IPP 【 Internet Printing Protocol 】
IPPとは、インターネットなどのTCP/IPネットワークを通じて印刷データの送受信や印刷機器の制御を行うプロトコル。インターネットに関する技術標準を制定するIETFによって、RFC 2565~2569として標準化された。
IPPの大きな特徴として、Webブラウザなどが使うHTTPプロトコルを用いてネットワーク上のプリンタに印刷を指示できるようになっている。インターネットを通じて遠隔地のプリンタにデータを送って印刷することもでき、FAXの代わりのように使える。
ただし、見知らぬ第三者に勝手に使われないよう、IPP対応機器やソフトウェアにはユーザ認証などの制限機構が組み込まれている。相手のプリンタの種類にもよるが、IPPで直接文書を送付する方がFAXよりも安く、簡単に、はるかに優れた画質で印刷ができる。