規則正しく配列された細かい点や線を、2種類以上重ね合わせた時にさまざまな斑紋が生じる現象をいう。交差角が15度より大きくするとモアレは出なくなる。印刷においては、モアレを防ぐために各色のスクリーン角度を30度づつ変える方法が取られる。
身近な例として、PC画面をスマートフォンのカメラで撮影するとムラのような光が現れるが、これもモアレ現象の一つである。スマートフォンの画面や出力物などにおけるビジュアルは小さな点の集合体で再現されており、それぞれの層が重なったときにデータ上では存在しないムラや線が出てしまうことがある。