷方式の一種で、4色を一度に印刷する方式。
カラー印刷はCMYK(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)の4色のトナーを組み合わせて色を再現するが、タンデム方式では、各色のドラムを横に並べてそれぞれに感光系を用意し、いっぺんにすべての色の印刷を行う。これに対し、回転式の装置に各色のドラムを収め、一つの感光系で1色ずつ4回印刷を行う方式を4サイクル方式という。
タンデム方式は一度に印刷を行うので4サイクル式より単純に4倍近い速度で印刷できるが、各色を別の位置にある別の装置で印刷するため、紙送りと印刷のタイミングを正確に制御しないと色によって微妙に印刷位置がずれてしまう色ズレが起きるという問題がある。また、感光系を4つ用意しなければならないため装置が大型で高価になる。
看板の外枠サイズ(完成サイズ)に剥離紙ごとカットすること。
印刷する原稿や写植を貼り込む紙のこと。 |
アート紙、ケント紙、アイボリー紙などを用いる。 |
罫やアタリ罫などを指定通りに書き込み、これを元に製版する。 |
一度に印刷機に掛けるページ数の単位。 |
1台8ページ印刷の場合、総ページ数を8で割れば台数が出る。 |
端数ページも1台の印刷機に掛けることになる為、2ページ、4ページという端数ページも1台として数える。印刷会社・印刷所の値段表が8ページまたは16ページ単位で変化するのは台数によるところからである。 |
業務に対する基本料金のこと。 |
印刷料金は数量に単価を乗じて計算されるが、一定の価格に満たない場合には、その作業をする為の基本料金(最低料金)を設定する。 |
インキの成分中の油の一部を、石油ではなく大豆からとれる植物油で生成したインキのこと。大豆油インキは、石油系溶剤と比較した際、揮発性有機化合物(VOC)の発生を削減できるほか、石油などの化石燃料系資源の使用量を抑制できることから、環境配慮型インキとされています。
印刷用版を作成するときに、フィルムなどを使わずに、DTPで作成されたデータを、イメージセッタなどを使って版に直接出力する方法。 |
ダイレクトスキャナとは直接網ネガもしくは網ポジ得られるスキャナのこと。 |
ダイレクトスキャナには、現在の主流のドットジェネレータ(網点発生装置)方式とコンタクトスクリーン掛け(網掛け)方式の2種類がある。 |
一度に印刷機にかけられる8ページ、16ページなどをまとめたものを「台」という。全体のページ数を台ごとに分割することをいう。 |
ページ物印刷物で表紙から裏表紙の全ページの構成と内容を、16ページや32ページなどの用紙の折単位ごとに区切って、ページ構成を確認できるようにした表。編集段階から印刷・製本工程まで、チェックシートとして使う。 |
台割りと略すこともある。 |
2色刷で写真やイラストを美しく見せるテクニックのひとつ。1つの原稿から階調(トーン)の違う2版を作り、これを1色で2度重ね刷りするかあるいは2色(明色と暗色)で刷り重ねる印刷方法。 |
ダブルトーンは単色製版しかできないモノクロ写真の仕上がりに深みを増すために考えられた方法である。 |
印刷直後の色調と比べて、乾燥した後のインクの色が沈むこと。 |
1ページに入る文字などを、幾つかに分けて組んだ場合の各区切りのこと。 |
段と段との空き・間隔のこと。 |
段間が狭いと読みにくくなり、逆に広すぎると間延びして見える。 |
文章などをレイアウトする際に、ページを2段以上に組むやり方で、タテ組み、横組みにかぎらず2段以上の組み版は「段組み」という。 |
一般書籍は1段のものが多いが、大型の辞書や雑誌では3段~5段組みがよく見られる。 |
積み重ねた紙を所要の寸法に断ち切る機械。平断裁機と三方断裁機とに分かれる。 |
赤系の色相に属する色。 |
赤や黄色などのように、暖かく柔らかな感じを与える色。 |
反対語:「寒色」 |
文字や図柄の周りの部分の色のこと、下地(したじ)の色のこと。 |
一般的には、文字や図柄以外の余白部分を「地」、背景を「バック」と指定している。刷り色と平網パーセントで指定する。 |
折丁の地(下の部分)が袋状になる印刷版のかけ方や折り方をいう。 |
ページや、タイトルの下地の一面に使われる連続模様のこと。 |
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印刷用紙のBにランクされる紙。化学パルプと砕木パルプの混合比で、化学パルプが70%以上の洋紙。 |
上質紙より、表面の滑らかさや強度の点、白色度の点で劣る。 |
ハーフトーンのことで、明るい領域(ハイライト)と暗い領域(シャドウ)の中間の領域のことをいう。 |
電子写真方式において、感光体上に現像された色材が用紙(もしくは印刷基材)上に転写される前に受け渡される媒体であり、オフセット印刷におけるブランケットに相当する。ドラム型のものやベルト型のものなど各社様々な方法を開発してきている。中間転写体を用いることで、版ずれを最小限にしたり、エンボス紙など凹凸のある用紙に印刷することが可能になる。
本の表(奇数ページ)裏(偶数ページ)2ページ、つまり紙1枚のこと。片面だけは「ページ」と読んで区別する。 |
折丁を順に揃え1冊の本にまとめる製本工程のこと。 |
カレンダー、伝票等は同じ紙質でペラの刷本を丁合するのが普通で、手作業または立型丁合機によって行う。 |
丁合ミスとして、落丁、増丁(取り込み、2枚差し)、乱丁、グル、変丁、ズレ・タレ等がある |
写植の変形文字のひとつで、タイトルや見出しを読みやすくデザインする時に、文字の横幅を変形(縮めて)させた文字を「長体」という。 |
印刷面を乾燥した後でもインキが剥落する現象。 |
原因として考えられるのが、インキの皮膜が弱い、インキワニスの粘度が小さい、紙がインキを吸収しすぎているなどである。 |
黒板を再現できるフィルム(糊付きシート)。チョークボードとしておしゃれなカフェ、雑貨屋さんで目にすることも多いかと思います。手書きの文字や絵で、素敵な空間作りをつくります。DIYで部屋の壁に使用することも。
印刷用紙の厚み、もしくは表紙を除いた本の中身の厚みのこと。 |
印刷物の束を検討する為に、実際印刷用紙で作る本の見本。大きさ・重さ・背巾・包装材の仕様等が確認可能となる。 |
書籍や雑誌の本文以外の扉・口絵・ハガキ・売上げカードなどの付属印刷物の総称。 |
目次などの本文の前に綴じられるものを「前付け」、後書・付図・諸表・奥付など本文の巻末に綴じられるものを「後付け」という。 |
1つの印刷用版に複数のページの版を焼付けること。 |
印刷機の効率利用を図る方法のひとつ。 |
異なるシステム間でグラッフィックデータを交換するために、米国Microsoft社と米国Aldus社が開発したグラフィック・ファイルフォーマット。詳細な画像情報を持つため再現性は良いが、ファイルサイズは大きくなる。 |
用紙に転写されたインクがはがれないように定着させる方法のことを指す。電子写真方式では、光により定着させるフラッシュ定着と、高音のローラーにて定着させるヒートロール方式の2種類が主に利用される。
テクスチャーは「質感」と訳され、「ざらざら」「ふんわり」などの手触りのイメージをグラフィック上で再現したもの。グラフィックデザインは平坦になりがちですが、テクスチャーを活かしたデザインをすることでリアリティを追求できるようになります。
ポリエステル素材の生地の一種。軽量であることが特徴です。例えば毎日のように取り付けや取り外しをしなければならないようなシーンのタペストリーにはおすすめの素材。
ポンジの一種で、ポリエステル素材の中で最も薄手の生地。インクジェット出力が可能。生地が薄いため軽量であることと、印刷した際の意匠の裏抜けが良いことです。
耐久性に優れたポリエステル素材。中期間お使いになるようなタペストリーなどに適しています。
人の手で原版フィルムから刷版を焼く方法。 |
フィルム、刷版ともにパンチ穴を利用して、位置合わせをして作業する。 |
カレンダーなどで見られる、天の部分を金具で綴じたもの。 |
材質・形状的に直接印刷しにくい被印刷体に印刷する場合、あるいは多色図柄を1回で被印刷体上へ形成する場合に用いられる。印刷には種々の版式が使用されるが、図柄の形成は転写紙上に逆刷りで行われる。 |
2行3列に配列されている凸状の点を印刷により形成する方法。この点字は、店の存在を主に指先で触りながら文字として読み取られるものである。 |
天の部分を綴じたもの。そうして製本した本。 |
カレンダーや伝票などに見られる。 |
便箋・原稿用紙・単式伝票・メモ帳等で見られるように、天の部分を糊で固定し、1枚づつ剥がせるようにしたもの。 |
折丁の天が袋状になる印刷版のかけ方や折り方をいう。 |
一般的にはサンプルフォームや枠組みといった意味で利用される、バリアブルデータぷりんてぃんぐにおいては、固定情報部分を指し、各種アプリケーションにおいて台紙として定義され、この上に可変情報の印刷領域を定義していくことで、バリアブルデータを作成していく。
世界最大のインクメーカー、DIC株式会社(ディー・アイ・シーと読む)。旧・大日本インキ化学工業株式会社。
同社が出版する色見本帳、DICカラーガイドが有名だが、DIC(ディックと呼ぶことが多い)
DICのカラーガイドは基本的に印刷用の色見本帳なのですが、色数がかなり細かく網羅されている。
DICのカラーガイドは1~3巻までのパート1と、4~6巻までのパート2、日本の伝統色、フランスの伝統色、中国の伝統色などがある。
全体に対する細かい部分。detail。全体から見ると末梢的な部分。細部。色校などを行う際のオペレーターに指示を行う時などにこの言葉を使ってコミュニケーションすることがある。
例)「デザインが細かいので、インクでディティールが潰れてしまわないように気を付けてください。」
Desktop Color Separationの略。Quark社によって開発された、画像データを保存するファイル形式の一つ。 |
C版、M版、Y版、k版の4つのファイルと、画面表示と校正出力用のデータの5つのEPSファイルが保存される。よって、分版出力の際には有効なファイル形式といえる。 |
パソコンなどのコンピュータを利用して、印刷物の文字・画像の入力から組版編集(デザイン・版下作業など)出力を行うこと。 |
Direct Digital Color Proofの略。 |
デジタルデータを印刷用紙に直接出力するPostScript対応のカラー出力システム。 |
銀塩、電子写真、感熱、昇華転写、インキジェットなどの方法によってカラーハードコピーを得る。色校正システムとして多く使われている。 |
Dot Per Inchの略。 |
文字・画像などを出力する時の点の密度を指す。1インチ当たりのドット(点)の数。 |
一般的なレーザープリンターは 300~800dpiのものが多い。版下となる印画紙を出力するイメージセッター等は 2,000~3,000dpi。 |
原稿となる文字・画像などのデジタルデータをフィルムなどの中間媒体を使わないで直接刷版又は被印刷物に出力する印刷技術。 |
デュープリケーションの略。 |
デュプリケイト(複製)のこと。 |
原稿の複製を作ることで、オリジナル写真を複写したフィルムもしくは製版フィルムから作られる複版のこと。 |
均一に帯電させた感光体上に電気的に潜像を形成し、そこに色材を塗布、現像することでモノクロやカラーの画像を形成する印刷方式。毎ページ異なる画像を印刷できることが特徴。中でも紛体トナーを使用するものを乾式電子写真方式、液体のトナーを使用するものを液体電子写真方式と呼ぶ。
文書などのコンピューターによる編集制作および出版物のこと。また、電子媒体を使った出版物のことも指す。 |
CD-ROMなどのパッケージメディアやファクシミリなどの通信メディアを利用した新しい出版。 |
アップルコンピュータ社とマイクロソフト社によって共同で開発されたフォント技術。安価で種類も多いので簡易な印刷物にはよく使われる。 |
拡大・変形する場合、ドットフォントより輪郭が滑らかに表現される。 |
光を透過させて画像を見る原稿のこと。 |
ネガフィルム、カラーリバーサルフィルムがある。多色印刷の写真原稿としてカラーリバーサルフィルムは適している。 |
4色印刷で使用するプロセスインキ以外のインキの総称。 |
特色インキ、畜光インキ、香料インキ、感熱・感湿インキ、発泡インキなどのインキがある。 |
広告や見出しなどで特殊効果を求める場合に使用される。同心円、交線、砂目、単線といった種類があり、原稿と用途に合わせて使い分ける。 |
プロセスインキ4色 C(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)K(ブラック) インキを調合して作られる色。 |
特色は、特定の色が必要な場合や、3色以下の印刷物などに使用される。刷り重ねると変色することが多々あるので,下色(印刷されている色)の有無、刷り順に注意しなければならない。 |
プロセスインキ4色 C(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)K(ブラック) 以外に調合された印刷用インキのこと。 |
プロセスインキでは再現が難しい印刷、2色刷りの印刷、単色刷りでスミ以外で効果を出した印刷などで使用される。 |
DICカラーなどが業界標準である。 |
プロセス4色以外の特色を使用して、印刷する為の版のこと。 |
印刷用紙の表面凹凸によるインク転写性能の低下を防ぐために塗工料と呼ばれる様々な物質が塗布されるた用紙の総称。 |
コーテッド紙ともいう。 |
塗工紙を造る紙の種類、塗工料を塗布する量によって、コート紙、アート紙、軽量コート紙に分類される。 |
塗工紙を造る為に上質紙、中質紙のベースにコーティングするもの。 |
顔料や接着剤、防腐剤、染料などが使用されている。 |
葉書や付録など、本・雑誌へ一緒に綴じ込んで製本すること。1枚から数ページにわたる冊子までいつくかの綴じ込みがある。 |
本などを綴じる為に必要な「のど(本の部位)」の余白部分。 |
綴じかたにより変化する。 |
3大版式のひとつ。 |
凹凸のある版の凸部にインキを塗布し、印刷用紙に転写する印刷方式。 |
黒い線や点、単純な塗りつぶし程度で描かれている階調のない線画原稿などを製版する際、網撮りをしなくても処理できる図版原稿のこと、もしくは網撮りしない方法のこと。 |
トナーカートリッジとは、コピー機やレーザープリンタなどで使われる微細な粉末状のインクを収めた、プラスチックなどでできた容器。通常はトナーを使い切るとカートリッジごと交換する。使用済みのカートリッジはメーカーが回収して再度充填し、再び出荷されることが多い。メーカー以外の業者が引き取ってトナーを充填し、格安の交換用トナーとして市販している場合もある。
本の部分名称で、本の最初の書名や著者名などを印刷したページで、タイトルページがそれにあたる。 |
印刷の際に、版ずれの影響を最小限に抑えるために、色と色とがわずかに重なり合うように製版工程で画像を調節すること。 |
製本工程で、同じ折丁を幾つか綴じ込んでしまうこと。 |
本の問屋。雑誌や書籍を出版社から仕入れて、全国の書店に卸す販売会社。 |
日本には約40社ほどある。 |
印刷の際に、一定寸法の紙から、仕上がりの紙が最も効率よく取れるように計算すること。規格判の仕上がりの場合は規格判の用紙から無駄なく取れるが、表紙・ジャケットなど規格外の場合は、紙の目なども考慮するために無駄が出てくる。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
主として写真原稿の一部を切り取って使うこと。 |
トリムは英語で刈り込むという意味。 |
写真加工等において、画面の不必要な部分を取り除き必要な部分だけを残す方法。
校正記号の指示の一つ。不要な文字・記号などを削除し、その後を詰めるという指示。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
多色印刷の各色版の刷り合わせを正確にするためと、加工や仕上げの際に位置を合わせる目印として引かれた線のこと。 |
用途によって形状が異なっている。見当合わせトンボ、センタートンボ、折りトンボ、断裁トンボなどがある。 |
由来は昆虫のトンボの形に似ていることから。 |
トーン&マナーの略。デザインの色味や雰囲気、フォントに一貫性を持たせること。デザイン制作・企画の際に使われる言葉です。
コンピュータを利用してカラー分解から製版・出力までを一貫して行うシステムのこと。 |
カラースキャナなどから画像情報が入力され、モニターを見ながらクリエイティブ作業を行なう。 |
画像を入力した際に濃度を横軸にとり、出力する際の濃度を縦軸にとった時に描かれる濃度変化のカーブ・グラフのこと。グラデーションカーブとも呼ばれる。 |
このカーブの設定の具合で印刷の再現性に大きく影響する。 |
トーンジャンプとは、本来なめらかなグラデーションやぼかしの途中で急激に色が変わってしまう校正上のエラーのことを指します。しかし、適正な画像サイズで作業をすることで、トーンジャンプの発生を抑えることができます。
トーンジャンプした画像は元に戻せませんが、ぼかしやノイズを加える画像補正を行うことでトーンジャンプを軽減させることができます。
網点・点のこと。 |
ドットの大小によって原稿の濃淡が再現される。 |
ドットインパクトプリンタとは、ピンを縦横に並べた印字ヘッドをインクリボンに叩きつけ、圧力で紙に文字の形の「跡」を付けることにより印刷を行うプリンタ。
動作音が大きく解像度も上げにくいため、インクジェットプリンタやレーザープリンタの高性能化・低価格化に伴い一般的な用途では使われなくなっていったが、複写用紙(カーボン紙)を使う伝票などの重ね印刷はこの方式でしかできないため、事務用途では現在でも使われている。
網ネガまたは網ポジを減力液で水洗いし、網点面積率を縮小して明るくする方法。 |
ドットエッチを行うと、網ポジの場合印刷物では淡くなり、網ネガの場合印刷物では濃く仕上がる。 |
本刷り時の網点が、校正刷りに比べてつぶれる現象をいう。刷版への焼き付けや,印刷のインキの性質やインキの印刷用紙への浸透の仕方によって,網点の大きさが変化する。 |
ダイレクトスキャナの構成要素のひとつ。網点を電子的に発生する装置で、網点発生装置ともいわれている。現在はレーザー光を直接フィルムに露光することにより、網点を形成している。 |
文字の形状を点の有無で表し構成された文字。 |
フォントデータを構成するドットの数が多ければ、文字形状の表現が豊かになる。 |
紙を切断するとき、製品寸法に合わせて数ミリ幅(3mm程度)でカットする空き・幅のこと。ドブの幅は一般的には数mm~10cmだが、面付けの都合で20~30cmのドブが出来てしまうこともある。 |
インターネットに接続されているコンピュータに付ける名前。E-MAILを送信する際にユーザーIDとドメイン名を@マークで区切って送信先を指定する。例えばvms@vanfu.co.jpはvmsはユーザーIDであり、vanfu.co.jpがドメイン名でありその要素は( )で区切りそれぞれサーバーの名前、組織要素、国籍となっている。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
印刷原稿を円筒形のドラムに巻き付け、高速回転で読み取るスキャナ。 |
回転方向に光源と受光部を移動して印刷原稿を読み取る。解像度が高く、出力センターや印刷所で用いられる。 |
通販の申込用紙や、入学試験の解答用紙の記入欄の枠などのように、人間の目では認識できるが機械では読み取られないようにされた特殊なインキ。 |
折丁と表紙を同時に針金で綴じる製本方式。「背とじ」という呼び方もある。 |
週刊誌・カタログ等で多用され、比較的安価ではあるが、ページ数の少ない薄手のものや見開きの良いことを求められる。 |
完成した本に、貼り込まない状態や綴じない状態でページの間に挟んである印刷物。 |
正誤表やカード・葉書・チラシなどを投げ込みにする。 |
本文を製本してから、比較的薄い表紙を糊付けするなどして仕上げる製本の方法。パンフレットや雑誌などに見られる針金綴じ、無線とじの本があげられる。 |
ビニール系のプラスチックフィルムへグラビア印刷を行い、印刷後ラミネート処理をして袋状に加工したもの。 |
食品や薬品、繊維製品などの包装に使われる。 |
原稿(写真やイラスト)を分解して作ったネガから網撮りをする製版作業。 |
現在はダイレクトスキャナの使用で、直接網のかかった分解版を得ることが出来る。 |
イラスト原稿やカラーの写真を2色分解し、2色インキでの印刷で、4色印刷に近い効果を出すこと。 |
ツインカラー、ドコアトーン等とも呼ばれ、カラー原稿を2色に色分解し、少しでもカラーに近い雰囲気を出せるインキで印刷する方法。特色のグリーンとレッドの組み合せなどが代表的。印刷コストが安く済むので、軽印刷・チラシ等でよく使われる。ダブルトーンとは別の物。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
滅色法の3原色であるC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の内、いずれか2色を混合することで出来た色のことをいう。
印刷物の表面に艶出し塗料を塗布し、光沢を出す加工の一種。
印刷の表面に光沢を与える艶出し塗料を塗布し、印刷面を保護するために塗膜を形成する加工のひとつ。 |
オーバープリント(オフセットか凸版)とビニール引き(ローラーコート)がある。 |
2冊分同時に製本した後で断裁して2冊に分ける製本のこと。 |
透過原稿(フィルム)の取り込みで発生する、光学的な現象のこと。フィルムもしくはフィルムとガラスを密着させた時に、非常に薄い空気膜の為に光が干渉して出来るシマ模様である。 |
ニュートンリングを抑える為に、アンチニュートンリングパウダーや流動パラフィン(オイル)といった凹凸の入る感光剤が使われている。 |
写真や平網、ベタ刷り部分の中で、文字、飾りケイ、線画などを白く抜き紙白で表現すること。 |
これを「白ヌキ」といい、色をつける場合は「色ヌキ」という。 |
単にヌキとも言う。各種紙器など直線断裁でできない形状のものを作る場合、打ち抜き型を作り、トムソンなどの機械を使って加工する。型の基盤にベニヤの合板を使い、仕上がりの形状には切り刃を、折り曲げ部分にはスジ押し刃をベニヤの溝に組み込んで作る。溝は精度を上げるためにレーザーカットが使われる。抜き打ち用の刃型。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
本や雑誌のページ物で一部のページだけを印刷すること、または印刷したもののこと。 |
念校の際に、直しの部分だけを抜き出して校正刷りを行うこと、または校正刷りをとることも指す。 |
本クロスとも言い、製本用クロスの一つ。ベースに布を使い、表面にでんぷん・塩化ビニール・ナイロンなどに顔料を混ぜて塗布し、カレンダー(光沢を付けること)をかけたり、型押しなどをして仕上げたもの。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
作業の際に僅かなズレが生じる為、ズレても白地が出ないように外トンボまで絵柄を続けておくこと。 |
絵柄や文字がある場合は最小でも3mmの塗り足しが必要となる。 |
陰画もしくはネガフィルムの略のこと。 |
明暗が反転している状態、またはそのフィルムを指す。 |
分解に際して出来る、ネガのピンホール状のゴミや傷、汚れを修正すること。 |
ネットワークプリンタとは、LANなどのネットワークに接続され、ネットワーク上の複数のユーザが利用できるように共有されたプリンタ。「共有プリンタ」とも呼ばれる。
プリンタを直接パソコンに接続してそのパソコンをネットワークに接続する場合と、「プリンタサーバ」などの名前で呼ばれる専用の装置を介して接続する場合がある。
また、プリンタ内部にプリンタサーバの機能を持たせておき、直接ネットワークに接続できるようになっているプリンタも存在する。
ネットワークが普及する以前には接続切り替え機などを使って擬似的にプリンタの共有を実現していたが、この方法では印刷が完了するまで切り替えができないため、一つの印刷が終わってからでないと他のコンピュータから印刷命令ができなかった。
ネットワークプリンタでは、複数のユーザから同時に印刷命令が出された場合には、一旦プリンタサーバにそのデータを格納しておいてから順番に印刷を実行していく仕組みになっているため、印刷をしている最中に他のコンピュータから印刷命令を受けても、混乱せず順序よく印刷を実行できる。
Mac OSやWindows 95以降などにはプリンタを共有する機能がOSに含まれているため、これを使って簡単にネットワークプリンタを実現することができる。
カレンダーなどで天の部分を帯状にベタ刷りし、その部分を製本する際、加熱・加圧して固定させる製本の方法。 |
製本に時間が掛かるが天金具を使用しない為、環境に良い製本の方法として注目されている。 |
熱溶融層を持つインキリボンや固定インキなどの熱転写媒体を使って、サーマルヘッド(発熱抵抗体)の加熱によって層が溶融し紙に転写する方式のプリンタでノンインパクト・プリンタの一種。ワープロプリンタだったのが、カラーDTPの出力装置として使われている。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
校了、責了の前、念の為に行う校正またはその校正紙のこと。再確認する場合に刷る校正刷りのことも指す。 |
本文以外の写真や図版などの画像につける説明文のこと。図版の大きさからはみ出さないで使用するのが一般的。「キャプション」「絵とき」ともいう。 |
NOALX™は、アルミ複合板やスチレンボードに代わる、画期的な環境にやさしいサイン用素材です。素材はPET複合材で表面は白マット調、直接インクジェット出力が可能です。施工の際は、両面テープやビス等で貼り付けします。
サイズ:1060/1370/1520mm × 30M
厚み:450μm(0.45mm)
色の濃い・薄いを指します。一般的に言う「色の濃淡」は明度・彩度に関わらず、白に近い色ほど淡く、遠い色ほど濃いとされており、明度・彩度の組合せ(トーン)によって決まってきます。
印刷では、CMYKの各インキの組み合わせで様々な色を再現していますが、インキ毎に0%〜100%まで濃度を指定しており、10~90%部分は、網点(アミ点)と呼ばれる点の集まりで表現しています。
濃度の低い部分では網点が小さいので紙の部分が多くなるため色が薄く、濃度の高い部分では網点が大きいのでインキ部分が多くなり、色が濃くなります。
校了、責了の前、念の為に行う校正またはその校正紙のこと。再確認する場合に刷る校正刷りのことも指す。 |
写真、平網、ベタ刷り部分に文字、記号、飾りケイ、線画などを刷り重ねること。 |
スミ文字は、普通、下色は取らないので,「スミ」とだけ指定する場合もある。下の色の上に刷り重ねる為、元のインキ色とは違う色で仕上がることが多い。 |
「オーバープリント」ともいう。 |
あらかじめ刷られている図柄の上に刷られた文字、チントや画線の上に重ねる文字をいう。 |
本の部位の呼称で、本の綴じ目、あるいは綴じ目に近い部分を指す。 |
反対側が小口となる。 |
見た目は、厚手のペットフィルムです。インクジェット作画媒体として開発された素材で、直接インクジェットプリンターでの印刷が可能。屋内だけではなく屋外でも使用できます。(※屋外短期用。1年程度。)軽量かつ環境にも優しい素材です。
本のページ番号・ページ数を表わす番号で普通は罫下の小口側に入る。 |
英語でナンバーと同じ意味を持つ独語。 |
写真などでハイライト部が画面の多くを占め、全体に明るい仕上がりのもの。 |
光の当たった雪景色といった、露出過度ではなく絵柄の主題が明るいもので、シャドウ部が無いということではない。 |
製版においては、暗部を低い濃度にして明るくすることをいう。 |
反対語:「ローキー」 |
2色以上の色の組み合わせのこと。DTPの現場でよく使用される用語です。
配色を決めるルールとして一般的に以下が挙げられます。
・補色:色相環の対局にある色相同士を組み合わせる
・モノトーン配色:同じ色相で明るさや彩度が違う組み合わせ
・グラデーション配色:グラデーションを使った配色
・マルチカラー配色:色相環を元にして決まったバランスで配色する方法
写真やイラスト画面の中の、特に明るい部分をいう。 |
最も明るい部分は、ハイエスト・ライト。 |
反対語:「シャドウ」 |
ある一定の濃度値のところから,完全にドッドをとばしたり,完全にベタとする。(ある原稿濃度以下を網点 0%にしてしまう機能) |
写真やイラスト原稿のハイライト部を強調したいときに、原稿の白地の部分へ網が掛からない様に製版すること。 |
仕上りは硬調になる。 |
写植の文字指定で、字間や行間を指定するときの単位。 |
単位はH。一歯送り1Hは0.25mm。 |
箔とは金、銀、銅、アルミなどの金属圧延した物を金属箔、顔料、染料に接着剤を混ぜて薄く紙の様に延ばしたものを色箔と呼ぶ。 |
箔押しに使用される。 |
書籍や印刷物の本文以外(余白部分)のところに入れた書名や章名・編名・節見出し・見出し・章のタイトルなどのこと。 |
ガラス・ウインドウに貼る用途のインクジェット作画媒体。通称ワンウェイフィルムと呼ばれる。
このフィルムにはたくさんの小孔があけられており、その穴によって一方からの視認性を確保できる。例えば、バスの窓・店舗ウインドウのガラス面の外側にこのシートを貼った場合、外側からはインクジェットに印刷された「イメージ」(=画像)が見え、内側からはフィルムの小孔を通して外の風景を見ることができる。(開口率約50%)
また、再剥離性能を有する粘着剤を使用しており、剥離時糊残りのしにくさも特徴である。
対象となる写真や模様の中に、別の写真や模様を入れること。製版作業は切り抜きで毛抜き合わせとなる。 |
チラシ・ポスター・葉書等のページ物ではない印刷物の総称。 |
印刷機の用紙の供給口の左右にあり、用紙の横方向の位置を合わせる装置のこと。 |
また、ミシン糸や糸かがりに使う針のことでもある。糸かがり用には、糸針・突き針・掛け針の3種類がある。 |
別に印刷して後から貼る奥付けのこと。 |
貼り奥ともいわれる。 |
針金を使って折丁やペラ丁、本を綴じることで、仮製本で使われる。 |
平綴じと中綴じがあるが平綴じに限定していわれることが多い。 |
本文の他に印刷・加工して印刷物に貼り込むこと。 |
1版分の印刷版を焼きつけるためにフィルムを集め、指定された位置に貼り込むこと。 |
印刷位置(見当)を合わせるために用紙を引く側の針。 |
一般には書籍・雑誌・印刷物の大きさを言う。一般にはJISP0138紙加工仕上げ寸法で規定されているが、規格外の寸法もある。
印刷物や用紙の仕上り寸法や大きさのこと。 |
A判、B判、菊判、四六判、ワイド判といったものがある。 |
ポスターや写真出力に最適なメディアです。インクジェット出力で写真のような仕上りになります。
全紙(B1・A1)を半分に切ったもの。B半裁とはB全判の二分の一(B2判)である。
写植・罫線など製版に必要な部品の総称。部品をページのレイアウト通りに配置し、画像の色や位置を指定し、製版の作業に掛かれる状態のものを「完全版下」という。 |
写真や紙に描かれたイラスト等で、原稿に反射した光で絵柄を見る印刷原稿。 |
写真の紙焼きしたものを反射原稿という。 |
2色以上の多色印刷で、各版がずれて製版または印刷されていることをいう。 |
文字や画像の輪郭がぼやけたり、塗り潰すはずのところに隙間が出来、紙の色が透けて見えたりする。 |
図版原稿の一番暗い部分の濃度を50%程度に下げて、全体のコントラストを小さくすること。 |
写真を半調にし、その写真の上に文字を乗せたりしてタイトルバックとして使われる。 |
レイアウトする際のテキストや画像を入れる基本範囲のこと。また、文章が組まれる部分のみについて指すこともある。 |
「はんめん」ともいう。 |
製版の基準寸法のこと。 |
断裁のときの裁落とし分を含んだ寸法。 |
写植原稿や写真製版などで画像の向きを左右逆の状態にしたり、ネガ画像をポジに、ポジ画像をネガにすることをいう。 |
コンピューターがデータを処理する為の基本単位。ビット(2進数の1ケタ)が8個並んだもの。また記憶装置の容量。メモリーの大きさや文字コードに割り当てたりする。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
プログラムやデータなどのファイル、別のメディアにコピーして保存すること。元のファイルを入れたディスクが壊れても、コピーしたファイルが残る。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
ライブハウスやステージの壁面に貼り付ける布製の旗のこと。バックドロップという名前に聞き覚えがなくても、ライブ幕やバンドフラッグというとイメージが付きやすいかもしれません。ライブハウスだとドラムセットの後ろに掲示されているケースが多いです。掲示しているだけでその場の雰囲気が締まります。
内照式のサインに使用されるPET素材のフィルムのことをバックライトフィルムと呼ぶことがあります。色は乳白色で、光を拡散する効果があります。
バラ印字とも言う。写植で、図版などの文字貼り込みのために、文字のみを印字すること。または、電算写植の出力機に搭載されていない書体、同一テーブルで出力できない書体を印字すること。組印字に対して言う。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
一枚一枚印刷内容を変えながら印刷すること。可変印刷ともいう。 |
バリアブルデータプリンティングを効率的に実現するためのデータフォーマットの総称。各プリンタメーカーが独自に開発し実装したものと、オープンフォーマットによりメーカーを問わず共通して利用できるものに大別される。オープンフォーマットで代表的なものには、PODiにより規格化されたPPMLがある。
ページ毎に異なるデータを印刷できるというオンデマンド印刷機のもつ最大の利点を生かした、可変情報印刷の呼称でVDPなどとも表記される。一般に印刷データはページ毎に独立したデータが作成されるが、ページ数が増加するに従いデータ量が膨大になる。そのため、バリアブルデータプリンティングでは各ページ内で、固定情報と可変情報を分離して処理し、固定情報部分は、一度データ処理が行われれば何度でも再利用し、可変情報のみを処理して重ね合わせていくといった効率的な処理が行われる。
接着性のあるポリエステルフィルムを印刷物に熱圧着する加工方法のこと。メニューや各種のカードに利用されている。 |
パステル調とはパステルで描いたような、明るくややグレーみを帯びた色のことをいい、顔料の粉をゴムや樹脂で固着し、ペースト状にしたものを乾燥させたものである。
パンクロマチックフィルムの略。 |
全ての色光に対して感光するフィルムで、製版カメラの撮影やスキャナの出力に使用される製版用フィルムの一種である。 |
仮とじの小冊子で、比較的ページ数の少ないページ物の印刷物。 |
印刷中に何らかのトラブルが発生し、印刷が中止された際に、印刷機内に搬送途中の用紙を排紙トレイから排出する機能。最近のオンデマンド印刷は、印刷機内の用紙搬送ベルト上に8枚~10枚の印刷中の用紙が載っているため、一度それらを排出することが必要となる。
ドキュメントを個人向けにすること。個別の顧客にアピールするテキストや画像を使用して、ドキュメントをカスタマイズすること。バリアブルデータプリンティングを、パーソナライズプリンティングなどと呼ぶことがある。
雲母粉末入りの不透明な特殊インキのひとつ。 |
インキの表面に金属分子が皮膜をつくり、金属的に輝くような光沢を出し、下刷りのインキの色は見えなくなる。 |
可視光の中の最小限の3色。 |
赤(レッド=R)、緑(グリーン=G)、青紫(ブルー=B)で、光の三原色はすべて加えて混ぜると白になる。 |
本や雑誌などで、ページを左に繰っていくことをいう。 |
横組みの本を左開きに製本する方法が常識である。表紙に対して左側を綴じることから左綴じとも言われる。 |
繊維や金属などが一定方向に引っ張られたときに、断裂せずに耐える限界の強度のこと。インクジェット作画媒体となる布製の素材の強度を示す一つの基準です。
紙の表面に顔料を塗工して滑らかにしていない紙全般のこと。 |
原料の化学パルプの混入率により、上質紙・中質紙・下級紙に分類される。 |
非木材紙とは、木材以外のパルプを原料に含む用紙のことを指す。
木材以外のパルプの原料には、主にケナフ・バガス(サトウキビの絞りカス)・竹・コットン・藁(わら)などが挙げられる。非木材紙はインキの乾きなどの印刷特性を優先する用紙ではなく、環境配慮(エコ)や原料に由来する用紙の風合いや手触りなどに重きを置いた用紙であるため、インキの乾きは一般的なコート紙より劣る面があり、総インキ量が多い濃い絵柄の場合、乾燥までに非常に多くの時間が掛かる。また、印刷の調整にも時間が掛かることが多く、余裕を持った納期・スケジュールで作業を行うことが薦められる。
日本印刷学会が定める印刷物や写真などを判定する色温度のこと。 |
一般的にはA光源・B光源・C光源がある。 |
A 光 源 白熱(タングステン)電灯の光 2854゚K |
B 光 源 太陽の直射光を代表するランプ 4870゚K |
C 光 源 青空の光を代表するランプ 6740゚K |
D65光 源 分光測色計の標準光源 6500゚K |
尚、印刷物の「色評価用蛍光灯」は、色温度が5000゚Kとなっている。 |
階調の無い、均一な濃度を持つ網点パターンのこと。 |
文字、図形、罫線などを網点で塗りつぶした平面でチントともいう。平網を掛けることを「網フセ」という。 |
印刷面に均一濃度でインクをのせること。 |
濃度はパーセントで指定する。 |
0から100%の間は、10~20%単位の指定が適当である。 |
多色印刷では網フセのかけ合わせで色を出す。 |
版を平らにして、円筒状の圧胴で圧力をかけて印刷すること。枚葉紙が印刷用紙として使用される。 |
厚手の雑誌などに見られるもので、本の背に近いノドの部分を針金で綴じて表紙をくるむ仮製本のこと。 |
タペストリーをお客様のご希望サイズにカットする際、高熱の刃でカット加工を行うことをヒートカットと言います。断面が一瞬溶け固まり硬くなります。ほつれ防止などのメリットがあります。
決められた書式が印刷された伝票類など。 |
コンピュータ上で作成されたデータをプリントする、フォーマット印刷済み伝票のみを指すこともあり、日本では一般的に後者をビジネスフォームと呼ぶことが多い。 |
文字を表わすフォントのうち、ドットの組み合せで表現したもの。サイズが小さければ比較的きれいな文字に表現されるが、決まったドットパターンで構成されているため、通常、それぞれのサイズに応じて、複数のセットがある。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
ビニール貼りと異なり、ニス引きとして行う加工。 |
ビニール引き用ニスには、塩化ビニール、酢酸ビニール、アクリル樹脂などがある。 |
ディスプレイやデジタル写真は点(ドット)の集合体のことをピクセル(画素)と言う。コンピュータで画像を扱うときの色情報 (色調や階調) を持つ最小単位、最小要素。一般的に映像素材で使用するサイズ表現である。
絵文字のことをピクトグラムといい、トイレや案内表示などをイラストを使って指示しているものをピクトサイン、略してピクトと表現することがあります。
PictBridgeとは、デジタルカメラとプリンタを直接接続して印刷するための通信規格。正式発表前には「DPS」の仮称で呼ばれていた。
デジカメで撮影した画像をプリンタで印刷するには、従来はいったんパソコンに保存しなければならなかったが、PictBridge対応の機器同士はUSBケーブルで接続して直接印刷を行うことができる。
デジカメ側で印刷設定(用紙サイズなど)を指定することができるほか、指定がない画像はプリンタ側の標準設定で印刷する機能もある。また、指定した画像を印刷するだけでなく、縮小した画像の一覧を印刷するインデックスプリント機能や、同一画像の複数枚プリント、日付入りプリントなど多彩な機能を利用することができる。
PictBridgeが提供する機能は、これまで各メーカーが自社製品同士でのみ利用可能な独自仕様で実現していたが、PictBridgeはこれを標準化し、異なるメーカーのデジタルカメラとプリンタを結ぶことができる。主要なメーカーが対応を表明しているため、今後は業界標準規格として普及が進むものと見られる。
印刷作業中に起こる印刷紙または印刷インキによる故障のひとつ。紙の毛羽だちもそのひとつである。 |
文字や画像信号のデータをビット情報・点(ドット)として平面に展開したもの。 |
Pre-Sensitized版の略。 |
オフセット印刷で使用する、あらかじめ感光剤が塗布されている版材。 |
ポジフィルムを焼付けるポジタイプとネガフィルムを焼付けるネガタイプがある。 |
凸版用のものはPS凸版という。 |
3M製インクジェットメディアの一種。印刷用フィルム。
長期用ペイントフィルムとして、モルタル壁のような表面に凹凸のある壁面にも貼付可能であるため、主に壁面サイン・壁面グラフィックスに使用される。
サイズ:1270mm×20m
Portable Document Formatの略。Adobe Acrobatを使って形成されるファイル形式、またはそのファイルのこと。あるアプリケーションで作成したドキュメントを |
PDF形式で保存することで、元のアプリケーションがない環境でも、Adobe Readerという無償のソフトを使ってその内容を確認したり、印刷することが可能 |
になる。現在、web上でドキュメントを公開する際のデータ形式として広く利用されている。 |
ページプリンタで印刷するとき、プリンタにページ単位で印刷イメージを指示する言語のこと。ページ全体をひとつのイメージとしてとらえ、ドットの位置を計算して印刷する方式をとる。代表的なPDLにはアドビ システムズ社のPostScriptがあるが、ほかにもページプリンタ・メーカーが独自に開発し自社製品に搭載しているPDLもある。 |
ファイルを転送するときの送信時間の短縮や、保管の際のディスク容量の節約などを目的に、ファイルのデータサイズを小さくすること。 |
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Adobe社のフォトレタッチソフト。 |
印刷業界では画像処理の標準ツールとして広く利用されている。 |
1つの書体の文字サイズごとに作られた大文字・小文字・数字・記号類のセットのことをいう。 |
コンピュータ画面上での表示では、ビットマップフォント・アウトラインフォントがある。 |
ハードディスクなどのメディアにデータを書き込めるように、物理的に状態を設定すること。新しいハードディスクを使うときには最初に行う。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
もともとは帳票印刷において開発された印刷技術。あらかじめ帳票フォーム(罫線などの台紙データ)をプリンタに登録しておき、印刷時に文字データと重ねて印刷することにより、罫線入りの量表を印刷することができる。同様の技術はバリアブル印刷機能に応用され、固定データをプリンタに登録し、各ページの可変データ(画像やテキスト)を印刷時に重ね合わせて印刷することができる。
原本のビジュアル原稿(写真、イラストなど)からデュープを取って原稿としたもの。 |
多面付けで刷版を焼き付けるために、ある製版フィルム(網ネガや網ポジ)から複製したフィルムのこと。 |
製版フィルムを切り貼りして、ひとつの原版にする場合にも使われる。 |
タペストリーやバナー等に棒やパイプを通すための箇所を袋状にする加工のこと。
輪郭だけで表した文字のこと。 |
「アウトライン」ともいう。 |
天然、再生、合成等の繊維を単独又は混合して接着剤などで接着して布状にしたシート。 |
対象の原稿を、平面に固定して読み取るスキャナのこと。 |
印刷の現場では、ドラム型スキャナが多く使われていたが、原稿の固定が簡単でな為にフラットベッドスキャナが普及しつつある。 |
網点や絵画等のエッジ部周辺に生ずる、ごく薄い濃度の部分(ボケ)をいう。 |
一般に網ポジや網ネガでは、その中心部の濃度が高く、周辺に行くほど濃度が減ってくるが、網点エッジ部ではボケたふちどりが出来る。 |
無料で使えるソフトウェア。開発者が個人的に作り、それを一般のユーザーにも使ってもらおうと配布する場合が多い。パソコン通信やCD-ROMなどから入手する。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
システムに異常が発生し、モニタが動かなくなる(固まる)こと。
樹脂やゴムなどの柔らかい弾性物質からなる凸状版に、液状インキを使用する凸版印刷方式のこと。 |
用途としては、プラスチックフィルムへの印刷や段ボールへの印刷に使われる。 |
本(書籍)の体裁をとっている小冊子のこと。 |
小型(パンフレットやカタログより小さい)の印刷物で、ページ数の少ないものを指す。 |
行頭に句読点が来るのを避ける為、行末の句読点を字詰めからはみ出して打つ処理のこと。 |
布製とゴム製のシートを重ねたシートで、オフセット印刷で印刷版のインキ画像を印刷物に再転移させる媒体として使われる。また、印刷機の圧胴に装着する緩衝材として使用される。 |
インキが乾く前に印刷物を重ねて置いたとき、インキの粘着力の為に印刷物どうしが接着してしまうこと。 |
表面加工を施した印刷物でも起こる現象なので、PP加工やプレス加工なども注意が必要。 |
印刷した用紙の重さで、用紙同士がくっついてしまう現象を「ブロッキング」と言います。
印刷機では、印刷された紙が次々と排出されます。特にオンデマンド印刷では、一秒間に数枚のペースで印刷されてるので、用紙が上に積み重ねられていくのですが、紙を取り出さずにそのまま続けると、乾燥前のインキが上の紙に裏移(インキが転移する)してしまうことで起こる現象です。
産業用紙に対して用いられる用語。筆記及び各種の印刷用紙を含んでおり、文化目的を持って使用される用紙の全てを指す。 |
P マークのこと。 |
個人情報の適切な管理が実施されている企業を示すマーク。 |
経済産業省の規準を満たした企業に対し,日本情報処理開発協会が発行する。広告やホームページなどで使用されている。 |
アプリケーションに組み込んで、機能を追加するソフトウェアのモジュール。
石膏を芯材として、両面と側面をボード用紙で被覆したボード。石膏ボードとも呼ばれる。主に建物の壁材として、内壁や天井に多く使われる。
カラースキャナの分解条件設定機のこと。 |
本番のスキャン前にソフトプルーフによるシミュレーションや濃度分析を行う。分析の結果、最終印刷物の再現を考慮し、最適分解条件を設定する。 |
カラー印刷の校正刷りを印刷するせずに、分解網ポジ・網ネガから写真的に作成される簡易校正方法。印刷会社の内部校正として使われることが多い。 |
オーバーレイ方式・トランスファー方式・電子写真方式がある。 |
企画・デザイン・写植・版下・製版など、印刷(press)の前(pre)の工程の総称をいう。 |
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プリンタ複合機とは、プリンタにスキャナやFAXなどの機能を統合した製品。
プリンタの筐体上部に原稿読み取り台を統合した形態が一般的で、単体でスキャナやプリンタとして利用できるほか、パソコンを介さずコピー機として機能するようになっているものが多い。電話回線の接続口を持ち、読み取った原稿をFAXで送信する機能を持った製品もある。
プリンタ部はインクジェットプリンタが多いが、高級機の中にはレーザープリンタになっているものもある。
それぞれ単体で購入するより安く、設置面積も狭くて済むうえ、簡易とは言えコピー機としても使えるため、日本の小規模事業者を中心に人気を博している。
プリンターに出力するときに、プリンターごとに設定が違うため専用ソフトウェアのプリンタードライバを作り、それを介して印刷する。PostScriptプリンタードライバとQuickDrawプリンタードライバがある。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
印刷物の表面加工のひとつ。 |
アクリル酢酸ビニール等の塗料で塗布したものを熱風乾燥し、鏡面版で圧力を加えることで光沢を出す。 |
ドキュメントの印刷時のイメージを画面で確認する機能。InDesignではテキストフィールドなどを非表示にするプレビューモードがある。Adobe Illustratorの場合は通常の表示画面がプレビューモードであり、 |
パスだけを表示するアウトライン(アートワーク)モードに画面を切り替えることもできる。 |
簡易校正システムの意味で、校正刷りを出す以前での内校用や、印刷までの時間が限られている仕事などに使われる。刷り物が得られるハードコピー方式にはオーバーレイ方式とサープリント方式があり、コンセンサスは後者である。この他に、カラーモニター上で確認する電子的色校正(ソフト方式)もある。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
プレート出力専用のイメージセッタのこと。 |
コンピュータで処理した情報を直接、刷版(プレート)に出力することができる。 |
4色カラーのオフセット印刷で使用する、C(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)K(ブラック) 基準4色インキのこと。 |
カラー印刷での標準色のこと。色を再現する為に用いる、C(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)K(ブラック)、の4色がプロセスカラーである。 |
プロッタとは、建築や機械などの図面データを出力する装置。プリンタが点の集合によるビットマップデータによって出力するのに対して、プロッタは直線や曲線の集合によるベクトルデータによって出力する。
ペンを使ってベクトルデータをそのまま出力するタイプをペンプロッタ、入力されたベクトルデータを点の集合に変換してビットマップデータ(ラスタデータ)を出力するラスタプロッタがある。
ペンプロッタに属するプロッタにはペンによって描画する(狭義の)ペンプロッタ、ペンの代わりにカッターを装着して紙をやフィルムを切り出すカッティングプロッタがある。
(狭義の)ペンプロッタには、ペンが上下に動いて描画するフラットベッド型と紙を前後に動かしてペンは左右にのみ動いて描画するフリクション型がある。
前者は後者よりも高い精度で描画することが可能だが、必要な設置スペースが大きく、価格も高くなる。
ラスタプロッタに属するプロッタにはインクジェットプリンタと同じ原理のインクジェットプロッタ、ドラムを帯電させて転写する静電プロッタ、レーザープリンタと同じ原理のレーザープロッタがある。
ラスタプロッタはペンプロッタに比べて画質は落ちるが、描画が高速であるという長所がある。
プロッタを制御する言語ではヒューレット・パッカード社のHP-GL(Hewlett-Packard Graphics Language)が業界標準となっている。
最近ではラスタプロッタを想定して作られたHP-GL/2も使われている。HP-GL/2はHP-GLに比べて高速でネットワークに対応していて、ロール紙を使った長尺図面の出力も可能となっている。
ただし、両者とも出力できるのはベクトルデータのみである。ラスタデータを出力するためにはHP RTL(Hewlett-Packard Raster Transfer Language)を使う。
シートを切り文字加工にカットするためのマシーンのこと。
ヘアライン加工を施した金属の表面を模したシートのこと。このシートをアルミ複合板等の化粧板の表面に貼り込むことで、金属製の看板のように見せることができる。もし本物の金属製の看板を製作する場合、①製作コストが高くなる、②重量があるため設置する壁が重さに耐えられない・万が一の落下時危険、といったデメリットがあるため、このヘアラインシートが代替案として採用されることが多々ある。
なお、ヘアライン加工とはステンレスやアルミといった金属等を単一方向へ平行に研磨する加工のことで、研磨しない状態よりも落ち着いた雰囲気や高級感を演出することが可能。サインや看板の他、表札の表面などにもよく使われている加工です。
3版式のひとつで、一般的にオフセット印刷のこという。 |
版に凹凸が無く、水と油が反発する性質を利用していることが大きな特徴。石版、リトグラフ、コロタイプも平版のひとつ。 |
凹凸の無い平らな版を用いて、画像部に印刷インキを塗布し、印刷用紙などの印刷物に転移させる印刷方式のこと。 |
PS版で印刷するオフセット印刷が一般的である。 |
写植機で変形レンズを使って、文字の上下、左右の比率や記号を変形したもの。 |
変形文字には、平たくした「平体(横長文字)」、縦長のもので「長体(縦長文字)」、斜めにしたものは「斜体(傾斜文字)」などがある。 |
網をかけないで色を刷ること。 |
ある一定の部分に濃淡や線・網を入れず、インキで塗りつぶして印刷することをいう。 |
台紙にはベタ刷りにする部分に輪郭のアタリケイを引いておくと良い。 |
校正刷り、本機刷りでのインキの最高濃度インキベタ濃度が変化すると中間部の調子も変化する為、インキベタ濃度の管理は大変重要となる。 |
Metacreations社開発のペイントソフト。 |
あたかもディスプレイがキャンバスのように、マウスを筆であるかのように操作が出来るアプリケーション。 |
ペインターの能力を引き出すツールとして、筆圧感知タブレットがある。 |
折り曲げていない枚葉の状態の、ページ物では無い1枚の印刷物のこと。または、200字詰め原稿用紙のことをいう。 |
ページプリンタに文字やイメージを印刷するためのプリンタ制御言語。 |
「キャッシュ」と呼ばれるメモリにページを保管すること。キャッシュは、頻繁にアクセスするデータ、または最近アクセスしたデータの一時的な保管場所として使用する。次にそのデータの一時的な保管場所として使用する。次にそのデータの要求があると、コンピュータはまずキャッシュをチェックするため、読み取り時間が大幅に短縮される。
ページプリンタとは、ページ単位で印刷を行うことができるプリンタの総称。現在ページプリンタと言えばほとんどが電子写真式のプリンタで、これにはレーザープリンタや、露光系にLED(発光ダイオード)を使うLEDプリンタが含まれる。シリアルプリンタやラインプリンタに比べ、高速で高品質な印刷が可能である。コンピュータからプリンタへ情報伝達する際は、ページ記述言語と呼ばれる言語で表現されたデータが送られ、これをプリンタ内部のマイクロプロセッサが解析して実際の印刷イメージを生成している。ほとんどのプリンタはページ記述言語としてAdobe Systems社のPostScriptを採用しているが、低価格の機種では独自の言語を使うものもある。
2ページ以上の印刷物や、ページ数が多い綴じ加工をした印刷物のこと。 |
原稿の記事や内容によって、ページ数やどの位置に配置するかを決めること。 |
香料を含むインキのこと。香料とか果物のエッセンスなどをインキ中に添加して、パンフレットなどの宣伝効果を高めるための印刷物に用いる。香料を多孔質のタルク等に含浸させマイクロカプセル化したものをインキ中に分散させたタイプが多くなっている。
このインキで印刷した印刷物は摩擦によってマイクロカプセルが壊れて芳香を発する。使用するまで香料が散逸しない利点がある。
加色法に基づいて、二つの色の光を混色して白色になる場合、その二つの光の色は互いに補色になる。 |
具体的な例として、赤(R)とシアン(C)、緑(G)とマゼンタ(M)、青紫(B)と黄(Y)は互いに補色である。 |
ページ物を刷る場合で、表面と裏面を違う刷版にして各々の面を印刷する方法のひとつ。 |
本来、校正刷りは専用の装置(校正機)を使用するが、仕上がりの状態を厳密に確認する必要がある場合や、大判のため校正機では刷れない場合などには、本番用の印刷機を使用して校正刷りを行うこと。 |
最終製品となる正式の用紙で、本刷りに用いる用紙。印刷会社では、試刷紙・校正紙・調肉紙などに対して使う。 |
校了になった版を下版し、実際に印刷機を使用して印刷すること。 |
「上製本」のこと。 |
本を糸綴じして化粧裁ちした後、表紙を付ける製本の仕方のことである。 |
条件として、本文が糸かがりされていること、見返しが必ず付いていること、表紙には芯紙があり皮革・印刷紙・クロスで表紙貼りされていること、小口の三方にチリが付いていることである。 |
見出し・リード文・図表・注・ネームなどを除いた主要な文章のこと。 |
また本文頁という場合は、書籍・雑誌などの付き物類(口絵や奥付・索引・前書き・後書き・扉など)を除いた主要な文章のことを指す。 |
レイアウトを済ませた割付用紙で、本割ともいわれる。複製したものでは無く原本のことを指す。 |
割付け用紙は文字原稿と一緒に写植・台紙部門、写真原稿と一緒に製版部門の両方へ同時に渡されることが多いため、一方には複製したものが送られる。 |
写植や活字で書体、字間、行間、字詰め、大きさだけを一定に設定して、組み込みや見出し等、ページアップを考えずにゲラ出しまで行うこと。割り付けが間に合わないと考えられる場合、校正で大量の直しが予想される場合などに行われる。 |
建物の外壁や軒裏について、建物の周囲で火災が発生した場合、外壁や軒裏から延焼被害から守るために一定の防火性能を持つ構造のこと。シートの一機能として説明書きされる。
売上カードの俗称で、書物に挿入されているカード。注文カードと表裏になっている短冊形で、書名、定価、発行所、書籍コード等が記入されており、書店が販売の整理に利用する。 |
同じ面積の色を複数配置した場合、他の色と比較して面積が大きく見える色調のことを「膨張色」という。 |
この現象が比較的多く起こるのが暖色系である。 |
文字の大きさの単位。 |
P、Ptとも略す。JIS規格でポイントが決められており、 |
1ポイントは0.3514mm(1インチの約1/72)である。 |
ネガを反転したもので写真の陽画もしくはポジフィルムの略のこと。オフセット印刷用刷版に主に使用される。 |
印刷の現場で写真原稿はリバーサルフィルムのことを指す。 |
米Adobe社が開発したページ記述言語。 |
長い実績を持ち、豊富なグラフィック機能とアウトラインフォントの採用したことにより、画面表示が自由でまたいろいろな出力機を選択出来る特長をもつ。 |
Adobe Systems社開発によるページ記述言語。Forthに似たスタック指向の言語体系で、出力デバイスに依存しない記述ができる。文字と図形を組み合わせた表現が可能。DTPソフトとして、広く使われている。命令コードはテキストファイルで、postscriptインタプリンタでプリンタ制御コードに変換して使われている。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
購買する時点に合わせて、消費者の購買意欲を向上させる為に使用する宣伝広告のひとつ。 |
インクジェット出力が出来る布地のメディア。のぼり、タペストリー、バナーなどに利用される。素材はポリエステル100%。
ポートレートモードとは、プリンタやワープロソフト、DTP業界などで使われる印刷用紙の向きの呼び方の一つで、短辺を水平に、長編を垂直にする置き方。いわゆる縦置き。
「ポートレート」(portrait)とは肖像画のこと。肖像画や人物写真は縦置きに印刷・現像するのが一般的なことからこのような呼称になったものと思われる。横置きのことは「ランドスケープモード」という。
印刷物を巻取り又は重ねた場合に、インキ皮膜に接した基体の背面部にインキ成分が移行して変色する状態。 |
A判、B判などひらばん(平判)として一定のサイズに裁断された印刷用紙。 |
用紙が1枚、2枚と数えられる状態なので「枚葉」という。 |
枚葉紙に印刷する印刷機を指し、凸版、オフセット、グラビアの名を冠するのが一般的。巻取り紙印刷機に対していう。 |
枚葉印刷機の給紙装置で、紙差しの際、紙の前辺の位置を定め、印刷の前後方向の見当を正しくする為の紙差しゲージ。 |
印刷物の折り方の一つで、折丁を作る際に一辺に平行に同じ方向に2回以上折る折り方。 |
切り揃えずロール状に巻いてある印刷用紙。輪転印刷機(ウェブ)にセットして使用するもの。 |
増刷すること。 |
所定の部数を刷った印刷物を、不足・追加などの理由で再び同一の版を刷って部数を増やすこという。 |
カラー印刷の製版・原稿を色分解する工程で、原稿から種々の方法でとったマスクを使用して色調や階調の修整・補正を写真的に行うこと。ネガマスク、ポジマスク、カメラバックなどがある。 |
写真製版の工程で、写真原稿や製版用の原板の必要な部分だけ露光し、不要な部分を被覆するように切り抜くこと。エアブラシなどで修整するとき使用するフィルムや紙のこともいう。 |
封筒や袋の厚みの部分のこと。 |
天マチ…天井部分の奥行きの事。 |
脇マチ…脇の奥行きの事。 |
底マチ…底の部分の奥行きの事。 |
表面の光沢を抑える加工をしたコート紙(塗工紙)の一種。
紙の表面に艶消し塗料を塗布する表面加工のこと。仕上げは、熱風乾燥する。 |
光沢のあるプロセスインキの上に重ね刷りすることで、光沢のないマット調の印刷物にするのがマットOPニス。 |
マットニスとも呼ぶ。 |
カラー原稿、モノクロ原稿など原稿の一部分を抜くことまたは抜いたものをいう。 |
総合的なメディアとして、デジタル化した文字・音声・映像データなどを複数組み合わせて利用されたメディアをいう。 |
マークを付けること。SGMLやHTMLでは、マークアップ言語と言う。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
書籍・雑誌などページの版面の周囲の(天地・左右の)余白。マージンの取り方には、経験則から編み出された「アンウインの法則」「モリスの法則」などがある。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
伝票、便箋、メモ帳等の背にマーブル(大理石)状の模様のテープを巻いて製本したもの。マーブルテープをマーブル巻き機で背をくるみ、必要な長さにカットする。 |
書籍の中身と表紙をつなぐために、表紙と裏表紙の内側の部分に貼られる紙で、中身を保護する大切な役目も持っている。また、表見返しと裏見返しの区別を判別出来るように印を付ける。 |
本や雑誌などで、ページを右に繰っていくことをいう。 |
縦組みの本を右開きに製本する方法が常識である。表紙に対して右側を綴じることから右綴じとも言われる。 |
切り取り易くする為に破線状に穴を穴を開けること。又は、空けたもの。ミシンで縫う場合に出来る穴に似ているところから言われる。 |
ミシンには、スロットミシン・丸ミシン・切り取りミシン・スリッターミシン・ラインミシン・マイクロミシン・印刷ミシン・折りミシン等がある。 |
シリコンなどのインキ反発性物質を刷版上の非画線部に形成することにより、画線部だけにインキが付着し印刷ができる。 |
ページ物を開いたときに左右(あるいは天地)に対となる2ページのこと。 |
ページ物のレイアウトは通常、1ページずつ設計するのではなく、見開き2ページを基本にして行う。 |
DTPにおいて、レイアウトソフトを使用する場合でも、ディスプレイのうえに見開き2ページを表示して行うようにする。 |
右開きの本の場合、左頁から始まり見開きで企画頁やタイトルなどが始まること。 |
貼るだけで簡単にできる粘着タイプのミラー(鏡)フィルム。商品上、ミラー面がブルーのマスキングフィルムで保護されており、施工時の傷を防いでくれる役割があります。 サイズは幅1,000mm×5mと幅1,000mm×25mの2種類。
鏡フィルム。粘着シートの一種で、ガラス等に貼ることでガラスを鏡として活用することができる。ミラー面がブルーのマスキングフィルムで保護されており、施工時の傷を防いでくれます。
和文書体のひとつ。縦線が太く、横線が細く、筆頭・筆端にアクセントがあり、特に終筆に「うろこ」と呼ばれる三画のセリフがついている。本来は漢字の書体だが、歴史的には、秀栄舎体・築地体と呼ばれる活字が、国内での明朝体の源流である。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
針金や糸等の綴じ材料を用いずに、接着剤だけで折丁・ペラ帳等の背を全て一体に接合し、中本と接合して本を綴じる製本方法。 |
台紙やレイアウト用紙を作るときはミーリング幅を考えるのが一般的。 |
明るさの度合いのことで、視覚的な色の明るさ、暗さを表わす。色を表す3属性のひとつである。 |
明度は黒から白まで11段階がある。 |
網ポジまたは網ネガをそのまま指定のサイズまで縮小することをいう。 |
看板製作で「メディア」と言った場合、多くは「インクジェットメディア」を指す。
インクジェットプリント用のフィルムや紙、布地など。
網ポジまたは網ネガをそのまま指定のサイズまで拡大することで、原稿などを拡大することを指す場合もある。大判の印刷物を作る時に比較的良く使われる。
通常はRAM(Random Access Memory)を意味する。CPUから直接、高速にアクセスできる記憶領域のこと。一時的な作業領域として、プログラムやデータを展開しておくために使われる。 |
一枚の用紙に複数面を付けて印刷した時、一部の面にキズや汚れ等ができてしまうこと。あるいは、キズやヨゴレ等がある面のこと。全部の面にキズや汚れ等がある場合は、ヤレとして使用しない。
面付けとは、刷版に対して印刷・断裁の都合を考えて、複数のパッケージを配置していくことを指します。またはパッケージを単数もしくは複数配置していくことを指します。2面付け、4面付け、8面付けというように使います。できあがる製品によって断ち落としのサイズを変更する場合が多々あります。印刷・抜き・むしり・貼りに関わる非常に重要な作業です。後に関わる工程の制限事項などを十分に把握して面付けを行わないと「印刷が安定しない」「印刷はできたが型抜きが出来ない(型抜きの作業効率が著しく悪い)」「不要部分がむしれない(加工時の品質に支障が出る)」などの問題が発生する場合もあります。用紙に目一杯面付けすれば良い!という理由ではないという事に注意です。
規則正しく配列された細かい点や線を、2種類以上重ね合わせた時にさまざまな斑紋が生じる現象をいう。交差角が15度より大きくするとモアレは出なくなる。印刷においては、モアレを防ぐために各色のスクリーン角度を30度づつ変える方法が取られる。
身近な例として、PC画面をスマートフォンのカメラで撮影するとムラのような光が現れるが、これもモアレ現象の一つである。スマートフォンの画面や出力物などにおけるビジュアルは小さな点の集合体で再現されており、それぞれの層が重なったときにデータ上では存在しないムラや線が出てしまうことがある。
原稿の割付けに従って、文字・記号類を組み合わせる作業をいう。 |
また、この作業で作られた版もしくは版下のことをも指す。 |
原稿の割付けに従って、文字・記号類を組み合わせる作業をいう。 |
また、この作業で作られた版もしくは版下のことをも指す。 |
あるフォントについて、その全ての文字の字形まで明確に定義されたもの。 |
主にDTPにおいて、ソフトウェアやハードウェアの規格の違いや不具合などで、入力された文字が他の文字や記号に置き換わって表示されたりプリントされたりする現象のこと。 |
スキャナの露光光源の光量を目的に応じて変調させる装置のこと。
パソコンのデジタル信号をアナログ信号に変えて一般の公衆回線で通信をするための装置。エラー訂正機能や圧縮機能を持っており、FAX機能を持つものもある。モデムの性能は通信速度、エラー訂正や圧縮レベルを表示する。
モノクロ原稿を4色印刷で出力する目的で、カラー分解することをいう。 |
カラーインキを刷り重ねる為、墨1色の場合より深みのある仕上がりが得られる。 |
平版の刷版を製版する場合、不要な絵柄、濃度管理用ケージ、見当合わせ用トンボ、汚れの原因になる非画線部など、原版で不必要な部分をマスクを使用して露光・消去すること。印刷するさいに、必要な画線部以外の汚れをできる限り除去するために焼き落とし作業を行う。 |
各種の記述記号を総合した通称のこと。 |
古くから記号活字を約物と呼んでいたことが基になっている。 |
印刷から加工・製本等の工程で使用不能となる印刷用紙のことを指す。 |
印刷用紙を発注する場合、失敗すると常識的な予備紙の補充がつかなくなる心配がある為、ヤレ分を1割程度見込むのが一般的。 |
ひとまとめの単位のことで、印刷機械では一組の版胴と圧胴によって1色刷りを行う印刷装置。オフセット印刷機では、版胴・ゴム胴・圧胴の3胴で一組となる。 |
主にポスター製作などに使用される素材。主材料がプラスチック製なので撥水性があり、一般的な紙素材よりも丈夫で折り目がつきにくい。そういった特徴から、雨など水に晒される場所などで、濡れたり湿度の影響を受けにくい印刷物を製作したい場合に重宝される素材。最近では、投票用紙にも使われていることで一時期注目された。
シャドー部分のCMYをスミ版に置き換えること。「下色除去」参照。Under Color Removal。
UCRの逆で,シャドー部のグレー成分をC色、M色、Y色の色成分に加えること。 |
シャドー部のグレーバランスが非常に良くない場合にグレーバランスを整える。 |
溶剤を用いたインクを使用するインクジェットプリンター。
水性インクは原則として塩ビなどのプラスチック質のものに印刷する事はできないため、水性インクジェットを塩ビやPETなどのメディアに対して印刷する場合は、「受理層」などと呼ばれる、水性インクを留まらせる粉質の層が必要になる。
それとは対照的に、溶剤系インクジェットはプラスチック質のメディアに直接印刷できることが最大の特徴。
西洋式の製紙方法で作られる紙を言う。 |
現在流通している紙の大半は洋紙。 |
反対語:「和紙」 |
使用可能な用紙の厚さを表す。一般的には坪量(gsm又はg/㎡)が使われる。まれに連量(Kg)表記もある。
印刷の仕上がりに欠くことができない、紙やインキなどの印刷材料に求められる性質。 |
枚葉給紙方式のオンデマンド印刷機において、用紙をベルト上に載せて搬送する方法をベルト搬送方式と呼ぶ。ドラムに巻きつけて搬送する方法と比較して、用紙位置精度などを高められるメリットがある。用紙が巻きつけられずにまっすぐ搬送されるため、ストレートペーパーバス方式などとも呼ばれる。またベルトへの吸着の方法は静電気を用いるものなど様々である。
枚葉印刷機で印刷する場合、紙を版に対して一定の位置に正しく置き定め、印刷の左右方向の見当を正確にあわせるため、紙差しのさい、紙の横縁の位置を決める当て。一般印刷機の場合、まず前当てに紙のくうえ端を当て、つぎに横当てに紙の横縁を当てる。この場合、紙の縦横の直角度の正確な方を使用するため、印刷機の操作側の横当てに引いて当てる場合と、駆動側の横当てに押して当てる場合とある。 |
一般的には標準4色CMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)に分けた印刷版(刷版)を作ることでカラー印刷が出来る。 |
カラー原稿をシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色に色分解し、ネガフィルムが作られる。 |
カラー原稿を4色印刷する場合、CMYKのポジあるいはネガ、各版に色分解することをいう。 |
凸版やオフセット印刷機のインキ装置においてゴムローラーと組み合わせてインキ練りを行うための金属ローラー
テーブルの表面にすりガラスをはめて、内部に蛍光灯をつけた机。
ラインプリンタとは、1行ずつ印刷していくプリンタの総称。シリアルプリンタよりも高速な印刷が可能。業務用のものがほとんで、オフィスコンピュータ(オフコン)やメインフレームなどに接続して使われる。パソコンではほとんど利用されていない。
ページ物を丁合いする際、折丁の一部が足りないまま製本された状態、または印刷物が指定の部数だけ完成しないこと。 |
製本時、注文部数だけできなかった場合、折丁の不足分を追加刷りして不足部数の製本行うこと。 |
高速輪転印刷をするとき、版胴に巻きつける凸版であり、薄い金属版および感光性樹脂版が用いられている。
ラテックスインクは水性インクの一種ですが、優れた対候・耐水性が特徴で、屋外用途でも使用できる品質です。ファブリックやターポリン、コート紙や和紙などのさまざまな素材に印刷できるため汎用性が高く、また臭いや有害成分が少ないため、屋内の飲食店や商業施設でも安心してご利用いただくことができます。
デザイナーが仕上がりのイメージをクライアントに理解してもらう為に作成する写真・イラスト・文字の位置・大きさをラフに指定したカンプ。 |
写真やイラストは他の印刷物で使用しイメージに近いものをダミーで使用するなどカンプより完成度は低い。 |
製本作業上の誤りの一つ。丁合いした時、一冊分の折本のある部分が順序不同になった場合をいう。
ランドスケープモードとは、プリンタやワープロソフト、DTP業界などで使われる印刷用紙の向きの呼び方の一つで、長辺を水平に、短辺を垂直にする置き方。いわゆる横置き。
「ランドスケープ」(landscape)とは風景(画)のこと。風景画や風景写真は横置きに印刷・現像するのが一般的なことからこのような呼称になったものと思われる。縦置きのことは「ポートレートモード」という。
PETボトルから作った循環型インクジェットメディア。環境にやさしいエコロジーインクジェットメディアです。使用後はRPF固形燃料としてさらなるリサイクルが可能です。
リス型フィルム。英語表記ではlith film。写真製版用の白黒フィルムのことで、諧調が無く白黒の色がはっきりしているもの。現在では代替品の登場によりあまり使われなくなってきている。
かつては、平版印刷と同義であったが、現在では石版石を版材とする平版印刷を意味することが多い。
立体画像を再現する印刷。アナグリフ法、レンティキュラーレンズ法、ホログラフィーなどがある。
元々はMicrosoft Wordで出力が可能な文字、サイズ、色などの出力情報を含んだデータ形式。現在ではWindowsソフトのHELPファイルを作成する際の標準フォーマットとなっている。
リッチブラックとは墨インキ(K)にCMYのインキを加えた黒色のことです。墨インキだけでは表現できない、深みのある黒を表現することができます。一般的には、K100%にCMYをそれぞれ40%プラスしたリッチブラック(C40% M40% Y40% K100%)がよく使われます。
印刷の際、黒色はスミベタ(K100%)で表現することができますが、リッチブラックの方が美しくしっとりとした深みのある黒に仕上がるといわれます。文字や細かいオブジェクトにリッチブラックを使用すると見当ズレが起こりやすくなるので、黒色にしたい面積が大きい場合にリッチブラックが使われます。塗り潰しはリッチブラック、文字や細かい部分はスミベタなど使い分けが必要です。
反転現像によってポジ像が得られるフィルムのことをいう。スライドで使用されるのもの一つにリバーサルフィルムがある。他の呼び方として、カラーリバーサル・ポジフィルムともいわれる。 |
原稿濃度の網点を全て同じパーセントにする機能のこと。出力機に搭載されている。
一度使用した広告や図版などを保存しておき、他に流用すること。
新たに印刷物を作る時に再利用される、過去の印刷物で使用された製版用フィルムのこと。例えばフォグラスのすりガラス調フィルムなどは、インクジェット出力せず、フィルムとラミネートの組み合わせた状態のフィルムを保管し、他の案件に流用することもある。
1回の印刷通しで表と裏両面を印刷する印刷機。巻き取り印刷機の表裏印刷は普通であるので、一般に枚葉紙印刷機をさす。
書き直す(rewrite)こと。文章を読み易く、正しい表現に直す為に原稿を書き直すことや、新たに文章を加えたり削除したりして修正すること。
DTPではおもにレイアウトデータに配置された画像データとレイアウトデータがひもづけられている状態。又は、ページレイアウトソフトの画像ボックスに外部から画像ファイルが読み込まれている状態のこと。 |
印刷用紙と刷版を版胴といわれる円筒の表面に取り付け、両者を一方向に連続回転させ印刷する方式。 |
大量部数を印刷する時は輪転印刷を行ない、巻取紙を使う。印刷装置を2組以上設けて多色刷りや、表裏両面刷りが可能となる。 |
版式により、活版輪転機(凸版輪転機)、オフセット輪転機、グラビア輪転機がある。 |
パンフレットやカタログ・チラシで用いられる、一枚物または本では無い、2・3度折った程度の印刷物のこと。 |
文章原稿で漢字の上や横に添える振り仮名のこと。振り仮名活字として作られた小形活字(7号、5.5ポイント相当)かが、欧文活字の宝石のルビーの大きさに近かったのでこのように呼ばれている。 |
デザイン、編集、広告において、文章や写真・イラスト・図版・記号などの各原稿を、紙面でどの様に効果的に配置するか指定すること。美的、可読性、注目性、調和、統一などを考慮する。 |
「割付け」と同義語で使われる場合があるが、ビジュアル中心に言う場合にでは、「レイアウト」と言われることが多い。 |
電子写真方式は感光体上への帯電をベースしてイメージングを行うため、温度に対して非常に敏感である。そのため、各印刷機は冷却装置を内蔵して印刷機内を一定の温度に保っている。一種のエアコンを内蔵し空冷方式を採用しているメーカーがほとんどであるが、HP indigo社のみ水冷方式が用いられている。
印刷で用紙の一方向を複数の色で刷り分け、かつ隣り合った色間をにじませ虹色のように表現する方法。印刷機のインキ壺内に複数の堰を作り複数色のインキを各々の堰で仕切られた区画に入れ、インキ装置の横振りを止め隣あったインキの境界をにじませて印刷する。 |
見当合わせに用いるマーク。4色の色および原版を重ねたとき、その位置精度が正確に重なっているかを目視およびルーペを使用した目視で確認するためのマーク。
修正すること。
文字や画像の修正、分解されたフィルムの色の調子を整えたり、汚れやキズを手作業で補修すること。
特に、印刷物をより効果的に仕上げるために、写真原稿の色や調子について網ポジ、または網ネガフィルム上で手工的に修正作業をすることをレタッチと呼んでいる。
複数色の変化が滑らかに続いていること。白黒の2階調ではなく、濃淡の段階が無限に存在していることをいう。 |
印刷インキを製造する機械の総称。顔料をビヒクル中に練和分散させる機械で、代表的なものは3本ローラーミルで主として粘度の高いオフセットインキの製造に用いる。 |
用紙一連あたり(板紙:100枚、一般紙:1,000枚)の重量のことで、紙の重さをキログラム(Kg)単位で表したもの。組成が同じ場合、紙の厚さに比例する。 |
誘導放出による光増幅( Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation)の頭文字Laserをとったものをいう。 |
単波長で位相のそろった光であるため、減衰・拡散しにくい強い光が得られる。位相や波長が揃っているのが特徴。 |
レーザープリンタは、レーザービーム(使用消耗品はトナーカートリッジ゙という。)を用いることからその名がついている。 |
レーザー光によって描いたイメージを、トナーという粉末インクで紙に定着させる電子写真式のプリンター。高速で印刷の品質も高く、音も静かといったメリットがある。反面、価格面でも、インクジェットプリンターより高くついてしまうことが多い。 |
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文字や各種タイトル・商標・社標を組み合わせてデザインしたもののことで、本来は活字の意味を指す。 |
ロゴタイプのデザインには商標権や著作権があるので、無断で使用すると著作者から訴えられる場合がある。 |
ローカルプリンタとは、シリアルポートやパラレルポート、USBポートなどを通して、手元のコンピュータと直結しているプリンタ。他のコンピュータが管理し、手元のコンピュータとはネットワーク経由で接続されている「ネットワークプリンタ」と区別する場合によく用いられる用語である。
写真やイラストで、画面の多くをシャドウ部分で占めているものをいい、中間調もきちんと出ているのが特徴。
夜のガード下,黒バックの黒ネコなどの絵柄のことで、露光不足ではなく絵柄の主題が暗いもの。 |
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シリンダー状のスクリーン版を使用し、被印刷体の移動にあわせて版を回転して印刷するスクリーン印刷機。印刷速度が速く、継ぎ目のないシームレスの画線を印刷できる。 |
いわゆる雑誌などで使われているAB判サイズで、天地の長さがB5判の縦寸法(257 mm)、左右の長さがA4判の横寸法(210 mm)となる。 |
彫刻凹版などの印刷において、版面に着けた余分なインキを拭き取ること。凹版輪転印刷機においては、インキ着けされた版面がワイピングペーパーの巻き取り紙にこすられて版面の過剰インキが除去される。 |
主な原料は、三椏(ミツマタ 沈丁花科)、雁皮(ガンピ沈丁花科の落葉樹木)、楮(コウゾ 桑科の樹木)。日本の伝統的な手漉き紙で、産地の名前がつけられた多種の和紙がある。また、手漉き紙の他、機械すき和紙もある。 |
文字や写真・イラスト、図、表、写真などの配置、大きさ、色などを印刷企画に従って、指定すること。 |
もしくは、その内容を表示するもの。 |
「割付図」とは、施工図の一種。レイアウト図と呼ばれる場合もあります。施工図とは、設計図に基づいて実際に仕事ができるよう、細部を図示した工事用図面のことである。タイルや石、仕上げボード、サイディング、床目地などの位置を正確に決めることを割付と言う。割付では、それぞれの物が意匠的に美しく配置されるように位置を決める。タイルが半端に余らないように貼り付け面を目地で調節して割付することは特にタイル割りと呼ぶ。コンクリート打ちっぱなしのデザインにする場合には、木コンの位置も割付して割付図に示さなければならない。
書籍・雑誌、カタログといった、文章や写真・イラスト、見出しの割りつけに使う為の用紙。 |
頁物のになると、見開きニ頁分を1枚と考える。 |
実際につくるものよりひと回り大きい用紙に、仕上がり線や裁ち代が印刷されている。 |
定期刊行物などは、版面、ノンブル位置なども決まっている為、市販のものを使わず、あらかじめ印刷しておく割付け用紙を使う場合が多い。 |
薄藍が刷り色として使われる。 |
カーボン原紙にカーボンインキを全面塗布して作った複写紙であり、1回ごとの使い捨てである。 |
底の四方のうち2ヶ所を貼り合わせて起こすと自動的に底が組み上がる構造の箱のこと。ラインで利用されることが多い底形状で、梱包資材からPOP用の小さな箱まで様々な用途で使用されています。
コピー用紙などの紙類を包装する用紙のこと。一般的にはクラフト紙で作られており、内側に防水加工を施してあるため、紙質が強い上に防湿性ももっている。
ESC/P 【 Epson Standard Code for Printer 】
ESC/Pとは、セイコーエプソンが開発したプリンタ制御コードの体系。同社のドットインパクトプリンタに最初に搭載され、その後他社も採用したため、事実上の業界標準となっている。後継規格に、国内で多く普及していたNECのPC-PRシリーズのプリンタも制御できるようにしたESC/Pスーパーや、ページプリンタ用のESC/Pageなどがある。
インクジェット出力可能なフィルムの一種で、屋外の路面・フロアに適している素材。アクリル樹脂製で、強力グリップの路面用途のフィルム。摩擦係数が高い。溶剤、UVで印刷可能。
米Aldus社が開発したビットマップ画像のためのファイルフォーマット。 |
詳細な画像情報をもつため再現性は良いが、ファイルサイズは大きくなる。 |
軽オフセット印刷などで使われる紙の刷版。耐刷は2,000枚前後。 |
フィルム・ネガ上の、針の先で突いた様なごく小さな白い点のこと。 |
原稿の汚れやゴミが原因で、小さくインキのつかなかった部分をいう。 |
UV印刷可能な装飾用素材の一種。ベース素材にアルミを使用している為、自在に「折る」「曲げる」「型取る」「形状キープ」が可能です。ステージやテレビセット・展示会・やイベント、ショップのウィンドウ装飾、模型製作など様々なものに活用可能です。 また、再成型が可能な為、移動式セットや現場での手直しにも理想的な素材と言えます。
メッシュとは、糸やひもなどの素材を網目状に編み込んだ素材のことで、主に幕の素材として使われる。風抜きができる素材なので、工事現場の足場に括り付けるための幕などに使用することが多い。各メーカー、インクジェットで印刷できる素材も増えてきている。
表面加工のひとつで、紙の表面に紫外線硬化型の塗料を塗布し、紫外線を当てて硬化させる。光沢をもち、耐摩・耐熱・耐薬品性に優れている。 |
中質紙に1平方メートル当たり両面で12g以下の塗料を施した塗工紙の総称。(「印刷用語辞典」日本印刷出版株式会社より)
小切手、証券、紙幣などの改ざん、偽造防止を目的として用いられるインキ。 |
C、M、Y3色のインキの量を調整して理想的なグレーを再現するためのバランスを言う。 |
丁合い機の一種類で巻き取り状の用紙を複数枚重ねる機械。おもにフォーム印刷の製品仕上げに用いる。
1220のコンプライ版。
コンプライとは糊面に切れ目のような線が入っており、エアー抜けしやすいように作ってある仕様の事です。
通常の1220より貼りやすくなっています!
3Mスコッチカルインクジェットフィルム 屋外用のインクジェットフィルムになります。
特徴
・貼りやすいコシのあるフィルム
・平面な場所への施工が向いているフィルム
・再剥離性がある
材質:ポリ塩化ビニル
耐候年数:約3年
耐候年数の数値はメーカーの試験結果に基づく予想される年数であり、保証年数ではありません。
3Mスコッチカルフィルム 屋内外サイン用インクジェットフィルム
特徴:平面の部分への貼り付けに適しています。
材質:ポリ塩化ビニル
耐候年数:約4年
耐候性年数の数値はメーカーの試験結果に基づく予想される年数であり、
保証年数ではありません。
デモンストレーション機械の略。新商品を開発前にサンプル品として作った機械の事をそのように呼ぶことがある。
ファイルの受信・送信をするWebサービスのこと。所定のWebサーバにアップロードしたファイルを、送信者から通知されたリンク先よりダウンロードする方式。メールよりも、大容量データを安全・ 簡単・確実・スピーディーに送ることができる場合がある。メールの誤送信防止対策にもなる。
3M™スコッチカル™グラフィックフィルム。平面および緩やかな2次曲面への施工が可能です。フィルム色が透明で、インクジェットプリンターの作画媒体。
透明素材を活かした壁面への使用が多く、例えば木材壁面に対し、白インクを使用した切り文字風の意匠を貼ることにより貼り付け基材の風合いを生かしたサイン制作が可能です。
IJ4158又はIJ4137との組み合わせにより、1年の対候性を有します。
参考:40C-114R
抗菌用のラミネートです。
主にエスカレーターの手すりラッピングする際の専用ラミネートとして使われます。
最近では抗菌フィルムの需要が高まり、180mc114(透明)+4858Eの組み合わせで
卓上や透明のアクリル、窓面等にラッピングできる仕様になっております。
エレベーターのボタン部分等、特に手が触れる箇所に向けてのご提案をさせていただいております。
プレ・センシタイズの略で、平版オフセット印刷で使われる印刷版(刷版)で主として用いられているもの。薄いアルミの板にあらかじめ感光液が塗布してあり、ポジ・ネガの両タイプがある。耐刷力も大きく、比較的安価なため使い捨てができるなどのメリットがある。普通、校正刷りと本刷りでは別々の刷版が作られる。
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