カラーレーザープリンタとは、カラー印刷が可能なレーザープリンタ。基本的な原理はモノクロのレーザープリンタと変わらない。レーザー光を利用して感光体にトナー(黒炭の粉)を付着させ、それを熱と圧力で紙に転写して印刷を行う。こうした原理はフルカラーコピー機とも共通である。
コンピュータから送られてくるデータをページ単位で画像イメージに組み立て、そのイメージに従ってドラムと呼ばれる感光体にレーザーを照射、トナーを付着させる。これを熱してトナーを溶かし、紙に押し付けて印刷を行う。印刷に使用するトナーは、商業印刷と同じCMYKの4色が主流である。各色成分別に上記のプロセスを4回繰り返して出力するため、印刷時間もランニングコストもモノクロプリンタの4倍かかる。
カラーレーザープリンタは小型化・低価格化が進んだ結果、最近では業務用プリンタの中心となっており、個人で使用している場合も稀に見られる。以前は印刷速度の遅さが問題とされていたが、現在ではその問題もほぼ解消されている。