壁用マテリアルの出力事例
壁用マテリアルの出力事例です。
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【壁】ディスプレイ用什器ラッピング 木製什器
- 素材・媒体
- サイン用途 糊付き白シート マット(艶無)ラミネート 屋外対候性5年 二次・三次曲面対応 オリジナル印刷可 裏面が白色(粘着剤)
- 出力機
- JV300
- 納期
- 1週間
- サイズ
- H800×W9000mm(什器一周)
- 参考価格
- 非公開
商品ディスプレイ用什器(木製)のシートラッピングを行いました。デザインはクライアントより完全データを支給いただき、当社はシート製作と施工を担当させていただきました。
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■クライアント課題・当社からの提案
今回は、店舗内にある商品ディスプレイ用木製什器のラッピングのご依頼をいただきました。店舗の落ち着いた雰囲気を演出するため、マットブラック色への模様替えです。
元々の什器の表層はオーク色で、一般的な家具と同様研磨とニスでつるつるに整えられている状態。(粘着シートを貼るには最適な表面です!)
二次・三次曲面は無いものの什器の角でシートが曲がる箇所があるため、将来的にその部分が浮いてきてしまう懸念を払しょくするため、(二次・三次)曲面に長期間しっかりと粘着面が追従するシートを提案し、ご採用いただいた流れです。
ちなみに、当然ですが全ての什器ラッピングにおいてこの提案が当てはまるわけではありません。
例えば今回のようなケースでも、仮に「短期使用」前提だとしたら当シートを採用したらコスト面で割高になってしまいます。他にも、長期使用前提だが「極力初期費用を抑える」といったことを第一条件とした場合には、製作面ではシート材料費自体を下げて、施工面では角をシートで巻き込まず面ごとに貼るといった方法を採用した方がトータルで見て最適な場合もあります。(ただしこの場合、巻き込む方法よりも見た目が劣っていたり、角から剥がれやすいというリスクがあります。)
いずれにせよ、こういったメリット・デメリットをきちんと理解した上でシート選定をするということが重要です。お客様のご意向を丁寧にくみ取りながら、お客様自身がしっかりと納得して最適なシートを選定いただけるようサポート致します。
■製品について
製作したシートは、インクジェット出力メディア(ベースフィルム)とラミネートを組み合わせた製品です。
構造としては、ベースフィルムにインクジェット出力をして、その上から高級マットラミを貼り合わせたものです。
こちらの組み合わせのシートは、メーカー測定値により屋外対候性5年を有するとされています(保証値ではありません)。今回は屋内で使用するため、通常使用(故意に剥がされたり、過度に水をかけられたり、薬剤をかけられる等以外)の範囲内では、5年以上の美観維持が期待できます。
店舗名以外は濃いグレーのベタ色で、大型出力時ムラが出来やすいため、出力スピードを遅くしたり出力機の設定を調整することで課題を解決しました。
■施工について
商業施設全体の閉店後に作業を行っております。この什器へのラッピング施工に関しては、2人工にて2~3時間強程度の作業時間でした。