壁用マテリアルの出力事例
壁用マテリアルの出力事例です。
-
【壁】壁面シート パネル用シート 意匠貼り換え
- 素材・媒体
- PET素材の平判+屋外垂直サイン用白塩ビシート+屋外垂直サイン用マットラミ(屋外対候3年)の組み合わせを両面テープで設置
- 出力機
- EPSON SC-80650
- 納期
- データ入稿~施工まで2週間
- サイズ
- 約1000mm角
- 参考価格
- 約\10,000_/1枚+施工費\35,000
施設建物入口に設置されているパネルの意匠変更を行いました。意匠のデザインはクライアントからの完全支給、当社はシート製作から取り付け施工まで行っております。
関連リンク:
壁面シート広告の効用に関するページ
■クライアント紹介
渋谷区に位置する駐日デンマーク王国大使館様です。基本的な大使館の役割をベースに、日本に向けたデンマークの広報文化活動や、外交施策として日本企業への支援などを展開していらっしゃいます。
■クライアント課題・当社からの提案
今回のエントランスの意匠貼り換えは、約1年ごとに継続実施されており、いつもリピート頂いている案件です。
デンマーク王国大使館様は渋谷区の旧山手通り沿いに位置しています。当該エントランスパネルはその通りに面しており、歩行者や車両に対し、サインを通して啓蒙することが出来ます。
意匠シートを貼り付ける面は金属製。平滑(つるつる)かつ平面の盤面です。両面テープによる定期的な貼り換えを前提とした、媒体の素材選定をされています。
意匠貼り換えのご依頼を頂いた当初、通常であれば糊有のインクジェット出力シート(再剥離性有)をそのまま貼る仕様を提案したのですが、現地調査の結果シートがやや接着不良であったため、既存の仕様に倣いPET素材を最下層に貼り合わせる仕様を採用いただきました。(この加工をマウント加工といいます)
なお、今回採用したインクジェット出力媒体となる屋外垂直サイン用白塩ビシートは、「銅、真鍮、スズ」の貼り付け基材に対し「粘着剤変質」を起こす可能性があるため、メーカーにより「施工不可」とされています。素材の分からない金属製の基材にシートを貼り込む場合、現地調査でテスト施工と貼付不可基材の確認が必須です。
関連用語:
ポリマウント加工
■製品について
基材に貼り付けるための両面テープを除き、意匠部分の素材は3層構造。上から屋外垂直サイン用マットラミ、屋外垂直サイン用糊付き白塩ビフィルム(デザインをインクジェット出力するシート層です)、PET素材(透明)の平判という構造になります。このラミネートと塩ビフィルム、指定インク使用の組み合わせにより、屋外対候3年を有するとされています。(※代表値であり、保証値ではありません)
出力機は当社保有のEPSON SC-80650を使用しています。
上記で記載した通り、PET素材を最下層に敷くことをポリマウント加工といいます。この加工はアドピラー広告など駅広告の印刷物にも多々採用されるもので、貼り付け基材の形状を表出させず、また印刷物に張りをもたせることが出来るので、美観向上にも繋がります。
関連ページ:
EPSON SC-80650
■施工について
PETの裏に、四辺+十文字に両面テープを貼り込み、基材に貼り付けています。1人工にて2時間程度の作業時間でした。